タージ・マハル
タージ・マハルはもう一度行きたい場所の一つです。当初はさほど行きたいという思いは強くありませんでした。旅の行程に含まれていたから行ったのであってそんなに期待はしていませんでした。
インドに行ったのはもう随分と前になりますが、今となっては行ってよかったと心底思います。私にとってあの場所を歩いたことや肌で感じた色々な思い。それはとても平和で、穏やかな空気に満ちていました。幸せな気持ちになれたのです。
タージ・マハルは世界遺産であり観光名所とあって、それはもう多くの人で賑わっていました。国籍も様々、小さな子供たちから年配の人まで。いつもならなるべく人混みを避けたいと思っている私ですが、ここではあんまり気にならなかった。むしろ、多くの人がいるほうが良かった。この感じ方の違いに自分でも驚きました。
タージ・マハルは霊廟で、その美しさは遠目から観ても一目瞭然です。真に輝いているといいますか、言葉では言い表せないなにかがあります。霊廟がいいのは勿論なんですが、庭園も本当に素晴らしかったです。なにが一番かと言いますと、『平和』を感じられたことです。
今、行った時のことを思い出しながらこれを書いているんですが、とにかく、そこにいた人たち皆、いい表情だったっていうのと、穏やかな空気がずっと流れていたんですよね。″汚れてない″っていう表現が一番合うかな。好きに、自由に、のんびりとそこに居るっていうことは別に大きなことではなく普通のことなんですが、それがよかったんですよね。けどよくよく考えてみると、こんな普通のことが感じにくくなってることも日常の中でたまにあったりするわけで。汚れていない空気に触れることは意識的にでもしたほうがいいかなと思ったりします。
あの庭園を歩いている時は自然と顔がほころんでいたように思います。いろんな人種の人がいたので見ているだけでも刺激的だったし、ベンチに座って楽しくおしゃべりしている光景や、建物の修繕で一生懸命働いている人達、、見えるもの全部まるごと美しかったなぁ。
タージ・マハルは私にとって平和を感じられる憩いの場所。いつまでも愛され続けいつまでもそこに在り続けて欲しいと願っています。