コロナについて
コロナウィルスのおかげで2020年はしばらくなかったぐらいのしんどい一年でした。
最初はどんなウィルスでどんな経路でどんな症状で、全部わからないというところから、徐々に知識が蓄積されてきた結果、人と密接して話するのがよく無い、特に会食が良くないということが判明してきました。
人と人が会って、食事しながら話をするというのは人類の根本をなす欲求で、それが最大の感染原因であるということ、つまり社会の成り立ちを脅かすものであったと。
へぇ、そうなんだと思いました。
人と向かい合って食事するのって、窮屈じゃないですか?
家族とならいいですけど、ごく親しい友人とかならいいです。
コロナの流行でわかったのは、私は会食というのが根本的に好きではないってことです。
一人で食べるご飯が一番美味しくないですか?
この世で一番苦痛な時間としては、交流会や懇親会に参加させられたときです。
別に話しかけたくない人に話しかけたりしたくないし。
その次に苦痛なのは忘年会、歓迎会、打ち上げ会などです。
そういうのが嫌いそうな同志たちの中に加わって烏龍茶を頼むことを咎められない平穏な世界を求めてしまいます。そうできなかった時は地獄というか。
みんな楽しそうにしているのが不思議だったんです。
今まで意識せずに暮らしてきましたが、会食を楽しめる人たちが多数派なんでしょうね。
そもそも人類の根本をなす欲求を持ち合わせている人たち。
そしてそうではない自分。
人類は大量絶滅を防ぐために遺伝子の多様性を保ち続けている。
致死性の高い伝染病の中でも、その伝染病に抵抗できる人たちが生き残り人類は存続する。
そういう話を聞いたことがありますが、ああ、私はそっち側の人類なんだなと、自覚できた次第です。