気がつけば還暦
寅年が始まった。
今年は歳男となった。
前回は48だった。
もう還暦か、早いもんだな。
昨年末に親父が91歳の大往生を遂げた。
そして葬式に手続きにと追われるがままに僕はまた一つ年を取った。
新年早々も墓の話しと50日祭の事で幕が開けた。
珍しい正月だった。
そして今日、僕の娘が婚姻届を出しに行った。
今日は験担ぎにはもってこいの開運の日らしい。
夕方、娘から連絡をもらった。
新たに息子になる彼が「二人で幸せになります」と言ってくれた。
とても感慨深く、ついうるうると目頭が熱くなってしまった。
バカ親の不覚だ。
ここまで来るのに色々あったからなぁ。
うちは神式だから今月末に50日祭がある。
それとお墓の発注。
あれはやだ、これはいいだの家族のリクエストを調整する。
なにやかんやと忙しい。
親父の葬式が終わって、
僕の人格を貫く屋台骨みたいなものと、それを支えている太い支柱みたいなものが抜けてしまったと感じた。
心のバランスが崩れて、なんか全てに調子が合わない。
かみさんにそれを話すと、寂しいんだねと笑われた。
そこに悪意はない。
むしろ、ありがたい助言だった。
そんな具合だから仕事にもあまり熱が入らないし、なんにもやる気が起こらない。
朝起き上がるのも辛いし、夜もなかなか寝付けない。
こんな時に酒を呑んだら気持ち良く寝れるんだろうか。
ただ僕は下戸なのでそんな習慣はない。
これは単に怠け癖なのだろうか。。。
喪明けすれば変わるのかなぁ。
不幸もあればめでたい事も一気に回転している僕の人生。
なかなか慌ただしい。
先週末、奥日光紅葉弾丸ツアーの写真を整理した。
良い塩梅の写真があったのでFacebookに Instagramにと投稿した。
趣味の写真をあれこれしてると、少し気持ちが上がった気がした。
気がつけば還暦。
色々と気持ちの整理をつけるのに何かに書き留めておくといいかもしれないと、ふと今日思い立った。
このnote、今日から始まるのか、
はたまた今日だけで終わるのか（笑）