枯れた技術の水平思考
枯れた技術の水平思考とは元任天堂のゲーム開発者・横井軍平氏の製作哲学。 既にあるものを別の用途へ移行させるという、技術のリサイクル理論。
Cultibase radioの「イノベーションは「枯れた技術」から生まれる!」の回を聞いていてこの考え方を知った。
もちろんこの考え方から生まれたので任天堂のゲームだけではない。その中でも私が好きだったのは「ポストイット」の事例。ポストイットの貼って、剥がして繰り返し使えるこの特性は、出来損ないの接着剤から生まれたとのこと。没にするのではなく有効活用することで大ヒットとなった。
研究の分野でもこういうことは起こりうる。活性の低い化合物でも用途によっては化ける可能性がある。
ポストイットの例でいうと、有効活用できた点が重要なのであって、なぜ没になりそうだった技術を拾い上げることができたのか?