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【ボウケンジャー】第21話~第24話

Task.21「打出の小槌」

 安定の大和屋先生回。そういえば本家の「似てる二人は喧嘩する」も黒いのと銀色の話でしたね……。菜月が神楽ちゃんに見えてくる。

 真墨は子ども時代から大人たちに囲まれて暮らしていたようだったし、菜月は同年代でこそあるが庇護対象(真墨的には)なので、子どもっぽい一面をさらけ出せる相手はかなり限られていそう。映士も映士で幼いころから旅暮らしをしていたため、同年代の友人はあまりいないように思える。君たちもう友達じゃん、なんて言ったら両方に怒られそうだが、楽しくやってほしいものだ。

 でっかいロボとちっちゃいロボの組み合わせ、心が躍る。


Task.22「ソロモンの指輪」

 冒険のためには下調べももちろん重要だが、いざ現場に出た時には勘と経験も大きくモノを言う。チームになってそれぞれの得意なところを持ち寄れば、一人で挑むよりもずっとよいパフォーマンスが期待できるというわけである。

 サバイバスターハトくらいでは動じないように見えるブルーだが、内心の動揺を表に出さないスパイ時代の訓練の賜物かも。というか、ハトを腰につけるのは十分動揺しているのではないか……?


Task.23「あぶない相棒」

 元アシュ・現クエスターのお二人だが、アシュであるというくびきから強制的に解き放たれたことにより、他の文明(主にゴードム文明が被害者)の力を利用することへの躊躇が無くなっているように見える。今回は純人間である鳥羽を利用し、蒼太を拉致監禁することに成功。なかなかのお手柄ではないか。

 皆それぞれに過去を抱え、しかし果て無き冒険スピリッツにより新しいお宝を探し求めているボウケンジャーたち。映士だけが「高丘の」であるという宿命に未だ捕らわれ、抜け出せずにいるようにも見える。もちろん、先祖代々の業を捨てろと言っても容易ではないだろうが……。

 ボウケンジャーはプレシャスを守る秘密組織であるが、世界に唯一の戦闘グループではない。クエスターやゴードムやジャリュウに立ち向かえるのはボウケンジャーだけではなく、一介のスパイであってもクエスター相手に一泡吹かせることは可能である。プレシャスという共通目標があるからこそ、奴らとボウケンジャーは一触即発の関係性にあるが、もし敵が見境なく世界征服に乗り出して来たら、色んなほかの組織と連携することも可能なのかも、と妄想。
 サージェスの秘密主義、そういうとこやぞ! と言いたくもなるが、扱っている代物が代物だけに致し方ない点もあるのかもしれぬ。ミスターボイスの中の人だってわからないことだし(そもそも中の人なんているのか? AIだったりして?)


Task.24「初音の鼓」

×25話 → 〇24話

 大勢が認めていなくても、誰か一人でもその価値を信じていれば、それは「宝物」になりうるのである。菜月には過去の記憶がない。だからこそ、見知らぬ大衆の判断よりも、自分自身の判断の方を大切にできるのかもしれない。

 菜月@ダイボウケンによる発掘作業、完全にスケールの大きなお砂場遊びである。あのスコップをスコップとして使っているところを久々に見た気がする……。プレシャスを見つけ出し保護するというボウケンジャーの本来の趣旨から考えれば、こういう平和的な(平和的か?)利用こそダイボウケンも本望であろう。
 遺跡で拾ってからこのかた面倒を見ている真墨なので、菜月に対して過保護になるのも確かにわかる。大いにわかる。だがまあ、「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめてのぼうけん」を上首尾に終わらせたことは、一つの成長のベンチマークとして評価してあげて欲しいところ。

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