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台湾で購入した民藝の真贋はグレーのままで。
◻️🇯🇵にて
『台湾レトロ氷菓店』。
台湾の昔からある甘味処を巡るエッセイなのだが、この本を私が初めて読んだのは、まだ世界がコロナで海外旅行などできなかった頃だ。
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この本に台湾最後のアイスクリームディッシャー職人の話が書かれてあるのだが、私は台湾エッセンスを渇望していたこともあってか、なんともそのアイスクリームディッシャーが欲しくてたまらなくなっていた笑
アイスクリームディッシャー(以下、クドイのでディッシャーで表記する)とは、アイスクリーム屋さんでお店の人がアイスをすくう時に使う、スプーンのようなマジックハンド的な、アレだ。
当時は某サイトで日本人向けに台湾内での買い物代行サービスが行われていて、私はもちろん申し込みを行った。
買えず!笑
そのサイトから届いたメールには、職人さんはご高齢で引退されていて連絡つかなかったというような内容が書かれてあったのだ。
そう、購入するには少しばかり遅かった。
◻️🇹🇼にて。
それから数年後には海外旅行が行えるようになり、台湾に行くようになったがディッシャーを見ることは無かった。
が、2024年に私はある雑貨屋の陳列棚を思わずリアルに二度見した!笑
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172681148/picture_pc_c3764f2458c4f579a44fa6d0e4a82b74.jpg?width=1200)
あの本で見たディッシャーが鎮座している!だと!?笑
傍にはメモが貼られていて、要約すると…
ディッシャー職人(実際には台湾最後の職人さんの名前が書かれてあった)と店主は親戚!
だからこのディッシャーは本物!
といったことが赤太字で書かれてあった笑(
…逆に不安になった笑)
私は宿に帰り一旦悩んだが、再度台湾に訪れる旅費を考えたら買っておく方が精神衛生上良いであろうと考え購入した。
後日、このディッシャーについて調べていくと、ディッシャーの持ち手のところに、「彰化」または「彰」という文字が刻印されているという記述を見つけた。私のディッシャーは「化」…のみ…。
私にはこのディッシャーが台湾最後のディッシャー職人の品かを確認する術は無い笑
そして今日に至ります。