言葉

忘れるなんて酷いだろ
幸せになんてなるものか
色のない何かが咲いた
君のいない夏に咲いた

人に笑われたくないから
怯えるように下を向く
心より大事な何かが
あってたまるものか

暮れない夕に茜追い付いて
君を染め抜いた
見えないように僕を追い越して
行かないで

僕たち神様なんて知らん顔
何処までだって行ける
なぁ、心まで醜い僕らだ
世界は僕らのものだ

音楽だけでいいんだろ
他人に合わせて歩くなよ
教えてくれたのはあんたじゃないか

どうだっていいよ、このまま遠くへ
誰も知らない場所で月明かりを探すのだ


Written by n-buna

中学校の時に、授業で、国語が大嫌いだった。

担任の国語の先生に、国語の面白さがわかりませんってノートに書いた。

怒られるかなと思いつつ、その先生新任で舐めてたから、思うままに国語の悪口書いてみた。

「文章はね、色んな人の考えが見れて面白いんだよ」って返ってきた。

なかなかに面白くない返答だった。

その時はかなりどうでも良かったけど、今になって心底、文章を作る人に対して、天才だなとか好きだな、とかいう感情を持てることが嬉しい。そしてそれは今までの経験値や知識、勉強があるからこそである。

少なくとも日本語わからなかったら無理だしね。さっきの詩を日本語のまま、その鮮度のまま読めるだけで、日本人である価値があると思えるもん。

文章はすごいな、と思う。文章や言葉は、みんながずーと前から手にしてるもので、暴言なら価値はマイナス、上手い文章や言葉なら何億円の価値になっちゃう。お金なんかよりよっぽど人の行動を変える。包丁なくても人を殺せるし、最新技術なくても人を救えちゃう。私も色んな言葉に刺さされて救われた気がするなあ。

いまなら中学のよくわからなかった詩も面白く感じるんかな、いや意外とどうでもいいと思ってしまうかもしれない。

大学入るまではダントツで嫌い勉強する意味がわからない国語でしたが、最近はダントツで勉強しとけばよかった教科ですね。

でも今日白髪のおじいちゃんが、時間計って数学の参考書にかじりついてたから、私もまだまだ勉強できるんだなあ、とか思ってみてた。

あ、上の詩いいなと思ったら聞いてみてね。

「神様のダンス」ヨルシカ

だよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?