How to フリー雀荘①
皆さん、明けましておめでとうございます!!
note初心者ですが、本年もよろしくお願いいたします
今年ひとつ目の記事は、前回の続きにはなりますが、新しいことを始める1月に相応しい「初めてのフリー雀荘」についてです。これからフリー雀荘に行こうと思っているすべての皆さんに役立つ内容にしてありますし、また、逆にフリーに慣れている人も、フリーに行く姿勢の基準として今一度確認してもらえたらと思います
1.レートと財布の中身について
フリー雀荘に行くにあたり、一番最初に知りたいのがレートのはず
でも、近代麻雀の広告見ても、看板見ても載ってない。しかも、電話しても教えてくれないところが多いと思います。これは決して雀荘が怪しいところだからそうしているわけではありません
実は昔は近代麻雀にも看板にもレートの記載はありました。しかし、風営法の関係でレート表記&公言ができなくなったのです。警察の生活安全課が認めていて内実知っているクセにおかしなルールだとは思います。しかし、あくまでもお客さんが自然に集まって自然に合意したハウスルールで遊ぶという建前を守る必要が出てきたのです
ただ、レートを知る方法は実はあります。それはフリーのゲーム代を見るか、公開されてなければ電話でフリーのゲーム代を尋ねるのです。ゲーム代から見るレートは概ねこんな感じです
・一時間◯◯円→時間いくらはノーレートです。なので聞けば「ノーレートです」と教えてくれます。また、時間単位なので局の途中で止めることも可能です
・1ゲーム600円→ピン=千点100円
・1ゲーム300~400円→点5=千点50円
・1ゲーム300円未満→点3=千点30円(レア)
ただ、上記で抜けているゲーム代がありますよね。そう1ゲーム500円の場合、実はこれはピンか点5かはっきりしません。ウマやチップが通常のピンより低いソフトピン、逆にウマやチップが通常の点5より高いハード点5のいずれかのケースがあります
なお、上記を超えるゲーム代の店やレートの店は逮捕者が出るレベルのガチ違法なので基本的に存在しません。万が一そういう店に入ってしまった場合は手入れが入る前に帰り、二度と行かないことをオススメします。ちなみに昔蛭子能収さんが新宿で捕まった時のレートが2ピンでした
さて、次に用意する予算についてです。フリーなので1回で止めて帰るのも自由ですが、1回ラス引いただけで財布のお金がなくなり続行できないとしたらそもそも伸び伸び打てませんし、挽回のチャンスもなくなります。それに1回負けたくらいで突ラス(急にそのゲームの最後で止めること)は、店ではなく他のお客さんに迷惑で嫌われます
一方、いくら負けてもやるつもりでお金を用意してしまうと止め時を見失いずるずるとお金を失います。フリー麻雀は1ゲームごとにお金がかかりますので、長くやるほどゲーム代が収支に大きく影響します
そこで目安として欲しいのが、4ラス分。これは私の経験則ですが、3ラス分以上負けたのを挽回するのはかなり困難です。他のお客さんを見ても、ストレート3ラス後に復活してプラスになる人なんてほとんど見たことないです。考えてみたらわかりますが、単純確率で4回に1度のトップチャンスで3ラスを取り戻すには10ゲームくらい必要で、その間3着以下を引けばさらにゲーム数が加算され、かつゲーム代はひたすら累積していく。例えばピンレートで考えると、3ラス分負けるとゲーム代合わせて15,000円~20,000円くらい失っているはずで、そこから10ゲームのゲーム代6,000円以上を持ち出すので、合計25,000円以上、点数で言えば250,000点プラスにしなければならない計算です。いかに難しいかわかりますよね?
わたしは普段弟子に「最初から連続して3回3着以下になったらラス半コールをかけなさい」と教えています。弟子はゲームにかなり集中するタイプで麻雀体力が最大五回程度、長くやればやるほどスコアが落ちます。にもかかわらず最初から3回3着以下を引いたのをズルズル回復しようとしても無駄で、お金をドブに捨てるようなものです。皆さんはここまでシビアに止めなくてもよいかもしれませんが、それでも3ラス分負けたら「今日は私の日ではなかった」とギブアップしましょう
ということで、まとめると、フリーで打つときの止め時の目安が3ラス分の負け、持参する予算は4ラス分のお金で点5だと12,000円~15,000円、ピンだと25,000円~30,000円が目安となります
なお、3ラス分負けてラス半コールをかけてトップだったらどうするか→最後にトップが取れて負けが小さくなったことを喜び帰るのが正解!! トップはたまたまで、その日のあなたの実力は3ラス分負けたほうです。負けをすぐ忘れて過信する人が多かったり、まだやりたいという気持ちもわかりますが、翌日以降も長く麻雀を楽しもうと思ったら止め時を間違えないようにしましょう
2.一般的なフリー麻雀ルール(四人打ち)
いろいろな地域で麻雀をしてきた私ですが、最大公約数をまずまとめます。セットメインだといろいろ独自ルールを採用していると思いますが、フリーデビューを目指すなら以下のルールをセット麻雀でも採用しておくと慣れやすいです
・東南半荘戦~大都市には東風戦もあります。ただ、皆さんがいる地域に東南戦があって東風戦がないことはあってもその逆はないので、東南戦が主流と言えましょう
・持ち点~25,000点持ちの30,000点返し。三麻を除くとこれ以外の設定はまず見ません
・順位ウマ~1ー2(ワンツー)。順位ウマとはゲーム終了時に着順下位者が上位者に払うもので、1ー2は4着が1着に20,000点、3着が2着に10,000点支払うという取り決めです。他に1ー3、2ー3、また一部東風戦では2ー4、2ー6というものもありますが、8割方ワンツーが主流だとお考えください。ざっくり言うと、ウマが大きくなるほどラスを引かないことが重要になります。個人的にはウマが大きいルールは得意なのですが、トップ賞が20,000点なのにそれを超えるウマを付けるのはなんとなくバランスを欠いているかなと思わなくはないです
・アリアリ~食いタン(鳴いたタンヤオ)あり、後付け(アガって手を開いた時に役があればOKということ)あり。あと、当たり前ですが1翻縛りです。これらは知る限りすべてのフリーで採用しています
・ピンフツモ~昔関西ではピンフとツモは複合しないルールがありましたが、今はフリー雀荘チェーンの広がり、テレビ対局などの影響により、ほぼピンフツモは複合します
・赤牌~5萬、5筒、5索各1枚ドラ扱いで役にはならない。チップ発生するか否かは店舗次第(※チップの記事をご覧ください)
・一発、裏ドラ、槓ドラ、槓裏~全てあり。ちなみに、槍槓(チャンカン。加槓した牌でアガる役)時に槓ドラが乗るかは店次第です
・ドボン(飛び)~ドボン者が出た時点でゲーム終了。ほぼ全ての店で採用していますが、発生時の取り決め(ドボンチップ、箱下精算、ノーペナルティ)などは店舗次第
・連荘条件~テンパイ連荘が一般的。しかし、大手麻雀チェーンのさかえ系列マーチャオ系列はアガリ連荘を採用。正直アガリ連荘ルールは店が場代を効率良く儲けることだけを考えたクソルールで対局者はひとつも楽しくないものだと思います。ネット対局、テレビ対局、麻雀漫画にすら出てこない、フリー雀荘のみの残念なルールです。ちなみに、アガリ連荘を採用しているチェーンはこの後書く◯◯点終了と一本場1,500点をも併用しとにかくゲームを早く終わらせようと躍起になっています
私はどうしてもそこしかない場合を除きアガリ連荘店には行きませんが、やる場合には以下の3つのポイントに気をつけています。1つ目は「この配牌がアガりに結び付くかどうか」の見極めを普段より三割増しくらいシビアにする。2つ目は親番でのスピードだけの愚形安手リーチを打たないこと。そして3つ目は親はむしろ受け気味で子方で伸び伸び打つ、です
・◯◯点終了~60,000点や 55,000点到達によるいわゆるコールドゲーム。体感ですが採用率は6割オーバーくらい。ただ、下に25,000点でドボン終了ありなら、上がそうなっても終了するのは許容範囲。そんなに差をつけられた対局者の責任とも言えますからね
・一本場の点数~ 300点がまだまだ一般的でしょう。ただ、ピンレート店舗では5割くらいは一本場1,500点が導入されています
どちらのルールでも気にしませんが、私個人は一本場1,500点に賛成です。これはゲームが早く決着するからではなく、戦略的意味というか面白さのためです。完先ルールや赤がない時代の一本場300点はそれなりに価値や意味があったのでしょうが、高打点が動く現代麻雀ではこの300点(ずつ増える設定)がゲームに与える影響は軽微で、かつ点差と逆転条件の計算が小さく煩雑になるだけです。しかし、一本場1,500点はゲームに与える影響が大きく、連荘する側にもリスクがあり、一発逆転の要素にカウントすることができスリリングです
・オーラスの親のアガリ止め、テンパイ止め~トップであれば強制終了となるのが一般的。トップ以外の着順は2着止めは認めているところが多い(3着止めはできたとしても無意味ですしやらないように)。
・ダブロンの取り扱い~ざっくり言うと関東以北はダブロンありのリーチ棒&積み棒は上家取り(放銃者にツモ番が近い人が取得)採用。関西以南はダブロンなしの頭ハネ(放銃者にツモ番が近い人のアガリのみ認められる)採用。なお、ダブロン採用ルールでもトリプルロンは認められず三家和として流局することがほとんど。
・採用役~1翻役【リーチ、門前ツモ、一発、タンヤオ、ピンフ、一盃口、役牌、ハイテイ、ホーテイ、槍槓、嶺上開花】/2翻役【ダブリー、三色同順、一気通貫、七対子、チャンタ、トイトイ、三暗刻、三槓子、三色同刻、小三元、混老頭】/3翻役【混一色、純チャン、二盃口】/6翻役【チンイツ】
上記以外の役はフリー雀荘では採用されていないと思ってもらってかまいません。例えば、槓ブリ(槓した直後に放銃すると1翻役)、三連刻、一色三順、三色通貫、オタ風三刻、十三不塔、八連荘など古役、ローカル役はフリーでは出てきません。しかし、古役を思い出して並べてるとなんだか楽しくなるのは私だけでしょうか?(笑)
・採用役満~天和、地和、四暗刻、国士無双、大三元、字一色、緑一色、小四喜、大四喜、四槓子、清老頭、九蓮宝燈。これ以外の大車輪、紅孔雀などはもちろん不採用。なお、役満は純正で複合しても(例えば字一色小四喜)シングル扱いの店がほとんどで、数え役満(13翻以上の複合手役)は採用しつつ役満祝儀なしが比較的一般的です
まだまだ書きたいことがあるのですが、長くなりすぎたので、ここまでを第一部として残りは次回まとめます
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