2021. 10. 09 NEWSIES 観劇の記録
NEWSIES日本初演から1年が経ちました🗞
私は京本大我さんが人生で初めての「推し」と呼べる人です。ジャニーズを好きになったのも初めてですが、ファンクラブに入ったのも初めて、そしてこんなに開幕を楽しみにして行きたいと思った公演も初めてでした。そんな公演にファンクラブのチケットが運良く、しかも初日が当たってしまったのです。
観に行く前から大変な心持ちでした。どんな感じだったかというと、私が観に行くのは ”ディズニーのブロードウェイミュージカル日本初演の初日かつ主演が京本大我”という状況とそれによる私の様子のおかしさを理解した母が、3日前くらいに「大変だね、倒れるんじゃないの??」と言ってきたくらい。
映画は見ずに行きましたが、ひと月前からブロードウェイ版のサントラを毎日聴いて覚え、本番の日本語版の全てを目と耳に焼き付けようと準備していました。9月からニュージーズ公演期間が終わるまでのあの2ヶ月半は、鮮明に覚えているようでふわふわと記憶が曖昧なところも多く、ずっとどこか浮かれていた不思議な期間でした。
そんな私のNEWSIES日本初演初日にしてmy初日でありmy楽となった、2021年10月9日公演の観劇の記録です。
※ 文章自体はほぼ全部昨年10月中旬に書いたものです。その後時間が無くなったのと、誰かの感想を見て無意識のうちに影響されて自分自身の記憶や言葉でなくなってしまうのが嫌で筆が止まっていました。
ここ1週間で推敲・手直しはしましたが、人様に読ませられないような未完成な文章です。敢えてそのままにしましたが、文体も統一感が無く書いた時のテンションで変遷して行きます。ご了承ください。
♪ Overture
客席が静かな緊張に包まれる中、一本のトランペットから舞台が始まりました。
このトランペット、サントラ聴いた時からずっと思ってたけど吹く方めちゃくちゃ緊張しますよね😭 観客の意識が全て自分の音色に向くし、曲の第一印象を決めるのは自分みたいなプレッシャーがやばい。多分。クラシックでいうとマーラーの交響曲5番の冒頭とか、チャイコフスキーのイタリア奇想曲の冒頭とかが同じくトランペットのソロから始まる曲なのですが、とっても大変そうだな〜と私はオケ中いつもバイオリンの席から眺めてました。
ミュージカルのオケの皆さんっていつも音源なのかと思うほどリズムも音程も全くズレなくて、それでいて歌中心で気持ちいいところにぴったり合わせてくる完璧な演奏しか聴いたことなかったんです。でも初日の冒頭のトランペットは流石に音程がちょっと震えてて緊張を感じられる音で、プロの方でもこんなことあるんだと思いつつもやっぱり会場中に広がる素敵な音質で、不安定だったからこそ生オケであることを実感できた。その奏者の方ご本人の気持ちやこれを聴いてるキャスト・スタッフ・観客全ての方の気持ちまで想像が広がってしまい、開始10秒で早速涙腺が崩壊しました。
あのOvertureでのSeize the dayの軽快なメロディが生音で聴けていること自体の感動と、これから始まるものへの期待と高揚感と、ついに開幕したという安堵で、もう情緒が終わりです。
と思っているうちに、想像してたより早いタイミングで幕が開いて慌ててオペラグラス構えたけどジャックとクラッチーがよく見えない。どこ???(プチパニック)(寝そべってただけだった)
♪ サンタフェ(プロローグ) Santa Fe (Prologue )
サントラではOvertureからSanta Feプロローグはattacca(←ミュージカルでも使うかわからないけど曲が繋がってるの意)なので、ジャックとクラッチーが板付きで幕開いた瞬間にいることはわかっていました。起き上がったのでとりあえずオペラグラスでジャックの(人生初の生京本大我の)顔を見ようとするけど、実感が湧かないのとオペラグラスが涙とマスクからの蒸気で曇るのと手が震えるのでいまいちよく見えない。笑
2人で仲良さげに話すセリフを言っていたけど、やっぱり気が動転していたせいか何を言ってたか全く覚えていません…気が付いたらジャックが歌い始めてました。
まずセリフと歌声聴いて思ったのは「あ…ミュージカルの人だ😭」(語彙力)でした。きょもの歌い方の引き出しの一つであるミュージカルらしさは今までももちろん大好きだったけど、ミュージカルの曲をちゃんと歌ってるのはFNSの闇広でしか聴いたことなかったから、またきょもの新たな歌声を聴けたことにグッと来て、それが生の歌声つまり本人の口から発せられた音がリアルタイムで耳に届いているものである(当たり前)ことにもこみ上げてくるものがあって。
セリフの話し方も今まで聴いたことのある、YouTubeの自然体な話し方でも京本大我ANNの色っぽい(?)話し方でもテレビ出る時のよそ行きな話し方とも違って、まさに今まで見てきたミュージカルスターたちの声の出し方で、その声を出してるのが大好きなきょもだということに、点と点がやっと繋がったようなとてつもない感動を覚えました。
とそんな風に胸がいっぱいになってる間にどんどん芝居は進んでいって、ジャックとクラッチーが屋上で野宿するその日暮らしの生活の中でも明るく支え合って、見たこともない土地を夢見て生きている設定にどんどん引き込まれて物語の世界に入っていきました。普通に考えたら絶望的な境遇だけど、ある意味子どもらしい無謀な夢を抱いて2人で軽口叩き合いながら、目をきらきらさせて歌ってる姿から、2人が今まで経験してきた苦労とかこれから感じるであろう本当の絶望とかが想像させられて、胸がぎゅっとなりました。
ちょっとアニーの「メイビー」に似てるんですよねこれ、それもあって切なくなる(わかる人に伝われ)
そういえば、先日(※当時からみた先日です)ステファン読んだ後ふせったーで「原曲キー嬉しい万歳!!!」的なことを言ってましたが、早速原曲キーじゃありませんでした。笑
気付いた時は「あーやっぱさすがに低いからちょっと上げたんだな…」って一瞬だけ思いましたが、上げたら上げたでよかったです!!前言撤回!!
確か1音高いシャープ系の調(1幕終わりのSanta Feと同じ調)になってたと思うんですけど、ブロードウェイ版と比べてより明るさがある分、希望の成分がより多いようなメロディになってました。それがジャックの表情とマッチしてるからとても素敵。
あと聞いてたブロードウェイ版と比べて尺が倍くらいになってた気がするけど気のせいかもしれない。一瞬だけど永遠みたいな時間でした。
♪ 新聞を売り歩こう Carrying the Banner
はい、屋上のシーンからこのシーンまでの流れは完全に飛んでます。気が付いたらニュージーズたちがみんな出てきてアクロバティックな動きをしていて、わかっていたけどびっくり!
ここでジャックのダンスを初めて見たわけですけど、雑誌で言っていた通り、SixTONESの時とは違う踊り方でした。SixTONESの時はどこかいつも優雅さがある(他のメンバーと差別化するために敢えてやってたのは雑誌で最近知ったからかなり感動した)けど、ジャックは武骨で力強いダンスでした。
私はダンスは見るのも踊るのも好きだけど詳しくはないので具体的な何が違ったかとかは説明できませんが、たぶん動きが直線的だったり、動作の瞬間的な速さや勢いとか、静止してる時間とか重心の高さとか、合間の細かい仕草とか……瞬間的なポーズ(点)と、点と点を繋ぐ線の部分のニュアンスが違うのだと思います。
男性的だけど、前取りとか遅取りになるとか崩しがあるとかそういうんじゃなくて、ニュージーズたちみんなと動きはビッタリ合ってる。かつダイナミックで、緩急がすごい。し当然のように美しい。リハ写真見ると指先までピンと伸びていて、きっと頭のてっぺんから爪先まで神経の行き届いたダンスで、これもジャニーズ入所から今までの長い期間の努力の賜物なんだろうなと思いました……泣
とにかくニュージーズ人数多くてとても目が忙しかった!全体像を見たくてほとんどオペラグラスなしで見てましたが、きょもはもちろん全員すごいので1人1人にオペラグラス向けて見ていたかったです。これは人数分以上の回数観劇したくなりますよ……
歌の中盤で急に曲調が変わって女声が出てくるところでは、教会の人が配給(?)に来るシーンでなるほど!ってなったのと、声きれいだな〜っていうのと、ニュージーズのリアクションのクソガキ感が出てて面白かった笑 これも全員きっとキャラクターや設定を作って細かく演技していて、どこ見ても面白いし全員同時に見たかった!!
曲のラストでは天井から全員の斜めがけバックが横一列で降りてきて、洗濯物みたいで可愛かったです。←「洗濯物みたいで可愛い」とは??(1年後の私より)
曲、歌詞、ダンス、演技、演出などもういろいろと情報量が多すぎてのめり込んで、もうこの曲のころには気付いたら「京本大我に会えた!」の感動は完全にどこかへ行ってました。
♪ 最終決定 The Bottom Line
マツケン登場!このシーンのピリッツァーの社長室のセットがアニーのルーズベルト大統領が出てくるシーンのセットにすごく似てて、それだけでわくわくしちゃいました。
ピリッツァーはニュージーズと対立する立場でどちらかというと悪役のはずなのに、登場した瞬間からケープ被せられて髪切られたり髭剃られたりしてるし、側近たちもひょうきんな話し方や仕草をするもんだから全然憎めないしむしろみんな可愛い!思わず笑い声が出てしまいそうになるような部分がたくさんあるシーンでした。
歌唱についても、おそらく日本語では表現が難しいこの曲のどこか愉快な感じが出ていて素敵でした。
♪ それこそがリッチ That’s Rich
この曲サントラ聴いた時から好きなんですよね〜!個人的なイメージだと、美女と野獣のBe our guest とかアナ雪のオラフが歌うやつ(In summer)とか、ラプンツェルのI’ve got a dreamみたいな、サブキャラが歌うめちゃおいしい歌!って感じ。最初ゆっくりのオーバーリアクションみたいな雰囲気から陽気な曲調に変わるところがツボです!
宝塚は全く詳しくないので恥ずかしながら霧矢大夢さんは存じてなかったのですが、さすがの安定感とかっこよさ!ブロードウェイ版のキャストさんの姿と歌声からは安直にレミゼのマダム・テナルディエ的なイメージを抱いていましたが、とにかく美しい。めちゃくちゃ頼りになるキャラも相まって正に「姐さん」って言葉が似合う!
キャサリンにしてもメッダにしても、自立したかっこいい女性ってところがニュージーズめちゃくちゃツボです。
♪ 君みたいな人に/ドアをノックしないで I Never Planned on You / Don’t Come A-Knocking
あー!!!!!!!好きです!!!!!!!!!!(大声)(発作)
サントラで聴いてて、歌詞調べて意味わかってからものすごい楽しみだったんだけど、実際見たら素敵シーン過ぎてキュンキュンが止まらなかった!!!
ジャックが歌っててダンサーさんたちが裏で歌ってるところ、キャサリンと向かい合ってるのかと思ったら一方的というかモノローグみたいな感じだったのね!このダンサーさんたちの忙しない感じの歌声が、ジャックの恋する心情とリンクしてる感じで素敵!そしてこの時の大我さん歌の上手さが期待以上で、抑揚が本当に好みだった!長くて途切れないフレーズ感!!好き!!!
最初ジャックが言い寄ったり絡んでる時にキャサリンがめちゃくちゃに突っぱねてるのも好き。イケメンでチャラい人に揺るがないディズニーの女の子、レアじゃないですか?「王子様迎えに来て♡」みたいなプリンセスたちと比べて圧倒的に好き(個人的な好み) ちょっと口説かれたくらいでは照れたりすらしないところが潔くてとても良い。
そんなところからの、曲のラストのジャン!であの絵出すのはやばかったですよね……あれはギャップ萌えが過ぎるのよジャック。あの瞬間思わず息飲んだしジャックに惚れました。←私が
そのジャック→キャサリンへの一目惚れの理由が「かわいい、俺が守ってやる」とかじゃなくて「美しくて、賢くて、自立している」なところがね!!好きですよ!!一目惚れは私は基本理解できないけれど理由が良いしジャックさんかっこいいから認めます!!!!!(誰)
話が前後するけど、ジャックが絵サラサラ描いてる姿が、ちょうど前日に上がったこのストチューブこーちトリセツ回で俯いて落書きしてるきょもと同じ姿すぎて、すごくメロかった。所謂、俗にいうところの”リアコ”の概念を生まれて初めて理解した瞬間でした。あんな美しい歌声で歌われながら自分の横顔描かれて惚れない人がいるだろうか。いやいない。(反語)
なんかいろいろ言いましたが、いちばん言いたかったことは、大我さんの歌い方がとても好きでした!ということです!!大好き!!!!!!!!
♪ ワールドに知らしめよう The World Will Know
この曲はサントラ聴いてて一緒に歌いやすくて、“No!!”とか “Yeah!!!” とか叫んでたから、そのシーンでイントロが流れ始めた瞬間からわくわくが止まりませんでした!!
サントラだとイントロ1小節だけですぐに歌が始まるけど、ミュージカル本体だと最初は台詞のバックでずっとイントロ(バイオリンのミミ↓ミ↑ミ↓ミ↑ミミ…ってやつ)が流れててなかなか始まらないから、すごくうずうずにやにやしてました。
“No!”とかの部分の訳し方は、英語だと一言で済むけど日本語だとどうなるんだろ〜って興味があったところ、日本語と英語を場合によって歌詞に合わせて使い分けてる感じでなるほど〜!!そうきたか〜!!!といちいち興奮しながら聴いてました。
あと『新聞を売り歩こう』は楽しそう!楽しい!っていう感情が一番に来たけど、この曲はニュージーズたちが怒りがどんどん増幅して感情が大きくなってのシーンである歌なので、違う方向でのエネルギーがものすごかった。何となく”楽しいミュージカル”ってイメージがあったから、その怒りに怖さすら感じたのがびっくり。中止になっての1年半越しの初日であるという状況で発露する気持ちとリンクしていたのかどうかはわからないけど、ニュージーズたちの怒りのエネルギーが舞台から噴き出て日生劇場全体をビリビリ言わせていて、視覚と聴覚だけではなく、空気が震えている感じがしました。
♪ 何が起きるのか Watch What Happens
待ってましたゆうみちゃんのソロ曲!!!いやあものすごかった。
まずハッとしたのがリズム。
冒頭がブロードウェイ版だと「タン タタタン タタ……(4分音符+8分音符×2+4分音符…)」なのだけど、ゆうみちゃんは「タン! タンッタタン! タンッタ……(4分音符+付点8分音符スタッカート+16分音符)+4分音符」と歌っていました。
これはおそらく、歌詞が日本語になっているから変えたのだと思います。子音が多い英語だと、あのテンポだと普通に歌っても自然に跳ねているような音に聞こえるのだけど、一方で母音が多く歌詞に当てはめられる言葉数が少ない日本語ではそのままのリズムで歌うとのぺっとした感じになってしまう。だから敢えて、歌いにくくなるけどリズムを詰めてあの曲の英語詞での溌剌した感じを出しているのかなと思いました。
………という理由を聴いて瞬時に推測しすると同時に、その難しいであろうリズムを簡単そうにやってのけているゆうみちゃんの歌唱力が凄すぎて鳥肌が立ってました。
そしてリズムだけでなく声色!
上に書いたように細かいリズムでお茶目に、時にはぷんすこしながら歌っていたかと思うと、音符の長さが長くなるところも歌詞や曲調に従って盛り上がりながら歌い上げて、極め付けは1番盛り上がった先の最後の高音!(地声で高いミ)
音程はずっと当たり前に合っててずっと完璧の気持ちいいピッチなんだけど、それに加えてスコーーンって突き抜けるような真っ直ぐで通る綺麗な声で!!
「声色 いくつあるの」って私は終演後メモしてたのですが、バリエーションもだし切り替えもコロコロ変わるのがすごいし、全部の歌い方が素敵で本っっっ当に圧巻だった。正直ブロードウェイ版より声が良いし歌も上手いって思ったし、ブロードウェイ版のキンキン声&1番終わりに「キャー‼️」って入るところから醸し出される雑魚キャラ感(完全な偏見です)が無い!素敵!!好き!!ってなりました。
それから歌詞の内容が日本語だと考える間もなくよくわかるおかげで英語より刺さったというのもありました。
キャサリンは女性であり新聞記者として立場が弱く、強い立場で男性である父親を見返してやりたいと思っているからこそ、同じく弱い立場である"小さな子どもたち"に心から共感しているんだと思ったのです。
タイトルにもなっている「♪インクとペンで残すのよ 何が起こるのか〜」(←確か)っていう歌詞からは第三者目線なのかなとも思っていたけど、自分が書き残してその記事を世に出すことで革命を起こすんだっていう完全に当事者の視点の歌だったんだって気付きました。
「頑張っている子どもたちをお金持ちの私が応援してあげよう!」
でも
「好きな男性のために頑張るわ!」
でもなく、立場の弱さゆえの不満を持つ同志として
「一緒になって見返してやる、そのチャンスを切り拓いていく❤️🔥」
っていう強い意志に満ちた歌なんだってことに、あの歌詞を聴きゆうみちゃんのパフォーマンスを観たからこそ気が付くことができて、そのことにも鳥肌が立ってました。
あの3分程度の時間(多分)でこれだけ↑↑の感情が動いてそれを鮮明に記憶してしまうようなパフォーマンスをしてしまうゆうみちゃん、本当にすげえ。の気持ちです。あと書き忘れていたようだが本当にとんでもなく可愛かった。そして広い劇場である日生で、舞台に1人だけで確かピンスポが当たってるだけで特別な演出もなかったけど、決して物足りなさを感じない、目を離すことができない存在感も本当にすごかったです。ゆうみちゃん、本当に神でした。
♪ 今日こそ Seize the Day
この曲特に和訳どうなるのかな〜って気になってたけど!和訳すこでした!!あと題名にしてくれてるおかげで「立ちあがろうよ〜今日〜こそ〜!なんとかかんとか今日〜こそ〜!」って今日こその部分だけは歌詞覚えてますありがとうございました。
そして「ストライキ!ストライキ!」はそのままだったのめちゃくちゃテンション上がりました。あそこ大好き過ぎるので。そしてしばらくは家でも叫んでいました。
そして!!!ダンスが天才!!!
群舞のシーン総じて楽しすぎて頭の中「楽しい!!!」でいっぱいになっていたのと、いろんな人見て意識が分散してるからあまり記憶が残ってません。あとハモリが最高でした!!踊れて動ける上に音程ばちばちでハモってくるニュージーズたち本当に天才!!!!!
(当日の私、感想残しといてくれてありがとう!!!)
からの乱闘シーンが始まったわけですけども、最初は「やっちゃえー!!」って感じで楽しかったけどだんだん劣勢になっていってやっぱりだんだん辛くなって行きました。舞台の上で乱闘するの、ウエストサイドっぽいな〜って観る前から思ってたけどやっぱりめちゃくちゃウエストサイドを感じました。
そして!!
「クラッチーはティボルトですか????😭(観ている時の私の気持ち)(ウエストサイドって言ってたのに突然のロミジュリ)」
ニュージーズ原作詳しく知らずに行ったのでまじでクラッチー死んじゃうって思いました。脚踏み付けて?殴って?痛めつけるところ本当に痛くて無理だった〜痛い痛いやめて〜〜〜😭😭😭ってなってめちゃくちゃ泣いた。
でも乱闘シーンの中でも、倭大くん(確か)が子役ちゃんをひょいっと持ち上げてレスがえいや!!って両足で両側の敵キックかますのは可愛かったです。でもそれを差し引いても辛かった。みんなやっぱり暴力は良くないよ。
♪ サンタフェ Santa Fe
(当日の私へ 言語化できるようになったよ!!!)
『今日こそ』の後のクラッチー捕まって顔面殴られるシーン辛すぎて、心が痛いしストーリーだけで普通に泣くし、それをオケピからジャックが見てて、でも助けにいけない(いかない)のもつらすぎて、感情移入し過ぎてつらいつらいってなってるところから間髪入れず屋上に来てSanta Feのシーンになって歌い出すからもう情緒が死。
ブロードウェイ版のサンタフェの映像はYouTubeで見てたから予測はしてたはずだけど、乱闘のシーンからすぐ過ぎてなんか全然心の準備ができなかった。歌とか表情とか歌詞とかそれぞれちゃんと焼き付けたいのに、シーンが辛すぎてメンタルがぐああってなってるから記憶がもやもやしてるのがとても悔しい、サンタフェだけでもいいから展開知った状態でもう一回劇場で見たい……
でもあの記憶が吹っ飛びそうなくらいの情緒の中で、聴いてる間に"スン…"って現実に戻ってこず辛くあり続けられた(辛くあり続けられた)のはやっぱり歌の技術がベースにありつつ、感情の込め方もめちゃくちゃ場面に沿ってたからなんだろうなと、思い返してみれば思います。
曲調の盛り上がりと一緒に屋上が上がっていく演出も良かった。めっちゃ上向いたけど。ジャックの気持ちの昂りとも一緒に上がっていく感じでした。
そして上に上がっていったところに関してはGC階とか2階で見たかったーまじで!!マイクもあるしそりゃ劇場だから壁に反響して隅から隅まで声は響くんだけど、マイク通さず真っ正面に飛んでいく声を浴びたかった。それだけが悔やまれる!!!
サンタフェの音圧が凄すぎてビリビリしたってレポで言ってる方がいて、とてもとてもとてもうらやましい。モーツァルト!でいっくんの声量を2階で浴びて、全身椅子に押さえ付けられたみたいにビリビリするって経験をしたことがあるので、何が起きていたかはわかる!ゆえに尚更悔しい!!!でもね1階でも十二分に最高だった!高望みですごめんなさい!!!
そして日本語の歌詞ね!まあ全幕通して歌詞ほとんど飛んでるんだけど、サンタフェの歌詞めちゃ泣けた。クラッチーが捕まったのは自分のせいだと葛藤して、つらくて、逃げ出したくてサンタフェに憧れて、でもそんなの到底叶わぬ夢で、しかもサンタフェに今行けばクラッチーを置いていくことになるのに、それをわかってるはずだけどそんな現実全てから逃げてしまいたいっていう、限界の精神状態での現実逃避の歌なんだなと解釈しました。
あと「僕はじゅうなな!」的な歌詞で日本語だとより、「あ、この子まだ17歳なんだ……」てなって情緒がぶわっとなりました。ニュージーズたちの前ではカリスマリーダーのジャックもまだまだ子どもで、そんな子どもがこんなに追い詰められているなんて………( ; ; )( ; ; )
という限界ジャックに感情移入し過ぎて号泣で鼻水ズビズビさせながら迎えた休憩。(上記は休憩入ってすぐのツイート)劇場の雰囲気が今までちょっと体験したことのない異質さでした。みんなひとりで来ているらしいこともあって、話している人は誰もいなくて、ただただロビーで突っ立ってみんなすすり泣いてるっていう。あんな休憩は後にも先にも無いんじゃないかなあって思ってます。
♪キング・オブ・ニューヨーク King of New York
まず、そんな一幕終わりの限界情緒の後に2幕が明るいシーンから始まってちょっと安心しました。そして!!!ショーのシーンは純粋にとても楽しい!!!!
タップダンスめっちゃアニー!!!!
照明のネオンがぴかぴか楽しい!!!
みんな歌もダンスも上手!!!たのしい!!!
ゆうみちゃんかわいい!!たのしい!!!!
(↑↑↑終演後の私のメモ原文ママです)
脳と情緒が疲れ果てていたのもあると思いますが、本当にとにかく楽しくて!こんな↑気持ちでした。
あとこの楽しいシーンの中でぐっと来たのが、デイビィの袖の変化です。
1人だけ両親がいて弟連れで、みんなと育ちが違うデイビィ。衣装もそれを表していて、前半は汚れのないベストとスラックスにピシッと皺のないシャツで、袖はまくらずきちっとアームバンドを付けてピッタリの長さになっているっていう格好だったけど、仲間たちとのストライキを経験した後のデイビィの変化を象徴するかのように、アームバンドはもうなく袖は無造作に捲られていて、そしてみんなと一緒になって踊っているっていうのがすごいぐっと来てました……!
って思って見てたら清史郎くん、「ニューヨーク❗️」の最後の決めポーズで、よりによって決めポーズで(2回言いました)ずるっ!!って足が滑ったのかこけちゃって、流石にカンマ2秒くらい悔しそうなお顔しててかわいかった。失敗を可愛かったとか言われてもご本人は嬉しくないと思うけど、それにしても可愛かったです。
♪感化院からの手紙 Letter from The Refuge
はい、楽しい気持ちになってたところでのこのシーンは情緒が乱高下し過ぎて本当につらいです。クラッチー顔殴られたところの特殊メイクがつらいよ痛いよ、、( ; ; )足も痛い( ; ; )
ねずみ出てくるくらい汚くて、一つのベッドに複数の少年たち押し込まれていて、環境が悪いことがパッと見てわかってほんとうに辛い( ; ; )
あんな状況でも明るく「僕は元気です」とか言ってるからほんとクラッチー😭😭😭てなるわ( ; ; )
ジャックへの呼びかけを「友達→親友→兄弟」に変えてく流れ泣く、泣いた……
♪何が起きるのか(リプライズ) Watch What Happens(Reps.)
つらい気持ちになったところからのこのシーンだから、そのクラッチーから届いた手紙を読んだジャックにとても感情移入した状態になれる。感情移入しすぎてまじで「僕はクラッチーをあんな目に合わせたんだから戻る資格なんてないんだ、、」って気持ちだったよ私も←私も?
あの状態で住むところと、感情の捌け口であり現実逃避の手段でもある絵を描く場所を提供してくれるメッダ姐さんがいてくれて本当よかったね、不幸中の幸いだったね人に恵まれてるね、って思いました。
デイビィめちゃくちゃ明るく来るから面食らっちゃったけど、パンフで言っているように確かにあの明るさがないとジャックは戻ろうと思わなかったと思うって納得しました。それにデイビィだけでもだめで、キャサリンもいたからこそ戻れたと思う、それだけジャックの心は沈んでたし。
そして歌ね!ハモリがまじで良かったの!音程が神でした!!
上からキャサリンレスデイビィ(多分)で3つ重なった和音でハモるのがビシーーっっっとハマってて音程が完全にハマってる時だけ起こる共鳴が起きてビリビリってするのが伝わってきて!本当に痺れました!!
誰か1人でもちょっとでもずれたら起きないので、ほんと子役ちゃんも上手だねえ!!!ってなってました。(子役ちゃんに感動している私のツイート↓↓)
♪最終決定(リプライズ) The Bottom Line(Rep.)
「時間切れだ」でのひんやり冷たい歌声、サントラ聴いてずっとレミゼを感じていた(というかジャンバルジャンを追い詰める時のジャベールの歌声を感じていた、メロディーも似てるし)のですが、歌う人が違ってもあのメロディーは首元に冷たいものを突きつけている感じがありますよね。よねって誰に呼びかけているんだ。ありました。
1回目の最終決定の時はピュリツァー可愛い〜〜としか思ってなかったけど、あれでやっぱり怖い大人だって思いました。歌の力であり、マツケンさんの迫力と威厳の成せる技だなあって。
♪ブルックリンがここにいる Brooklyn's Here
か!っ!こ!い!い!
ニューヨークのニュージーズたちの青系の服とは違う赤系の服で、なんかよくわかんないけど見た目からして都会的に見えて、この人たちが来てくれれば俺たちは無敵だ!って思ってしまうあの感じ。みんな集まって札を上げていくくだりも本当にわくわくしちゃって、俺たち何でもできるぜ!って気持ちにこちらもなってました。
未呼斗くんがインスタライブで一番好きな曲聞かれてこれをあげていたんだけど、理由が「かっこいいから!!!」って言ってたのにめちゃくちゃ納得しました。曲もさらにかっこよく聞こえるし。あれはかっこいい。
♪信じられるもの Something to Believe In
(※感情が爆発していてかなりキモいです本当に申し訳ございません)
問題が解決して、2人の思いが通じあった後の歌だと思ってたのがちょっとね、違いました。
なんならピュリツァーの部屋で娘バレしてしまってまじで信じられない!みたいな状態で決裂しちゃうんだ、、と思ってたところから急にちゅーするし感情がまた大渋滞!お互いに思っていたからこそ、キャサリンは言えなくて、ジャックは騙されていたような気持ちで、そんなことはないこともわかってるけど、未熟がゆえにキャサリンに当たるしかないという状態で、売り言葉に買い言葉みたいになっちゃって、煽られて腕ぐるんぐるん回してるところからちゅーできちゃうキャサリン潔すぎ!!あれは衝動的とかじゃなくて、こうすることでお互い虚勢をはっているところの壁が取り払われるんじゃないかってところを見据えてのあれだから、キャサリンすごいなって思うほんと(ここまで一息)
さっきまで喧嘩してたし反撃もうまくいくかわからないし、お互いに決定的な言葉は言っていないだけど、思いは通じ合って、そこに信じられるものがあるのの確信じゃなくて、「あるはず」「明日僕が消えても思いは残る」つまり明日、未来はどうなるかわからないけど、今この瞬間思いが通じ合って幸せだっていう、そういう歌だったのがもう、めちゃエモ(めちゃエモ)でした。もっと単純なラブシーンの
曲だと思ってたのにそんなの聴いてないよ……
そして、
バックハグ………
メロすぎて無理……
好き………
そうそう、歌い出しがキャサリン先なのがなんかいいよね好き。キスするのも思いを伝えるのもキャサリンが先なの。
そして当たり前だが!!!歌がうまい!!!ゆうみちゃんは神!!!!!(2回目)
ニュージーズたちがあれ聴いて泣くのわかるよ……
そしてジャックの低い声な!!!本当に低音出すために努力して練習したんだよ
すごいよきょもがんばったよえらいよ……(誰)
あと、間奏でめちゃくちゃキスする気はしていて、明らかにあの曲調の盛り上がりはキスするとこってわかってて、そして案の定キスしました。オチがなくてすみません。
あとね!!屋上がせり上がっていく演出!!
Santa Feと一緒で気持ちの盛り上がりとともにのぼっていく感じではあるんだけど、よりこっちの方がシチュエーションと合っている感じがしてほわ〜〜😳ってなった!!
とにかく完全に目と耳が釘付けで、暗転後までオペラグラスでめちゃくちゃ観てて役のまま退場するところとか見ようとしたけど表情とかまではよく見えませんでした!!くやしい!!
観る前は曲の良さだけで泣いてたし、心が通じ合うエモシーン(←薄っぺらい言い回し)ではあるけど、きゅんきゅんが強すぎて、これまで散々泣いてたのに最早全く泣かず、目がギンギンでした。
♪時は来た Once and for All
この曲もサントラ聴いた時点で泣きまくる曲だった。そしてこれも曲の初めの平和な感じから問題解決後の曲だと思ってしまっていたから予想外の角度から来た感じで受け止めきれなかった。
最初ジャックひとりで歌い始めた時点でもうやばかった。歌声が好きすぎて、曲が良すぎて、そう思っているうちに短調になってニュージーズたちが合流して歌っていってどんどんボルテージが上がっていって、そして訪れるあの転調について私は話したい。
「♪時は来た〜時は来た〜」で盛り上がっていって小節またいだ瞬間に調号の数は変わらず短調から一気に長調になるんですよ。この転調がサントラ聴いてる時から大っっっ好きだったものだから、ああああ来る来る来るってなっての転調でただでさえ痺れたんだけど、その転調の瞬間!新聞広げて中身が見えた瞬間📰ぐわって顔が歪んで涙が出てきてしまった。
そこには「私が文字を書いてあなたが絵を描くの!」のその絵が見えて、たくさん印刷されたんだなって思うとまじで泣けてきた。「変革の時は来た」の歌声とダンスが力強くて、怒りに満ちてて、圧と迫力がすごくて苦しいくらいだった。
ブロードウェイでの有名な鉄骨のセットは無かったけど、あのダンスがあるあの演出で良かった、あれが良かった。
♪フィナーレ Finale 〜カテコ
まず私はクラッチーまじで死んじゃうって思ってたのでクラッチーが戻ってきたことが嬉しすぎて喜びが止まらなかった。ハッピーエンドなのはわかってたけど、誰も死ななくて大団円を迎えられるんだ😭って感情移入しすぎてギャン泣き。
またいじけて「サンタフェ行っちゃおうかな、、」とか言い出すジャックに「私がいるじゃない!!!」って言えちゃうキャサリンが本当に最高で大好き。
最後も踊りまくって楽しくて仕方ない中で曲が終わってしまって、最後の台詞「Newsies of Tokyo!!!」この掛け声で、一気に現実に引き戻されて「ああ無事ニュージーズ始まったんだ、初日の公演が今無事終わったんだ」って実感して、もう涙腺が崩壊。嵐のような拍手の中でカテコが始まってとにかく胸がいっぱいだった。
カテコの挨拶を聴いている間もずっと感極まっていたけど、特にゆうみちゃんの「今日という日を絶対に忘れません!」でもうだめだった。私も絶対に忘れないと思ったし、今この瞬間をこの会場にいる全員がずっと覚えてるんだろうなあって。
終わり!この長文の駄文を最後まで読んでくれたあなたはすごい!!(誰)
当時は書きながらぼろぼろ泣いてたので、今穏やかな気持ちで目を通して推敲・校正できることに安心半分、切なさ半分といった気持ちです。
これで私の中のNEWSIESの亡霊はいくらか成仏してくれたかな。でもこの記憶とあの時の気持ちは絶対に忘れたくないし、忘れません。
おまけ 〜NEWSIESの亡霊な私〜
昨年末のきょものお誕生日を迎えるにあたって、『信じられるもの』をヴァイオリンとピアノで弾いた動画🎀
観劇後数日の情緒不安定な私
毎日かけ続けた当日券の電話が繋がったけど、昼公演しか残ってるなかったから号泣しながらチケット取るのを諦めた私
謎のテンションで謎のふせったーを生成した私(なんか微妙に伸びておもしろかった)
帰り道に何故か日生に寄っていた私
ジャックみたいな喋り方にいちいち反応する私
観劇からひと月以上過ぎてもまだ情緒不安定な私
クラシックTVで芳雄さんと闇が広がる歌う情報が解禁された時に、急にニュージーズを引き合いに出して幸福を感じている私
あらゆるコンテンツからニュージーズ要素を感じ取っては感動している私
↑↓ゆうみちゃんの出てるミュージカルコンサート に行った
↑確か流星の音色に革命のシーンがあるとか聞いた時
↑RENTを観てきた
↑きょも出演スタジオパークを観た
↑千と千尋の舞台の生配信を観た
↑↓PARTY PEOPLEのMVを観た
↑キンキーブーツを観た