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六色の白紙の旅路
皆さんこんにちは。或いはこんばんは。
風見汐音と申します。
今回は珍しく(?)私の内面以外の話を少ししたいと思います。
普段は(比較的)隠しているオタクの面の話。
White Tails、通称ワイテルズ、というゲーム実況者グループがあります。
高校の同級生6人組で、今年の周年記念日で活動開始から9周年になります。
その9周年、2025年1月17日に、無期限の活動休止に入ることが発表されています。
2024年はそんな彼らのイベント尽くしで、5月のポップアップストア、夏のコラボカフェ、秋の横浜街歩き謎解きイベント、冬の展示会。
そしてその締めとなる、1月7日~9日の3日間行われた、武道館イベント。
行ってきましたよ。勿論。
本当にすごかった。この人たちが面白いからってついていってみていたら、武道館なんていう大舞台に立っているし、いつも通りのトークを見せてくれるし、武道館ならではのすごい企画も見せてくれて。
ワイテバンド、生で聞けて本当によかったな。
この人たちのことを応援していてよかったな。と心から思える時間でした。
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私が彼らにちゃんとハマった、動画を追うのを始めたのは多分高校3年生の頃。ちょうど3年前くらいですね。
受験期にもかかわらず過去動画をめっちゃ見てました。
でもじゅばくらとか追ってた記憶があるので高2くらいから見てたのかも。
(じゅばくら=重力バラバラクラフト)
ハマってすぐくらいに6周年が来て、3Dアップデートして。
大騒ぎしてました。多分当時共通テスト前日とか前々日とか。
でも周年お祝い小説が書きたくて、勉強の合間にパソコンをカタカタしていました。
当日にきちんとアップしてから寝た覚えがあります。
高校1年の時にバイトをちょっとだけしていたのでそのお金とか、お小遣いとかを使って、過去のムック本(公式同人誌的な)を全部買って。
しんどいときとかもずっと横で流して寝たりとかもして。
間違いなく私の支えです。支えにしてました。
大学入る前の春休みはもうそれはそれは過去動画探索会をずっと開いていました。代表シリーズの「クラフトなし」からインフィニトリ、はたまた昔の配布マップのプレイ動画まで。結構がっつり見ていました。
去年のYouTubeのゲーム動画の統計みたいなやつ、ぶっちぎりでワイテが一番でした。
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彼らの何がいいかって、どんなときも安心して見られること、なのかな。
絶対面白い、って分かってるから安心していられる。企画力もそうだし、何よりクリーン。「実況者界のNHK」なんて呼ばれていたりも。(最近ちょっとそんなことないよな?とも思っていますが(笑))
高校の友人としてのノリのまま、内輪ネタもガンガン入れて、それでも視聴者を楽しませてくれるのは本当に才能だろうな、と思います。
武道館でも「一生友達です!!!」とか言ってるの聞けて嬉しかったし、6人が目の前でわいわい遊んでいるのを見られて、本当に仲が良いし、本当に楽しそうだなあ、と思っていました。
やっぱ企画力は本当にすごいな。
マインクラフトなのにクラフトなし、マインなし、マイクラなしをやって、その上でさらに移動できない縛り、攻撃しない縛り、重力ばらばら、サイズばらばら、設置しない縛り ……え? やばすぎじゃない?
更に、今となっては大人数コラボの代名詞になっている人狼RPGの作成も。あれでにじさんじとコラボしてるの、本当にすごい。
それに加えて大人気企画になってるリス地ばらばらクラフト。
他にももっとたくさん「その発想どこからきた?」みたいなすごい企画が多い。だから見てて飽きない。
特に好きなのはやっぱ「母音ばらばら」と「子音ばらばら」かな。
あとやっぱりBlack Tales シリーズが本当に好き。
特に今年の花龍列車は、彼らを送り出す心の準備の第一段階ができた作品だからすごいよかった。
来世なんて陽炎 追いかけた途端に遠ざかる
さよならと僕らは歌い どこへ行こう 君の命が踊っている
「夜市」のこの歌詞がすごく響いてる。ずっと。
この人たちは前へ進んでいくんだな、って強く思った。
武道館に行って、やっとたくさん泣けた。
勿論発表の後も、コラボカフェの後も泣いたし、横浜のイベントの時も寂しくなるなと思ってた。
でも、今なら、まっすぐ笑って送り出せそう。
6人が、それぞれの道を示してくれた。
そして何より、何回も、「ワイテルズとしての活動が止まっても、ずっとこの6人は友達だ」って伝えてくれたから。
だから。
展示会で彼らの過去を見た。
武道館で彼らの未来を見た。
「ジブンシ」で、動画で、彼らの今を見た。
貴方たちが、その動きを止めてしまうことは寂しいけれど、それでも、前を向いて、分かれ道の先を進んでくれると言うから。
ほんの少しの蝶の羽ばたきが、貴方たちをここに連れてきたと言ってくれるから。彩りを与えてくれたと言ってくれるから、沢山の愛をくれたと言ってくれるから。
これは、別れではないと言ってくれたから。
彼らが、彼ら史上、最高の道を進んでいけることを祈っています。
沢山の「おもしろい」と「幸せ」をありがとう。
沢山の「ありがとう」と、「大好き」を贈ります。
最後の最後まで、走り抜ける貴方たちを、見届けさせてください。
ずっと大好き!!!!!!