【転職コラム】CMO求む!中小企業の成長を阻む人材不足の現状
中小企業が抱えるリアルな課題が明らかに。経営人材紹介業などを手掛けるNEWOLD CAPITAL(東京都渋谷区)が「中小企業の経営人材採用に関する市場調査」を実施。その結果、現在の経営幹部に7割以上が満足しているものの、「あれ?CMOいない!」 という声が最も多く聞かれる状況だそうです。経営者たちの悩み、やはりマーケティング部門が足りない…?
経営幹部の人数とスキルには満足?
現在の経営幹部の満足度について、「人数」に関しては83.3%が「まあまあいい感じ」と回答。さらに、「スキルと専門知識」や「経営方針や戦略」にも7割以上が満足しているという結果に。やはり、社内幹部には信頼がおける模様です。
どんなスキルが求められているのか?
一方で、経営幹部に求めるスキルや経験として、トップに挙がったのは「リーダーシップ」(57.3%)。「指揮をとれる人材」が求められているようです。次いで「戦略的思考」(52.9%)や「コミュニケーション能力」(50.3%)などがランクイン。経営は、やはりコミュ力も大事!
今後の幹部採用は必要か?
今後3年間に必要となる経営幹部の人数については、約4割が「今のところ追加は不要」と回答。しかし、45.8%が「1人は必要」と考えており、中小企業にとって人材補強は引き続きの課題となりそうです。
そもそもCMOとは?
ここで登場する「CMO(Chief Marketing Officer)」とは、企業の最高マーケティング責任者のことです。CMOは、企業のマーケティング戦略を統括し、ブランドイメージの確立から市場調査、広告キャンペーンまで、幅広い業務を指揮します。中小企業では、しばしばマーケティングのリソースや専門知識が不足しているため、CMOの重要性が特に強調されています。企業の成長において、マーケティングを強化することは非常に重要な鍵となります。
採用が不足しているポジションは?
さて、採用が特に不足しているポジションについて聞いてみると、「CMO」がトップ(28.3%)。「マーケティングが肝心」という声は根強く、その次に「CSO(最高戦略責任者)」が24.3%、「CFO(最高財務責任者)」が23.9%と続いています。やはり中小企業にも戦略やお金の管理が重要なわけです!
経営幹部の採用は本当に難しい?
また、経営幹部の採用がどれほど難しいかについては、75.2%が「難しい」と感じていると回答。これだけ見ると、もはや経営幹部を探すのは宝探し!? そんな声が聞こえてきそうです。
考察:中小企業はどう動くべきか?
今回の調査からわかるのは、中小企業にとって「マーケティング」の役割がいかに重要かということです。CMO不足が顕著である一方で、多くの企業は経営幹部のスキルや経験には満足しています。つまり、経営基盤はしっかりしているものの、マーケティングという推進力が欠けている状態だと言えます。
これからの中小企業が成長していくためには、まずはCMOなどマーケティングに強い幹部を確保し、リーダーシップやコミュニケーション能力を兼ね備えた人材の確保が鍵となります。そして、企業の文化やビジョンに合ったリーダーを見極めることも非常に重要です。
マーケティング部門の充実は、ただの人材採用にとどまらず、企業の成長を加速させるための大きな一手です。今後、中小企業がCMO採用にどう取り組んでいくのかが、企業の未来を左右する大きな課題となるでしょう。
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