さらばポラロイドカメラ
ポラロイドカメラに恋して
皆さんこんにちは!ご無沙汰しております。
久方ぶりのnote投稿です。
ここんところ、愛知は夏日っぽくなってきました。
あっという間に夏です。
ここ最近ブログのネタ探しも兼ねて裁判傍聴に行ったり、スタバに行ったり、趣味について色々考えていました。
裁判についての記事をメインのブログサイトに書いていたのですが、僕は1回スイッチが入ると書きすぎて止まらなくなってくるタイプなので時々力のコントロールを間違って非常に疲れてしまいます。
そんなわけで今回は気晴らしに過去にハマった趣味へのオマージュとして、レトロなポラロイドカメラについての記事です。
ポラロイドカメラって何?
ポラロイドカメラってそもそも何だろう?と言う人も多いだろう。
特に10代の子達なんかからしたら全く見たこともなく育った人も多いんじゃないだろうか?
これだけテクノロジーが進んで、ポケットに収まるようなサイズのスマートフォンで多くの人間がクオリティの高いデジタル写真が手軽に撮れるようになってしまった現代において、その存在意義が失われ、時代の遺物となってしまったポラロイドカメラ。
ポラロイドカメラの登場は1947年だと言う。ポラロイドカメラの『ポラロイド』とは社名なんです。
カテゴリーとしてはインスタントカメラの部類だ。
47年の登場から08年までの長きに渡ってインスタントカメラの代名詞としてカメラ業界で確固たる地位をキープしていたが、デジタル化の波で需要がなくなり、08年についに生産中止になった(最近生産及び販売を再開したらしいですね)。
63年にオートマチック化が成功してからはアンディーウォーホルを筆頭に著名な芸術家達にも愛用されたりもしていたようだ。
幼少期の想い出とHUgE
僕がポラロイドについて覚えている最古の記憶としては、幼少の頃、他県に住むイトコの家に遊びに行った時に、親戚のおじさんがポラロイドカメラを貸してくれて好きなだけ撮らせてくれたのが最初のポラロイドの記憶だ。
当時はぼくは小学の低学年だったかと思う。
バブルが弾けた後の90年代初期頃の話だ。
まだ世間はバブルが弾けたとは言え、そこそこいい車とか家とかに住んでいた時代でもあった。
現代よりもはるかに情報の少なかった時代である。
僕の両親や親戚もよくわからない大きな車を何台も乗り換えていたっけ。庶民でもそういった消費・浪費に使える余力があった時代でもあったのかもしれない。
その後は知っての通り、日本経済は右肩下がりでどんどん落ちぶれていくわけだけど。。。
何分、子供の頃の話なのでどんなカメラだったか機種までは覚えていない。
真っ黒なボディで、パカっと展開し、撮ったその場で現像されフィルムが出てくるのが幼心に楽しかった。
イトコとふざけた顔し合って写真を撮ったり、昆虫を撮ったり。
それが僕とポラロイドの最初の出会いだった。
時は流れて学生時代を過ごす中で、僕はポラロイドの事なんてすっかり忘却の彼方へ追いやってしまっていた。
元々カメラ好きでもなければ、写真が好きというわけでもなく、また、たまに写真を撮っても特に感動もしない。ましてや被写体になるのも別に...と言う感覚を持っていたからなのだろう。
周囲の女の子の中にチェキを使っていた子がいたりしたけれど、それでもふ〜んぐらいにしか感じなかったのである。
さらに時は流れてこんな僕も社会人として社会に投げ出された。
2008年の師走。今から10年前だから僕は当時20歳だった。
当時はPCも確か持ってなくて、テレビと雑誌みたいな媒体が僕にとってカルチャーを吸収する主な媒体だった。
で、ある日書店で長髪のリバーフェニックス(ドラックで若くして逝去してしまった米俳優)がこちらを睨みつけてきたんだ。
それまでファッション誌(メンノンやスマート、チョキチョキとか)や音楽誌ばかり読んでいて、HUgEは読んだ事がなかった。
なんとなく気取っていて、オシャレすぎる感じがして20歳当時の僕には敷居が高いように無意識に感じていたのかもしれない。
でも、リバーフェニックスの強烈な眼光が僕を惹きつけた。
タイトルは『Polaroid forever』
そう、ポラロイドカメラの特集記事だったのだ。
素晴らしきポラの世界
内容は生産終了となってしまったポラロイドカメラへのオマージュや、ギィブルダンや森山大道、ロバートメイプルソープを始めとした著名な写真家のポラ作品や、これまでにポラロイド社が発明してきたカメラの数々を紹介していてある内容だ。
この特集に出会ったことでポラロイド作品集や実際にポラロイドカメラを購入するような変化が僕の人生に起きた。
この雑誌の素晴らしい点として、ファッションアイテムの紹介なんかもポラロイド調で紹介してある点だ。
これは編集の妙だと思うし、すごくオシャレだ。とてもセンスがいいと思った。
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