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look back on "after blue"(その7)

7 sundown
「screens above the park」に続いて、先に発表した3曲からの1曲。
こっちの方は逆に、当時のバージョンと同じものを収録しています。

これはタイトル通り、sunのdownの様子ですね。シンプルですね。
やっぱり太陽は、山の向こうに沈んでいくのだろうなあ、という気がします。
時刻は17時~18時でしょうか。
あたりは暗くなって、心もとない気持ちになってくる時間帯。
最後の午後の光を、静かに受け止めている人物が、そこにはいるようです。

ここで全14曲の折り返し地点です。
そうです。このアルバムは、半分が夜なんです。
個人的にはもう少し昼間の明るい時間を増やしたい気持ちはあったのだけど、とにかく気づけば、そこに夕闇は来ていたのです。

そんな「sundown」の試聴はこちらから。

***

8 book under your pillow
夜の始まり、19時くらい。
枕が出てくるけど、さすがにまだ寝ません。

枕の下に敷いた本についての歌、だと思います。
眠る時に、なんらかの影響を与えてしまったりするような類いの本だと思います。
そこに書かれているお話の世界。僕も色々と想像してみます。

この曲は当初はなんともゆるやかなインストだったのですが、手を加えていくうちにボーカル曲になりました。
単調なメロディのわりに、歌うのにはかなり苦労した思い出もあり。

チープなシンセっぽい音はすべてスタイロフォンです。
スタイロフォンは録音の初期段階から曲に入っていて、この音色に誘発される形で他の楽器のアレンジも次々に決まっていった感じです。

薄明るい寝室を離れて、次の曲では夜の世界に足を踏み出します。

その前に、「book under your pillow」の試聴はこちらから。


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