2021
一年の最後の日くらいはなにか書かなくては。今年も年末に少しくらい何か音楽などアップできたら、と思いつつ昨日はゴソゴソやっていたのだけど、キリよく仕上がらず。年明けの早いうちにまたなにか上げられたらと思っています。
2021年前半は根矢涼香さんにお声がけして、"attic plans"をリリースできたことが本当にうれしかったです。2019にTMMとアルバムをリリースして、コロナがやってきて。ささやかながらその後の第一歩が刻めたのでは、と。やはり何かひととご一緒することで受け取るモチベーションは半端ないな、とあらためて感じました。
同時期、古くからの友人であるbasket moonのかごあみ映像に音楽をつける作業も楽しんで携わることができました。やはり僕はこうやって人に声をかけたりかけてもらったりして、モチベーションを高めていかないとだめなのかもしれない、と思う今日この頃です。
でも。リリースという明確な形になっていなくても、頭の中でぐるぐると次回作を妄想していることはすきなのです。次は水にまつわる曲がたくさん(?)詰め込まれた作品集になりそうな気がしています。先日ちょっとだけ公開した"brackish water"のそのピースのひとつです。
そんな中、先日鑑賞したロニ・ホーンの展示がなにかしらの影響を僕に与えてくれるのか、どうなのか。延々と呪文のように続くロニの水にまつわる朗読、それから360度ぐるりとアイスランドで暮らす夫妻の暮らしと海を自然を切り取った部屋に圧倒されてきました。思念は、退屈は、営みは水のように循環するのだ、と。
ところで、年末のあいさつ的なことを書かなきゃと思う反面、誰も彼もがそんなことを書いているのを読むと寂しくなるのはなぜでしょうか。自分だけ取り残されているような気分になってしまうからでしょうか。わたしはよいお年じゃない方のお年にいたらどうしよう。お年ってなに。いまいるここがよいお年であることをどうやって確認したらよいのだろう。お年ってなに。
節目とかってなんとなくしっかりしなきゃ、と緊張してしまいますよね。いつもいつもの日常っぽく、平穏な感じでいけたら、と僕は思っています。お酒はたくさん飲むけど。
ついつい取り残されているような気持ちになってしまう人に向けて、思いっきり目がけて、僕はこれからもささやかに、時に頑なに、音楽を作ってはお裾分けみたいな感じで発表したりしなかったりしていきたいと思います。
あっ。最後に事務連絡。最近つくっている曲にフルートの音が欲しいのですが、ふらっとフルートを吹きに来てくださる方がいらっしゃいましたら是非お声がけください。あるいは、そういう人知っているよ、という方。演奏力はほとんど求められません。バリバリ吹くというようりは、微風的な感じでおねがいしたいのです。
このゆるやかな活動ペースにご理解いただける方だと幸いです。御礼も微々たるものしかできないかと思いますが、その辺もご承知いただけましたら。どうぞよろしくお願いします。
ということでよいお年を、というよりも、ではでは、また!
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