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自分の記憶力を過信しすぎている
自分は比較的、見たり聞いたりしたことを片っ端から忘れていくことに自信がある。自慢ではない。
読んだ本のあらすじは数日経つとほぼ話せないレベルまで霞んでしまうことが多いし、見た映画のストーリーも翌日には半分くらいは忘れている。あんなに夢中になって見ていたドラマもアニメも、一週間経てば「あれして、これして、こうした」くらいのことしか話せなくなっている。
そんなもんでしょ、と思うのではあるが、自分は一時期(比較的最近まで)それが悲しくなってしまう時期があった。なんで覚えていられないんだろう。あんなに楽しかったのに…と。
でも、理由としては簡単なのだ。「読みっぱなし」「見っぱなし」で、そのあとに記録したり、考えたりしないから覚えていられないのだ、きっと。
あそこのシーンの何が面白かったとか、このセリフがすごく心に刺さったとか、ストーリー構成の何に感心したかとか、役者や声優は誰だとか。そういうことを見ながら、読みながらあまり考えず、「あー楽しかった」で済ませているから、すぐ記憶から薄れていく。それだけである。
あと、一回見たり読んだりしたものをそのままそっくり覚えていられるはずもない。それがすべてのことにできたら自分は天才である。事あるごとに自分が見返している映画「めがね」ですら、今思い出そうとしてもストーリーを説明するのに難儀するくらいだ。一度さらっと読んだ物語のあらすじをしばらく経っても覚えているなんて、よほど衝撃的なことがないかぎりは、たぶんない。
最近、結構色々なことに対して「自分は自分の能力を過信しすぎているのでは」と思うことが多くなった。自己評価が昔から高すぎたのだと思う。というか、昔はきっちり努力していたのに、それに見合う努力をしないで成果を求めることが多くなってしまったんじゃないかと思う。思えば、気が向いたことですら努力を避けようとするのは昔からの自分の癖でもある。長続きしたのは受験のための勉強と、今も続けている筋トレくらいだ。
そして、多分自分は「自分が要求レベルに達する努力をしていない」ことを把握していて、それをストレスに思っている。
もう一度、観念して努力を積み上げるように自分の行動を変える節目に来ているんだと思う。20代のうちに解決しきれなかったことだ。
驕らず、へりくだらず、淡々と。自分を見失わないように、行動を変えていこう。
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