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目標2:飢餓をゼロに

SDGs目標への取組みは、私たちひとりひとりが、また夫々の企業が、着実に行うことが大事です。 
日本では企業数の99%以上が中小企業なので、SDGsにも中小企業の取組みが必要です。しかしながら、中小企業の取組みは、限定的なのが実情です。 


地域中小企業がSDGsを導入するためには、各地方自治体のSDGs取組みがヒントになり得ます。そこで、各地方自治体の取組みをSDGs17目標に沿って、紹介していきます。

2017年1月、滋賀県は全国に先駆け、SDGsを県政に取り込むことを宣言しました。滋賀県は、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐため、琵琶湖の環境にやさしい石けんを使う「石けん運動」を行うなど、官民挙げて環境保全に熱心に取り組んできた地域です。また、中世以降全国で活躍した近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の精神を受け継ぎ、実践してきた土地でもあります。こうした、滋賀県に息づく、経済・社会・環境の調和につながる考え方は、SDGsの精神と合致するものです。

飢餓をゼロに、については講師を招きシンポジウムを開催しました。「世の中の主流となったファストフード文化にある弊害をスローフード文化で変えていく必要がある。私達は健康や地球環境のために、食べ物の食べ方、買い方などに対する価値観を見直すべきであり、そのために子ども達に食を使った教育を行うことがもっとも重要だ。すでに滋賀ではその取組が始まっており、日本中、世界中のお手本になって欲しい。私はそのために万全なサポートをしたい」という講師からの熱いメッセージがありました。


出典:滋賀県