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【ゲキレンジャー】第10~21話
拳聖たちとの修行~過激気習得までのエピソード。
修行その10「ジャラジャラ襲撃! はじめてのおつかい」
ゲキ10話見た すけべな象ことマスター・エレハン、度し難いセクハラの末に山奥へ追われたとかではなかろうな…… 山の中と見るや即座に野性がえりするジャン、その腰布はどこから。そしてそのたけのこは生でかじるつもりなのか。自分のホームグラウンドではしゃいでる感が大変微笑ましい。
— 望戸 (@seamoon15) October 15, 2022
マスター・エレハン、今(2023年)では完全アウトなキャラクターだろうなあ……。
現代日本での生活にだいぶ慣れてきたとはいえ、今まで育ってきた山や森に近いところに行けば、そりゃ内なる野生もまろび出ようというもの。疑似里帰りである。パンダもとい虎に育てられたというのが今のところジャンの唯一の幼少期エピソードであるが、その虎に対して里心がついたりはしないのだろうか。毎日目新しいことばかりで、そんな暇もないのかも。
修行その11「ウキャウキャ! 獣拳武装」
ゲキ11話見た マスターエレハン回後編。ゲキハンマーを使うために大切なのは、一朝一夕の修行で身につくような小手先の技術ではなく、逆境でこそ笑顔たらんとする遊び心。鎖鉄球はピンと張り詰めるだけではなく、適度にたるませることもまた大切というわけか。ランの変身バンクがセラムンすぎて笑う
— 望戸 (@seamoon15) October 22, 2022
東映はセーラームーンが大好きだなあ! ここまで来ると逆に見ていなかったことが悔やまれるレベル。
エロハンもといエレハン、美希さんにも当然のようにセクハラを働いていたが(そして当然のように蹴り飛ばされていたが)、コンプラ違反で山奥隔離説がどんどん濃厚になっていく/美希さんの蹴りもメレ様の殺陣もお美しくて眼福~~~
— 望戸 (@seamoon15) October 22, 2022
たとえセクハラ野郎であっても拳聖は拳聖なので、あまり邪険にしすぎることも出来ないという微妙な立場感……。
ゲキトージャの中で激気を燃やしている時の三人、手のひらと拳を合わせるポーズは一緒なのに腕の角度がみんな違って個性って感じ ジャンの肩に力が入りまくって肘が上がってしまっているのよい……
— 望戸 (@seamoon15) October 22, 2022
はりきりボーイ、推せる。
修行その12「ゾワンゾワン! 臨獣拳、修行開始」
ゲキレン12話見た 臨獣イール拳のナギウ、背筋が強すぎる/ジャンたちが銭湯開始(純烈ジャーか???)しているあいだに、理央とカタは修行という名の死合を始める。止めようと縋りつくメレを払いのける理央の手つきが案外優しくて、隠し切れない生来の性格がにじみ出ている感じ。
— 望戸 (@seamoon15) October 22, 2022
グレア2に変身して鬼ごっこをしていたときのチラミさん@『ギーツ』があんな動きをしていなかったかしらと思いつつ、ナギウ回。こちらは粘液が出るからもっとすごいぞ。すごいのか?
理央が強さを求めるのは、幼い身空で全てを失った恐怖と絶望から逃れるため。気長に見守り、自発的な成長を促す激獣拳のやり方は、傷ついた理央にとってはまるで突き放されたように思えてしまったのかもしれない。過去の己の絶望を経て強くなる、と字面だけ見れば主人公ぽくもあるのだが……
— 望戸 (@seamoon15) October 22, 2022
温かく背中を見守られるのが適している者もあれば、強引に手を引っ張られてでも高みに上りたい者もいるのだ。こればっかりは相性なのでどうにもならないのかもしれないなあ。
修行その13「シンシン! 精霊の舞い」
ゲキレン13話見た ジャンにバレエを「ニキニキか」と問われて「ニキニキだ」と即答するレツがよい。仲良しか!/拳魔カタは理央の絶望を取り込ませるだけでは飽き足らず、その心の古傷を抉って自らの弱さを見せつけ、憎しみを抱かせんとする。強くなるほど自分を嫌いになりそうな流派である。
— 望戸 (@seamoon15) October 28, 2022
しかし徹底的に自分を追い込み抜いて、なお強さを求め、自分への自信を持ち続けられるふてぶてしさがなければ、臨獣殿のトップなど務まらないということなのかもしれぬ。
— 望戸 (@seamoon15) October 28, 2022
ただの弟子ではなく、臨獣殿の主に授けるための教えだから、という面もあるにはあるのだろうか?
修行その14「ネツネツ! 技を捨てろ」
ゲキレン14話見た 「忘我の中に修行あり」の教えによってゲキファンを使いこなすレツ。一方の理央も、まるで我を忘れたようにリンシーたちに襲いかかり、憎しみの力を強めていく。「自分の弱さ」ではなく「自分が強くなるのを阻むもの」を憎むようになっているのは心を守るための防衛機能にも見える
— 望戸 (@seamoon15) October 28, 2022
修行その15「ホワホワ! ママ業」
ゲキレン15話見た みんな大好き鼓動戻しの回 役名がそのまま「ちびジャン」「ちびレツ」なのがかわいい/長年連れ添った相方を喪い、ルークはまるでそれがラスか本人であるかのように、形見の剣に話しかけている。思いの強さが拳の強さに繋がるのなら、これがカタの見せたかった憎しみによる狂気か
— 望戸 (@seamoon15) November 6, 2022
×ラスか → 〇ラスカ
鼓動を抜き取られると記憶もなくしてしまう由。レツの兄の事とか、ジャンの虎に育てられた理由とか、もしつらい過去があればそのまま忘れさせてやるのも一つのやり方だが、誰もそれを言い出さないのは二人が現在を十分にエンジョイしているからであろう。その過去があったからこそ、この今がある。
— 望戸 (@seamoon15) November 6, 2022
修行その16「ジリジリ! 臨獣拳、課外授業」
ゲキレン17話見た 海の拳魔ラゲクが理央に注ぎ込むのは身を焦がすような嫉妬。カタの司る憎しみが理央の過去からの産物であるのに対し、嫉妬は現在の理央の心から生み出される感情である。
— 望戸 (@seamoon15) November 6, 2022
×17話 → 〇16話
シャーフーに捨て身の大技を繰り出そうとするメレを止める、という行為自体はまだ理央にとって未分化の感情に基づいていたようだったが、そこにすかさず「メレの強さへの嫉妬である」と刷り込むラゲク。この言葉の毒は、なんだか長く尾を引きそうな予感がする。
— 望戸 (@seamoon15) November 6, 2022
ネコがネコでなかった時代の情報が一気に開示されたわけだが、拳魔を封印するために拳聖たちがひとの姿を捨て不闘の誓いを立てたとすると、魔3:聖7でどうにも計算が合わない。1:1では封印しきれぬほど、よほど魔側の力が強かったということか。
— 望戸 (@seamoon15) November 6, 2022
修行17「ゴロゴロ! 師弟愛」
ゲキレン17話見た 褒められて嬉しい気持ちを「ゴロゴロ」と称するセンス、ジャンの生い立ちを濃厚に反映していてよき。シャッキーがバエに親しく声をかけていたが、そういえばバエは臨獣拳ではなく激獣フライ拳の拳士であったな……趣味に走りまくって敵の胃に住み着くとは、ここまでくるとあっぱれ。
— 望戸 (@seamoon15) November 13, 2022
虎はネコ科の動物だものな。かわいい。
修行18「シャッキンキーン! 身体、強い」
ゲキ18話見た 敵の乗っ取り攻撃にだって耐えられる、そう、身体が頑丈ならね(?) 頑丈さもそうだが、ジャンの隙のない(単純な)精神と大声で咆える固有スキルがいい感じにはたらいて、見事ドカリヤの支配を防ぐことに成功。シャッキーが犯人ではないと見抜いて監視を続けるクレバーさも◎
— 望戸 (@seamoon15) November 13, 2022
ジャンは一般常識が無いゆえにアホの子みたいに見える場面が多いが、けして頭が悪いわけではないのである。拳法や日常動作の尋常でない呑み込みの早さもそうだし、今回みたいな機転もきく。あくまでも彼の「常識」がジャングルナイズされているだけなのだ。
修行その19「ゴキンゴキン! 理央と対決」
ゲキレン19話見た 臨獣トード拳再び。ジャンたちがシャーク拳やバット拳を追加履修しているから当然といえば当然なのだが、○○拳って同じ流派の中で被ってもいいのか……マガとエルカの間にも同門の誼とか師弟関係とかあったのかしら/理央は激獣拳の殲滅に出陣。拳魔の口車に乗せられてないか?
— 望戸 (@seamoon15) November 20, 2022
手玉に取っているのか、手玉に取られているのか。互いが互いを利用し合う、伏魔殿ならぬ臨獣殿である。
修行その20「ギチョギチョ! トライアングル対抗戦」
ゲキレン20話見た カゲキはマスターから伝授されるものではなく、マスターを越えた先に自ら発見せねばならぬもの。単純な決闘ではなくコイン積みやスケボーで勝負したのは、実力差を埋めるハンデであると同時に、戦闘力だけがカゲキを求める道ではないという示唆か。
— 望戸 (@seamoon15) November 20, 2022
一見まわり道のようだけれど、実は不可欠な道程である、と。迅速に強さのみを求める理央とは相容れないだろうことが容易に予想できる。
修行その21「ビキビキビキビキ! カゲキに過激気」
ゲキ21話見た とうとうカゲキを習得するジャンら。通常変身時はしなやかな繊維が編みあがるようにスーツを纏っていくジャンたちだが、スーパービーストオン時はそこから鱗のような装甲が剥がれ、背中と脇腹のバーニアがむき出しになる。防御を捨て動きやすさに特化した設計か。
— 望戸 (@seamoon15) November 27, 2022
カゲキを使いこなせるような実力者には、本人の動きを妨げないような柔軟さを与える方が堅牢な防護よりも重要だし十分、ということなのかも。シャーフー曰く恐れ戦く孤独な雛鳥であるところの理央がガチガチに装甲を固めているのとは真逆。あれは防御とともに示威的な一面もあろうが……
— 望戸 (@seamoon15) November 27, 2022
誘われるがまま身に着けてきた激獣拳の力に、「弱いものを守りたい」という方向性が掛け合わされて、ジャンは新たな強さを手に入れる。本能的な楽しさや不快感ではない、いわば理性的な裏付けができたことで、進む道がはっきりと眼前に拓かれたのだろう。そしてそれは、理央の道とは交わりそうもない。
— 望戸 (@seamoon15) November 27, 2022