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なでとは(その2)
「始点と終点はおおまかに9つしかない」
自己紹介
どうもこんにちは。Sea take(しいたけ)と申します。
二回目のnote投稿ですが、はじめましての方もいると思うのでなで関係のプロフィールを書いておきます。読んだことある方は飛ばしてください。
・2021年の5月頃から「なでなで集会」というワールドに参加者が集まってなでなでし合うイベントを開催しております。不定期で21:30からの開催となっております。
Discordで開催日の連絡をしてます。お気軽にご参加ください。https://discord.gg/DtV7YFznCU
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・なでのレベルはなで系イベントキャストくらい。
・コントローラーはContact Glove使ってます。
・肘無しの9点トラッキングです。
はじめに
今回のnoteは知識のインストール要素強めの内容となっており、大枠をつかみやすくなっています。これを読んで意識してもらえると一つレベルアップにつながると思います。
【単語整理】
始点:なでを開始する地点
終点:なでを終了する地点
始終点の箇所:始点終点をとることができる箇所
本編
始点と終点はおおまかに9つしかない
今回は前回告知した始点と終点の増やし方について触れていきます。
なお、今回のお話は正面からのなでに限定したものです。正面からのなでとは、自分のアバターが見えない状態で顔の輪郭回りを撫でられるときのことです。顔以外の部位(首筋、ケモミミ)を撫でるときも対象外です。
まず結論から、始点と終点はおおまかに9つ。具体的には以下に示す通りです。
なでのバリエーションを増やしたいたときは、この9つの始点と終点を活用できてるか意識してみてください。
おでこ
こめかみ(左右)
耳(左右)
ビューポイント
ほお(左右)
あご
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「おでこ→こめかみ」「耳→ほお」といった形でなでの始点と終点を考えることができます。大技になると「おでこ→こめかみ→耳→ほお→あご」など複数の始点終点を繰り返しながらひとつのなでに見せる時もあります。
始終点の箇所の考え方
ここからは始点と終点をとる箇所を「始終点の箇所」と呼びます。なぜ始終点の箇所が9つになるのか説明していきます。
基本として、始終点の箇所は手の一部が見える位置にある必要があります。手が見えていないと始まったか終わったか分からないからです。上級者になると手が見えていなくてもどこを撫でているか伝えられるようになりますが、ここでは例外とします。
下の写真の赤色の楕円はHMDの視界の端を示しています。青色の逆三角形は顔の輪郭を表しています。この楕円と顔の輪郭の重なり方で始終点の箇所をの分け方を考えることができます。
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おでこ(赤い線の上&輪郭は曲線)
こみかみ(赤い線の上&輪郭は角)
耳(赤い線の上&輪郭は曲線)
ビューポイント(赤い線の中)
頬(赤い線の外&輪郭は曲線)
あご(赤い線の外&輪郭は角)
おでことこめかみは同じ赤い線の上ですが、顔の輪郭の曲線部か角かという点で分けられています。
例えば、下の写真のように水平に構えてから手を左右に揺らすとき、おでこは手を左右に揺らしても手が常に視界の中に入ってきます。一方、こめかみは左右に揺らすと、手が見えなくなるタイミングがあります。(写真だと撫でている人から見て右側に手を動かすと視界から手が消える)
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視界から手を外したくなければ、下の写真みたいに手を傾けて耳の方に持っていくと良いと思います。あえて、なでを終了させるために一度視界から手を外すのもありです。その時々に最適な判断をするようにしましょう。
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おでこ派、頬・顎派
9つの始終点の箇所は、HMDの端と顔の輪郭の形状によって分けられることを説明しました。
最後に、9つの始終点の箇所は3つのグループに分けられることを説明します。
おでこグループ(おでこ、こめかみ、耳)
ビューポイント
頬・顎グループ(ほお、あご)
上記のグループの分け方の基準はHMDの視界端からの距離です。
1.おでこグループはHMDの視界の端。
2.ビューポイントはHMDの視界の中心。
3.頬・顎グループはHMDの視界の外。
にあります。
私見になりますが、なでの好みはおでこ派か頬・顎派に分かれると感じています。おでこをなでていて反応が悪ければ、頬・顎をなででみると良いかもしれません。ビューポイントなでがよく見られないのは始点と終点が同じ点のため、増やせるバリエーションに限界があるからだとも考えています。
今回で、始点と終点の取り方が整理できました。あとは、始点と終点での手の置き方(横・斜め・縦に構えるとか)で更にバリエーションを増やしていきましょう。これについては次回触れます。
まとめ
始点と終点はおおまかに9箇所しかない
HMDの端と顔の輪郭が重なるかどうかで特性を分けられる
おでこ派と頬・顎派に分けられる(私見)
編集後記
2年前に「なでなで研究室」っていうのを立ち上げたときに書いた資料を掘り起こしてnote化しました。今見ると忘れてることが多く、当時私が熱心になで技術の探求に取り組んでいたことが思い起こされました。
コメント・感想・追加解説の要望、お待ちしております。(ネタ探し大変なので助けると思うくらいでアクションいただければw)
次回は、始点中間終点での変化のつけ方について詳しく書こうと思っています。