【イベントレポート】水産業界で働くならどこがいい?水産系の大学生・院生のためのキャリア相談会【後編】
12月20日、水産系の大学・大学院を卒業し、水産業界で働いているゲストを交え現役の水産学生のみなさんに向けたキャリア相談会を開催しました。
イベントの前半では現役の水産学生に向けて水産系の大学・大学院を卒業し、水産業界で働いている先輩と話せるキャリア相談会を開催しました。
前半の様子はこちらから。
本稿では、前編に引き続き質問コーナーの様子をお届けします。
質問コーナー
中小企業から国際機関へ…キャリアの展望について
(石井さん)
元々、国際協力業界に興味があり大学時代から国際協力関係の方のお話を聞いていました。国際協力業界は専門性が大事な業界だと言われています。私は、座学よりもビジネスとしての水産業を勉強したい、現場を知りたいという思いで愛媛での就職を決めました。国際協力と水産分野では「現場での経験」が大切であるため、愛媛の経験は大変役に立っています。
入社前後での「ギャップ」
(中村さん)
いいギャップと悪いギャップがあります。いいギャップとしては、「現場感」と想像以上に自分自身がやりたい課題にアプローチできていることです。スタートアップのような企業の方が自分のやりたいことができる印象があったのですが、私の入った企業でも研究等に携わることができていて嬉しいです。
悪いギャップとしては「縦割り」の文化が思っていたよりも強かったことです。当たり前のことですが、自分は開発の中の一部分を担当しているという意識が強いです。自由に仕事はできるがその中での意思決定権は定まっているということを認識しております。
(渡部さん)
自分は今の就職先にはインターンとして2、3年ほど関わっていました。そのため、入社前後でのギャップは特にはありませんでした。
研究と就職について
(中村さん)
就活のスタイルは学部と院生では全然違うと思っています。大学院生の就活ではたくさん会社を受けるのではなく、絞って受けるスタイルの人が多いように感じる。実際に私もそうでした。
(渡部さん)
私は就活と研究で熱量を入れるタイミングを意識していました。就活するときは就活、就活が終わったら研究に没頭しました。ラボに篭らないといけない研究でもなく、フィールドにいたことも調整がしやすい要因だったと思います。
(中村さん)
研究がどれくらい重要視されているかは企業によって違います。採用活動では、どれだけ研究に関する専門知識を持っているかはそれほど重要ではないように感じます。研究職でもポテンシャル採用だと思っています。単に知識が求めているのではなく、今後どうやって企業の中で働くことができる、研究のプロセスを示すことが重要です。
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