look back on "after blue"(その12)
14 pocketful of birthdays
映画のエンドロール的な意味合いも込めて、一番最後の曲にしてみました。
この曲が出来上がったのは反対に、一番最初、2010年のイシハラマユミさんの写真展用に作った3曲の中でも、最も早く仕上がった曲です。
イントロのエレクトリックギターのフレーズが浮かんできた後は、いつものように順番に重ねるべき音が聴こえてきて、これも一日足らずで大まかな部分は仕上がった記憶があります(日記確認したら、やはりそう書いてあった)。
2010年に一度myspaceやyoutubeにアップしましたが、その時の音源とはミックスを少しだけ変えてあります。
幾分でも聴きやすくなっていれば良いのだけど…
前述の日記に、こう書いてありました。
"11月は、自分のは置いておくにしても、古くからの大事な友達や、最近知り合った才能溢れる友達たち、それからめでたくもうすぐこの世に誕生してくる人たちなど、なぜか多くの僕の身の回りの人たちが誕生日を迎える月で、そんなことを祝う曲があってもいいのかもしれない、なんてことを思ったような気もします、フルート吹いてる時とか。 "
そう、11月という月に誕生日を迎える人のために、当初はこの曲を作ったつもりだったのですが、そんなこと言わず、すべての人の誕生日のために、この音楽が鳴り響いていたら、どんなに僕は嬉しいだろう、と思います。
after blueの世界は、深夜から明け方へ。
朝の最初の光と、この音楽のイントロ。
その二つが重なるといいな、と僕は思います。
いつも、朝がやってくる瞬間に、僕らは新しく生まれて、そして深く息を吸い込む。
新しい光に包まれている。