新生活すたーと編
9月に勢いで新居を決めて引っ越した僕は何にもなかった。貯金も数十万、家具もゼロだった。とりあえず冷蔵庫、ベット、電子レンジさえ揃えればとりあえず生きていけるだろうという事でまずそれらから揃える事にしたわけだけれど、家電量販店や店頭に出向く気も時間もそもそもなかったのでハナからネットを漁った。
Amazon、楽天、ヤフオク、便利な時代になったよね。順番はあまり良く覚えていないけど、空っぽのアパートに届いたのはヤフオクで見つけた2万くらいの無印の冷蔵庫だった。普通に機能してくれれば良かったのでこれで十分だった。引っ越し初日にちょうど届くように送ってもらった。電子レンジもその次の日くらいに届いた。あ、そうそう引っ越しはジモティーというアプリで見つけた個人で何でも屋やってますよーという人に手伝っていただいた。元々寮に住んでいたから大型の荷物とかなくて、ダンボール15箱ぐらいで納まった。その何でも屋という人も、20年勤めた運送業者を辞めて個人での事業を今まさに始めようとしている人で、境遇も似ていたから親近感が湧いた。軽バンで7000円で運んでくれると言うので引っ越しを依頼する事を決めた。ネット経由で若干胡散くさい感じと不安はあったけど(本人も言っていた)、引っ越し業者に頼んで、トラック単位で4万も払うのはもったいないと感じて僕には良い話だったのだ。荷物少なくて少しでもお得に引っ越しを考えてる人にはオススメだ。
ベッドは僕の狭い室内にも収まるサイズのセミダブルの新品のベッドを楽天で購入した。ただ、配送の関係で当日に間に合わなかったので床で寝る事にした。人生で初めての事だ。2日くらいなら床で寝るのもまあいいか。人生の2日間だし。ただ、フローリングの床に直で寝るのはさすがにちとキツいので段ボールとエアパッキンを敷いて寝る事にした。
もうこんな感じだ。室内ホームレス状態だ。2日間身体が痛かったのでオススメしない。引っ越しというのは大変だ。
その後は次々届く日用品を受け取りつつ、ひたすら段ボールを開封していく日々だった。しんどかったのは1人だったので、届いた大型家具を組み立てて、配置するのも全部1人でやったということだ。
それでも会社を辞めてスタートした無職ライフはとんでもない開放感だった。会社と寮の往復だけで消耗してた社畜時代から考えたら、毎日近くのスーパーに行ってご飯を作ったり、朝起きて身体が痛いところがないことや、仕事に行かなくちゃみたいなプレッシャーがないのは想像以上に人間らしく、生きている事を実感できた。
めんどくさくなってきたので今日はこの辺にして、また続編書きます。
これから会社辞めようとか考えている人の参考になれば嬉しいです。