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【1000】SDGs1000日チャレンジ達成

ついにこの日が来ました。
2019年7月13日に開始してから毎日SDGsに関する何かしらをnoteに書くこと1000日。来るんですね、1000日って。

過ぎてみれば、あっという間だったような、長かったような、不思議な気分です。

節目節目でまとめはしていたものの、1000日何かを持続するということや、SDGsについて触れ続けてきたことについて、最後に少しまとめたいと思います。

アウトプットは最大のインプット

1000日続けて、ものすごく普通、だけど、確実に言えることの一つ。わかっちゃいるけど、なかなかできないこの法則「アウトプットは最大のインプット」です。

毎日1つのテーマで何かをアウトプットし続けるというのは、嫌でもそのモードが毎日どこかで訪れることになり、あらゆるもののインプットがこのテーマでのフィルターを通して入ってくるようになります。

普通のインプットなら流し読みで良いものも、得た情報を自分はどうアウトプットするのかを想像しながら暮らすことが続きます。普通のインプットよりも、さらに広い情報や深堀り、起きている事象の背景を知りにいくなど、インプットの姿勢も大きく変わる。

言われてみれば、当たり前だし、1000日続けなくても分かっちゃいるのだけど、1000日これをやってきたから、「本当にそうだよ」と、本当に本当に思います。本当に。

ハイペースをマイペースに

これは人によるのかもしれませんが、ゆっくりといつでも良いというマイペースに進めることよりも、「ちょっときついかもしれない」というハイペースのほうが、実はマイペースな持続可能性になるのかもしれない。と思います。

ハイペースでちょっときつい。のだけど、「いや、自分まだこれ6割くらいなんで」と言い聞かせて走ってみる。そうすると、なんだかそのハイペースが自分のペースになってくる。というのを繰り返していると、色んな筋力がついてくるのかもしれません。

ハイペースな自分を騙すこと。
達成困難だと言われているSDGsの達成においても、実は大事な感覚なのかもしれません。

本当に正しいことは誰にも分からない

SDGsに触れ、様々な情報に触れ始めるとやりたくなってしまうのが、「それ、実は本当は良くないことかもしれないよ」のアンチテーゼマウント。
僕は、これ、めちゃやってしまいます。今でもやります。
なんだか一言違う意見を言えると、気持ちいい気がするのかもしれません。

実際、正しいと思ってやっていたことが、本当は社会や環境に良くないことにつながっていたかもしれない。ということはあり、その可能性を頭においた「かもしれない運転」は大事だったりもする。のですが、
あえて言うと、「その今、”ほんとはこっちが正しいよ”と言われていることすら、本当の本当に正しいのか、今はわからない」ということが、多いように思います。

盲目的に信じ抜くことは、力強く、スピーディに、色々な物事を推し進める力になる。
そういう進める力と、

いやでもちょっと待てよ。と、どこかブレーキの存在を忘れずに俯瞰することで、本当に自分にとって良さそうな道や行き方を確認する。
そういう見る力と、

それらを混在させることを武器にしていく。そんなバランスが、求められているのかもしれません。

サステナブルが機能価値化することの是非

SDGsの認知率も、この1000日ですごい上がり方をして、全体でも50%を超え、Z世代等の若い人を中心に、セグメントを変えると7割8割、下手したら9割超えもいくような状況。

ビジネスでもSDGsという言葉をよく耳にするようになりましたし、テレビ等でも「SDGsとは」の説明はさらっとだけで、SDGsテーマの番組をしていることも増えてきているように思います。

そんな中、起こり得るのが、サステナブルの機能価値化だなと最近は思います。

機能価値とは、AとBという商品があった時に、Aの方が機能が○%優れている。という機能性の価値のこと。その機能の価値を伝えることでAという商品を選んでもらうという価値の伝え方が理性的に生活者の選択肢に入りやすくなる。と言えます。

反対になる言葉は、情緒価値。AもBも機能的には大差ないんだけど、気持ち的になんだかAを選んでしまう。ということの価値。ブランディングの世界で大事にされているものだと思います。

少し前までのSDGsの認知が低かった時代は、SDGsに寄与しようとしていること自体が「そんな大切なことに取り組んでいるなんて!」という情緒価値につながりやすかったかもしれない。ただ、どこもかしこもSDGsに取り組んでいるという状態になると、Aの方がよりサステナブルだよということが、何らかの数値や事実とともに語ることができるようになり、そこに情緒性は生まれにくくなる。ということも起こりやすいようになってきているのでは。と思います。

機能価値ではなく、「正しさ価値(うまいこと言えてない)」という感じかもしれません。機能価値が、「より機能がすぐれたものが出てきたら、そちらに変わっていく」のと同じく、「より正しいもの・正義が出てきたら、そちらに変わっていく」という構造にもなりえ、それって果たして本当にサステナブルなことなのかな?とも思えてきてしまいます(でた、アンチテーゼ)。

本当に正しいことは誰にも分からない中、大切なことを大切にする。
その姿勢やスタンスをちゃんと商品や活動ににじませて伝わっていくようにする。
そうすると、長く大切に使い続けてくれるモノやコトや場が、生まれ、育ち、サステナブルに情緒が伴って、進化していく。
そういうことがこれから大事になってくるのではないかなと思います。

※機能価値化する。という現象は、ある意味では全体の底上げにはなるので、必ずしも悪ではない。とも思います。あくまでも現象として起こり得るのでは。という意図で書きました。

1000日のターニングポイントたち

1000日の中でもいくつかのターニングポイントがありました。

■noteで紹介した活動のご本人にコメントやご連絡をいただく
いくつかご紹介している中でも、このnoteにご本人からコメントをいただけることや、別の形でご連絡をいただくことがあり、そのつながりが、また新たな活動につながっていく流れを感じました。

■本を出した
自分の人生で、本を出すようなことがあるとは思っていませんでしたが、共著として本を出す機会に恵まれました。このnoteで取り上げたことをきっかけに取材させていただいた方々も書籍で紹介しています。
また、書籍でつながった縁も、その後の活動に影響しているように思います。

■登壇や執筆依頼を受けるようにもなった
本を出した後くらいからか、いくつかSDGsをテーマにしたイベントでのモデレーター的役割やコラムの執筆など、お声がけをいただけるようになり、そこでの出会いも新たな気づきにあふれていました。

■でも全部は人から教えてもらえることがターニングポイント
ターニングポイントだなと思うものが、どれも、自分から無理やり動いたものというよりも、ふいの出会いや人から気づかされることがすべてだったと思います。そして、それが起こった瞬間は「あ、これターニングポイントだ」と思えるものは案外少なく、過ぎ去ってみればあの時のあの出会いだよなと思うことが多いかもしれません。

性格が増えた

SDGsに触れ始めて、そしてそれを1000日続けてきて感じることは、「自分の性格が増えた気がする」という感覚があります。

一つの出来事を通じて湧き上がる感情が、1000日前と今では、変わっている。というのは普通に何もしていなくても1000日も経てば、起こることかと思います。

それとは少し異なる感覚として、「その感情も、その感情も、なんか両方ある」という感覚になることがあり、多様な社会の課題に触れているからか、様々な活動家の方々のバイタリティに触れているからなのか、感情の内容がガラッと変わったというよりも、感情の種類と量が増えた、ような気がしています。

周りからみたら「あんた、別にずっと変わってへんで」かもしれないんですがw

次の一歩を踏み出せる気分

1000日は本音を言うと、達成感だけではないです。
むしろ、「日数を稼ぐためだけの文章の日もあるよな」とか、時期によっては「いつまでこれ、続けられるんだろう」とか、毎日取り組み続けることに囚われていた部分もあるように思います。

1000日続けた今、次の一歩をようやく踏み出せるかもしれない。
何かそういう気分が、達成感とは別に存在する気がします。

誰かと共に・誰かのために、人は頑張れる

この1000日チャレンジが始まるきっかけは、下記のnoteでした。ぜひ読んでいただきたい記事です。めちゃ読みやすいので。

同じ時期に始めた仲間と一緒だったから続けられた。という
「誰かと共になら、人は頑張れる」はもちろんのこと、他にも続けられた理由があります。

それが「誰かのためになら、人は頑張れる」という気持ちです。

実は自分の中では勝手に
「何かで1000日を一緒に達成する人が増えたら、さとなおさん(1000日チャレンジの発起人)がアニサキスアレルギーに勝てる確率も上がるんじゃないか」という願掛け気分がありました。
途中でやめちゃった時に縁起が悪いので、達成するまで言えませんでしたが、

自分で勝手に「自分が続ければ、この人がいつか好物を食べれる日が来るかもしれない」という気持ちを持っていて、それがやめそうになる日の自分の背中を押してくれていたように思います。

さとなおさん、貴重な貴重な機会を本当に本っ当にありがとうございました。勝手に願掛けのダシにつかってすみません。いいダシになりました。

これからはマイペースに

1000日を達成したSDGsnoteですが、これからは、毎日何かを書くということはルール化せず、マイペースに続けていければと考えています。
1000日noteを書いていたって、まだまだSDGsの達成目標までは8年もあります。

SDGsに関するプランニング、ファシリテーション、何かとりあえず相談、みたいなお話は非常にありがたいので、ぜひぜひお声がけいただければ、幸いです。

1000日は、裏切らない。
これにて、中締めです。

ありがとうございました!!

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