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【豊かな海のまもり方③】 シーフードレガシーのクレド・大切にしていること

みなさま、こんにちは。
株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。

今回の記事では、シーフードレガシーがどんなことを大切にしている会社なのかを皆様に知っていただきたく、当社のクレド(信条)の内容を中心にご紹介します。クレドは、私の経営判断や、スタッフの日々の業務判断の基礎を成すものです。


01. 未来世代への責任

3条からなるシーフードレガシーのクレドの最初に書かれてあるものは、「未来世代への責任」です。

シーフードレガシーは、ビジネスで社会課題を解決することを目的とする社会的企業です。株主や事業体の利益のためではなく、未来世代に対する責任を本気でまっとうするために、私はこの会社を創立しました。

海の自然・社会・経済の豊かさは、未来世代からの借物であるという考えのもと、未来世代が豊かな海の恩恵を受けられる社会を描き、そこからのバックキャストにより、私達の全ての事業や活動は設計されています。

「シーフードレガシー」という社名は、「海の環境・社会・経済の繋がりを象徴する水産物(シーフード)を、豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)」というパーパスを、そのまま表現したものです。

私達のビジョンは、「日本の水産業の持続的成長産業化を通じ、海に関わるすべての人が笑顔と活気に包まれ、未来に希望の明かりが灯る世界」です。未来の国際社会における日本の立場や役割に焦点を当てています。

現事務所のエントランスに掲げた社名。未来世代からの借り物である海の自然・社会・経済を、豊かな状態で未来世代に返す責任を本気でまっとうする、コミットメントが詰まっています。

02. パートナーへの責任

2つ目のクレドの中心に書かれてあるものは、「パートナーへの責任」です。

私達が豊かな状態で未来世代につなげたい世界の海の環境・社会・経済はいま、違法・無報告・無規制な漁業や、人身売買・強制労働・児童労働などの人権問題などにより、危機に晒されています。

未来世代が豊かな海の恩恵を受けられる社会を作るため、これらの社会問題を、私たちの世代が現役でいるうちに解決することが、私たちの役割であり責任であると考えています。

シーフードレガシーは、危機意識と責任感を同じくし、未来世代への社会的責任を本業の中で本気でまっとうしようとする水産関連企業・金融機関・政府・NGO・財団などのステークホルダーとパートナーシップを組み、全力で歩みを共にします。

シーフードレガシーのロゴは、国内外の多様なステークホルダーが社会課題と当事者意識を共有し、輪(和)を生み重なりあって、解決策を共に生み出していく形をイメージしています。

また、私たちのパーパス・ステートメント「designing seafood sustainability, together」の「together」にも、パートナーの皆様と二人三脚で進み、プラットフォーム運営でそれを100人101脚体制にしていく想いと覚悟を込めています。

サステナブルシーフード・ムーブメントのフラッグシップ・イベント「東京サステナブルシーフードサミット(TSSS)」の2017年開催時の写真。多くのパートナーの皆様との協働により、このムーブメントが日本で加速しています。

03. スタッフへの責任

シーフードレガシーのクレドの最後に書かれているのは、「スタッフへの責任」です。

私たちの仕事は、日本のシーフードビジネスを、世界のネイチャーポジティブの実現や、国際安全保障問題の解決に貢献するものにするべく、システムを変革することです。同じ志を持つパートナーの皆様とは、未来志向でお話をさせていただいていますが、センシティブなことも多く、精神的ストレスの高い仕事も時にはあります。困難な時こそブレずに、パーパスに忠実であり続けるべく、個と組織の力を掛け合わせるチーム・ビルディングをしています。

オープンでフラットで成果主義。共有目標の達成を目指すスタッフ全員が、強みを磨き合い、弱みを補い合いながら、朗らかな気持ちで積極的にムーブメントをつくることのできる組織運営を心がけています。また、スタッフが家族や社会に対する責任を十分に果たせるよう、安心して仕事に従事できる環境整備に注力しています。

2024年1月、築地の波除神社で初詣。今年もチーム一丸となってムーブメントのさらなる加速に貢献してまいります。日本の水産業が国際社会に貢献する形で持続的に繁栄しますように。

まとめ:シーフードレガシーのオクトパス・モデル

シーフードレガシーは、8本の腕と9つの脳みそを持つタコから着想した「オクトパス・モデル」というチームワークの形を構築しています。
タコはそれぞれの腕の付け根に脳があり、そこからの指示でそれぞれの足が動くんですって。加えて、8本の足が絡まず連携するよう、中枢脳が機能するそうです。すごい生き物ですよね。

チームメンバー間で価値基準や判断基準が深い部分で統一・共有されていることで、それぞれが現場で即座に自信を持って正しい判断を行い、それを他のメンバーが瞬時にサポートすることで、高いパフォーマンスが発揮される…。これが私達にとってのオクトパス・モデルの完成形です。シーフードレガシーのパーパスと、今回ご紹介したクレドは、その価値基準および判断基準です。

今回も最後まで読んでいただき有難うございました。
これからもよろしくお願いいたします。



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