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社内SEである自分が社員の前で話す機会を与えられたら①・・・スマホの登場


4月のこの時期、至る所でイベントが行われている。

新入社員、新入生、新入園児など向けに行われる新入式・歓迎会、会社の今年度における全体説明会、その他諸々・・・もちろんこのコロナ禍において規模は縮小されてはいるが、各所で様々なイベントが行われている。

そしてそのイベントには挨拶がつきもの・・・

ま~たいていは形式的な挨拶で占められ、話しを聞く側からすると、あまり頭に入ってこないというか、退屈というか・・・これ何の時間?と思う人達も多いだろう。

社内SEである私は、こういうイベントで形式的な挨拶をしたことがないから、いつも聞く側の人間・・・だから挨拶をしている人たちの気持ちなど考えたこともない。

ただ・・・

きっと挨拶をしてくれる人たちだって、挨拶文を準備し、皆の前で話をするだけでも大変な労力だろう。そしてその大変な労力の割にはそれほど恩恵を受けられない、でも立場上やらなくてはいけない・・・自分にとっていったいどんな意味のある時間なの?と考える人も中にはいると思う。

今回は、もし、社内SEである自分が、社員全員の前で話す機会を与えられたら(話さなくてはいけない事態に陥ってしまったら)、どんなことを話すかを考えてみた。

せっかく社員全員の前で話せる機会だ、できるだけ形式的な挨拶なんてしたくない。

少しでも社員の心に届く内容にするにはどうすればよいか・・・


■まずはデジタル化、IT化、DXの必要性を簡単に伝えたい

デジタル化、IT化、DX・・・世間を賑わせているITの波。

現在の我が社の社員の方々は、このITの波が、実際に社員ひとりひとり、自分の仕事にどんな影響を与えているのかが今ひとつ分かっていない。

そして自分の仕事にどんな影響を与えているか分かっていないから、経営者や上層部が、見様見真似で進めているデジタル化、IT化、DXを現場に落とし込もうとすると、反発するだけになってしまう。

更に経営者や上層部も、なぜ、ITで解決することが大事なのかの説明を、社員に対して端折っている・・・というか経営者・上層部自身が、ITで解決する必要性を説明できるレベルに達していない。

では自分だったら、デジタル化、IT化、DXの必要性を訴えるか・・・

難しい話はしない。

まずはこれらの説明には、スマホが登場したことを利用する。


■”スマホを皆が持つようになった”・・・このことのみで概要を説明仕切る

世の中にスマホが登場したのは2008年、携帯ショップでiPhoneが発売されました。

それから13年経って、世のほとんどの人がスマホを持ちました。

人はスマホを利用し、様々なことを行うようになりました。

〇お店の検索

〇目的地へのルート確認

〇お店の予約

〇欲しいものを検索、注文

〇キャッシュレス決済

・・・etc

私たちのお客様の生活は、スマホの登場により激変しました。

そんな中、例えば、

〇私たちの会社が、お客様のスマホに登場しなかったら・・・

〇私たちが提供するサービスの詳細や金額について、お客様のスマホで検索しても表示する仕組みがなかったら・・・

〇私たちのサービスをお客様のスマホ経由で予約・発注できなかったら・・・

〇私たちのサービスをスマホを利用したキャッシュレスで支払いできなかったら・・・

〇私たちのサービスをお客様のスマホに向けて発信することができなかったとしたら・・・

・・・etc

私たちの会社は、お客様の選択肢から真っ先に外されるのです。

だから、お客様の持っているスマホに私たちの会社を表示させたり、お客様がスマホのみで私たちの会社のサービスを利用できる、そういった仕組みを、私たちは考える必要があるのです。


■ITの必要性を説明するのにスマホは便利

多分、スマホが世に出回らなければ、世の中の会社は、ここまでデジタル化、IT化、DXの必要性を、迫られなかっただろう。

しかし現実的にスマホが普及し、人はスマホを使って多くの問題を解決するようになった。

そのスマホ向けに対応したサービスを会社が提供できなければ、その会社はやがて世の人から忘れ去られ、勝負の土俵にすら乗れぬまま、退場させられるだろう。

スマホの登場からITの必要性を説明できれば、割とみんな受け入れてくれる。何人かに実際に話してみて、なんとなくそんな感じがする。

ITの必要性を説明するのにスマホは便利。

我が社の社員には、新しい営業ツールを覚えるとか、新しいIT機器を覚えるとか、そんなことする前に、この現実を知って欲しい。

ただ・・・なかなかこれを全員の前で話せる機会はない。

文章だけは思いは伝えられない。

だから、社員全員の前で話せる機会があるのであれば、ぜひ話したい内容のひとつなのだ・・・

私が社員の前で話したい内容は後、2つ。

それはまた次回・・・

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