最近ニューヨークの写真を見ることが多いので行きたくなってくる。行きたくなるほどにいい写真ばかり見ているからだ。

普通の街の風景。夜の街。人間が写っていても気取りがなく自然体だ。ポーズなどキメていないほうが好きだ。イケてると思うようなのも嫌いではないけど。それは別に何回もは見ないかなぁ。

世界を旅して自分でその土地を踏む、歩くことが自分の中の奥底にある大きすぎる願望だ。実現することはなく願望だけを持ってきっと私は死ぬ。それでも別にいいと私は思って生きている。

生身の体で体感したり経験するのが一番かもしれないが人間には想像する力がある。それで満足できるのならそれでいいと。今回のように写真を見てそこへ行った気になる。それでもいいじゃないかと。

写真は緻密に考えて撮られたものや何気に撮ったものまで様々あるが、自分の目に留まるものは街の風景が多いなぁと最近改めてつくづくと感じる。特に夜の街。夕日が落ちたあとから。街の風景が好きなのは、やっぱりそこを歩いてみたくなるからだろう。ただの道が美しく見えるのは異国だからかもしれないが、一番に言えるのは″行ったことがないから″に尽きる。

私の大きすぎる願望が本当に願望だけで終わるのは不可能だとわかりきっているからです。だって私は世界にある全部の道を歩きたいからです。アホかと思われてもそれが本当だから仕方ない。想像力があってよかった!人間、うまく創られてますね。有難いもんです。(なんだソレ!)

表現の仕方は数あれど、誰かひとりにでも目に留まるものを創れたならいいですね。何気ないものでも創り込んだものでもいいけど目に留まるのが一番だと思う。それは、みつけた人にとっては″こんなの初めて見た!″と思えるものだったり、見た事によって何かを思い出すとか発見に繋がることもあるだろう。こんなのが好きやねんと確認することもある。作品には、創ったその人が出るから面白いですね。

″街″といえば、、荒井由実の『雨の街を』という曲がとても好きです。歌詞の中に″色″が出てくるのだけど、その表現が物凄く好き。これをセンスというのなら、私の心に直球で入ってきたと言えます。本当に素晴らしい曲だと思います。

私ってやっぱり、″こういう感じ″が好きなんやなぁと、、これを書きつつ再確認。『雨の街を』。いい曲なので知らない方は聴いてみてください。