いわゆる「きらら方式」の功罪(個人的な感想)
コミュニティ放送を開局するにあたって、昨今は「きらら方式」なるものが流行っているそうで、低費用で開局・運営できるという触れ込みで徐々に増えているらしい。ただ、個人的にはかなり疑問に思う形態なので、個人的な感覚で突っ込んでみた。もちろん、これを推進するFMきらら殿、およびこれを採用して開局したコミュニティ放送各社を非難するものではない。
Wikipediaによると
Wikipediaのエフエムきららの項目に、「きらら方式」に関する記述がある。これが正しいと判断して、ここから突っ込んでいってみることにする。
きらら方式の方針
以下のような放送形態をとることとなっているらしい。これを「必ず踏襲しないといけないのか」は不明。
①24時間放送をせず深夜は放送休止
きらら方式を採用している放送局は、いわゆる「ビジネスアワー」しか放送せず、おおむね朝7時から夕方7時まで(ないし夜9時まで)の放送時間を設定している。
②全番組が生放送
ここも「後で説明」に関わるが、基本的に完パケでの放送は採用していないらしい。24時間放送をしない理由の一つがこれかもしれない。
③他社からのネット番組も流さずすべて自主制作
録音番組がないのだから当然すべての番組は自社のスタジオから生放送となる。
④曲を流した直後にCMを必ず流す
コミュニティ放送で一番聞かれる可能性のある音源は「音楽である」という事が分かっている。ただし、そのあとに必ずCMを流さないといけないらしい。
⑤個人・法人の会員クラブを結成
これは昔からある手法。リスナークラブを結成して、そこから会費を徴収することで売り上げにつなげる手段。きらら方式採用局で実績があるかどうかが分からないが、地元商店などで割り引きが聴く会員証や、Tカード、クレジットカードなどと連動しているものもあるらしい。
⑥CM料金を格安に設定
きらら方式の放送局でかなりの数が「CM1件500円」を採用しているらしい?(ざっと見た感じ)。出稿数が増えることを期待していると思われる。
ツッコミ
おそらく経験者ならわかると思うのだけど、これは「低予算開局特化型」の開局方針である。たとえばこれらの条件からこんなことが読み取れる。あくまで「勝手に読み取っただけ」な事には留意されたい。
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