初投稿　脱サラ無職日記

三ヶ月前に脱サラした。以前は某大手自動車メーカーの製造現場でひたすら単純作業をする毎日だった。昼金と夜勤を一週間置きに交互に繰り返す勤務形態で心身共にきつい仕事である事は入社前から有名であった。車やギャンブル、タバコ、女の子の話ばかりする周囲とは浮いていていたし、自分からコミュニティの中に自ら入っていく事もなかった。たまに話したりする奴はいたが、プライベートでどうこうというのもない。まあここまでは最近Twitterやネットの中でよく見かける人間の枠組みの中の一人だと我ながら思う。退職を決意したのはお金が貯まったからとか、他にやりたい事ができたからとかでもなく、ただ辞めた。蕁麻疹が毎日出たり、疲れが取れないなど、明らかにストレスが表立って出てきたというのも要因の一つだけど、本当にただ辞めたかった。奴隷のように飼われるだけの毎日が苦しかった。なまじ給料はよかったから借金が僅かにあって煩悩や物欲だらけの僕にとっては悪くない条件だった。そこらへんの恩恵は凄くあった。でも毎日同じ事ばかり繰り返すミーティングという名の残業や13時間を超える拘束時間なんか考えると割に合わないな〜とか思ったりしていた。こんな愚痴を会社でこぼすとある程度共感してくれる人はいたけど、皆一様に口を揃え、これが普通、仕方ないなどと言うのである。信じられなかった。驚きだった。給料が良くてもプライベートが忙殺されて休日もない人生が『普通』なら僕は間違いなく怠け者だったんだろう。実際僕は休日は午後まで寝ていたい与太者気質だ。じーちゃんに将来何をしたいかと聞かれて当時5歳ぐらいの物心ついたばかりの僕は、何もしたくないと答えていたのをよく覚えている。この会社にいる人は、多くの人間は洗脳されているように映った。そんなこんなで僕は2年働いたこの会社を9月で退職した。。。

次回からは僕の無職生活を徐々に晒していきたいと思います。