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いつかの短編お話たち

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小説『幸せに暮らしましたとさ』の続編、 『とても幸せに暮らしています~私とモフモフと過保護の日常~』 こちらの本流から外れたいつかのお話である短編を追加していきます。 ノートごと…
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2021年8月の記事一覧

呪われし聖なるアイテム

「あ~暇だな~夜ご飯にはまだ早いし~買い物しに行くほどのやる気もないし~」 「赤とおろが家庭菜園中」 「え、まじ? じゃあ遊んでもらおうかな?」  いつものように暇を持て余しナナに覆い被さりながらだらだらごろごろしていると、特定の若者1人にとっては嬉しくはないであろうエスクベル神の啓示が。 「林の拠点の畑も最近は見てないしなんか変わってるかな~」  林の拠点だけではなく城壁の外の農地も見ていない、が正しいけども。 「でもサンリエルさんいないの珍しいな~」  だら