Newアルバムの曲解説♪
11/24よりApple Music,LINE MUSIC(すいません,YouTube Musicにもあります)にて新アルバム「Plaisir」を配信しております。
また一部の曲ですが,Instagramのミュージックスタンプとして利用可能です。
以下にApple Music,LINE MUSICのリンクを貼付します。
さて。前回の記事でアナウンスした通り,今回は収録曲について簡単に解説します。
1 Piste de Danse(ピスト・ドゥー・ダンス)
オープニングを務めるのは,シングルでも配信したこの曲です。
実はこのアルバムの為に作った曲であり,シングルはその延長に過ぎません。
タイトルは「ダンスフロア」という意味でして,「これから色々なダンス曲をスタートさせる」という思いを込めました。全体的に盛り上げております。
2 Colorful Sweet!
マカロンからインスパイアされた曲であり,マカロンへのイメージをタイトルにしました。
実はこの曲,5年前に一度形にしたことがあります。当時はもう少し軽快な曲調でしたが,本アルバムのコンセプトに合わせて,ドラムやビートを強調させたバージョンを新たに作りました。
メロディーに用いた音色は当時と同じで,可愛らしさがあります。
3 La Briller Fraise(ラブレ・フレイズ)
「イチゴ」をテーマにした曲です。「苺一縁」で購入したイチゴがあまりにも美味しくて,そこから曲にしたいと思いました。
イチゴは「赤い宝石」と呼ばれており,キラキラした赤色をしていますよね。そこでタイトルは「赤い宝石」という意味のフランス語にしました。
軽快な曲調と清涼感のある音色で,苺のスイートさと爽やかさを表現しております。
4 エナジー・バースト
ダブステップというリズムでお送りする,激しめな曲です。初めて「うねり」のあるベースを使いました。ベースとしてしっかり低音の効く音色の選定に,いつも以上に苦労した覚えがあります💦
炎もしくは光が激しく輝いてる様子を表現しており,リード系の音色やエレキギターを積極的に取り入れています。
5 Plage(プラージュ)
4曲目から一転してかなり落ち着いた曲調です。「海岸」をテーマにした作品でして,国道134号線から見える湘南の海岸を表現しました。
エレキギターならびにエレクトリックピアノを積極的に用いており,さらに後半ではサックスが登場します。
シンセサイザーをあまり使っていませんが,「箸休め」みたいな感じでお楽しみ下さい。
6 ぱるふぇのマーチ
マーチのリズムで送る肝煎りの作品でして,パフェの華やかな感じをポップな曲調で表現しました。「キックのみのパート」「スネア入りのマーチっぽいパート」を繰り返しており,随所にアコーディオンを入れています。
そして自分で言うのも何ですが,メロディーラインはかなりお気に入りです。メロディーと相まって,アルバムの中で一位二位を争うカワイイ曲に仕上がったと感じています。
【お詫び】
Instagramでのグローバル表記にて誤植があることがわかりました。この場を借りてお詫びします。
誤:marce
正:marche
7 花咲く未来へ
これもシングルで配信した曲です。花菜ガーデンで綺麗な花たちに出会った経験から思いついた曲でございます。そして歌詞は無いですが,「花が美しく咲けるような未来を作っていこう」と言う思いを曲に込めております。
花畑を表現する為に,ビートはあえて使わず,ドラムやピアノ中心の曲調に仕上げました。
8 Danse Feu D'artifice(ダンス・フー・ダーティフィス)
Feu D'artifice はフランス語で「花火」を意味します。ズバリこの曲は,打ち上げ花火を表現したダンスミュージックなのです。
「打ち上げ花火は徐々に盛り上がっていく」と言うイメージから,曲の序盤はビートを控えめに,中盤はビートを多用してグルーヴを効かせる,という構成にしました。
曲終盤の間奏(聴きどころ!)は,花火の乱れ打ちを表現したパートでして,バロック音楽っぽいメロディーにしています。
9 雨景色
雨がシトシト降っている景色を表現した曲です。雨が降っている日は少し薄暗いので,暗いイメージのあるキー(D)でメロディーを演奏しました。
エレクトリックピアノによる和音を奏でていまして,ウェットな雰囲気を出しています。
また他にも,オルゴールの様な電子音やレインシェーカーを随所に使用しています。
10 キラキラ☆はっぴぃ!
ハイ。かなりふざけたタイトルでございます。タイトルから想像がつく様に,人々がはっちゃけている様子を表現したダンスミュージックです。
こういうテーマの曲を作ってみたくて,今回のアルバムに収録したのであります。ピコピコ音やレーザー音を用いたりして,全体的に華やかな曲調に仕上げました。
ちなみに,前奏は「ぽっぴっぽー」という曲の始まりを参考にしています。ドラムのダダダダダダッ!というリズムがかっこよくて,つい取り入れちゃいました☆
11 Vert Passage(ヴェルチ・パサージュ)
「緑の小径」と言う意味のタイトルでして,嵐山の竹林をテーマにしたダンスミュージックでございます。全体的にエレクトリカルですが,お琴に寄せた電子音や和風のメロディーラインを用いて,京都の風景を表現しました。
さらに,この曲では小鼓が大活躍。曲の要所要所で「ポンッ」と小気味良い音を奏でております。正直小鼓なしでは完成しませんでしたよ!
鼓最高でございます。イヨォ〜〜ッ! ポンッ!
12 Merci Mille Fois(メルシー・ミルフォア)
「ありがとう」でお馴染みのMerciですが,Mille Foisを加えることで,熱意のこもった感謝の気持ちを伝えるための表現になります。
自分は今年,高校時代の親しい人と再会したことがあり,大いに喜びました。「再会できた事の喜び」,そして「その人への感謝」というのがこの曲のテーマです。
エレクトリカルな曲調ですが,鐘の音色やピアノ,コーラスを随所に用いることでロマンティックな雰囲気を出してみました。
13 Lively City
「活気ある都市」の風景を表現した,疾走感のある曲です。人やモノの流れが激しいイメージを抱いているので,こうした部分を表現しました。
同じ主題の繰り返しですが,メロディーの音数を徐々に増やしたり,パーカッションの出番を増やして徐々に盛り上がる様にしています(フーガ形式)。
また16ビートのハイハットを流して「疾走感」を表現していますが,これは「Last Train Home」と言う曲から着想を得たものです。
14 SAYONARAの先へ
さて,トリを務めるのはこの曲です。
実は今年の9月に,親愛なる祖父が永眠いたしました。
アルバムを作っている中起きた,とても悲しい出来事です。
この悲しみを…音楽に昇華したいと思い,祖父を悼む曲を作ることにしました。
それが「SAYONARAの先へ」なのです。
タイトルには「悲しいけれど,前に進んでいく」と言う決意を込めています。
テーマとしては切ないですが,湿っぽい雰囲気は出していません。アルバムのテーマからブレないよう,明るめの曲にしました。
また「さよなら」をローマ字表記にしたのは,悲しい雰囲気を出さない様にするためです。
この曲が天国へ届くことを願ってばかりです。
以上,収録曲の簡単な解説を行いました。
いかがだったでしょうか。
一曲一曲に込めた思いを少しでも感じ取って頂けたら幸いです。
ぜひ,Newアルバム「Plaisir」聴いてみて下さい!