好きについて#0
プロローグ
私の実体験をそのまま書こうと思っている。
だから、見る人が見たら私が書いてるって分かるだろうし、そうなれば終わりなんだけど。
少し覚悟しているのだ。
ここに書くことによって、けじめが付けられるのではないかと。
私は、自分を蔑ろにしない、真っ当な生活を取り戻せるのではないか、と。
くだらない話かもしれない。
人任せだと言われるかもしれない。
それでも私は、今の私のことをどこかに書き記したい感情に突き動かされているのだ。
いつか忘れないように。
この、甘ったるい毒のような生活を、噛み締めるために。