【0025】目標16「平和と公正をすべての人に」

本日は原爆の日ということもあり、目標16「平和と公正をすべての人に」のターゲット・指標や、戦争とSDGsにまつわる情報を見てみました。

目標16の中身

まずターゲットの一番はじめに出てくるものは

<ターゲット>
16.1 あらゆる場所において、全ての形態の暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる。
<指標>
16.1.1 10万人当たりの意図的な殺人行為による犠牲者の数(性別、年齢別)
16.1.2 10万人当たりの紛争関連の死者の数(性別、年齢、原因別)
16.1.3 過去12か月における身体的、精神的又は性的暴力を受けた人口の割合
16.1.4 自身の居住区地域を一人で歩いても安全と感じる人口の割合

でした。「戦争」という言葉は無いものの、あらゆる場所で全ての暴力による死亡率を大幅に減少させるというターゲットが規定されています。目標16のこの先のターゲットは子供への虐待や暴力、それによる死亡などや、法の下の平等、武器を減らすことや、賄賂の撲滅などが規定されています。
時代が移り変わって、「戦争」という表現の暴力は耳にする機会が減ったように思いますが、テロや紛争、核など違う形となって、世界には残り続けている状態ですが、「なくすべき」という正論だけではなく、正論を実行にうつすような本質的な平和に向けた活動が必要だと思いました。

長崎の被爆者の方の映像アーカイブ

原爆や戦争とSDGsについて調べていたら、こんな情報にあたりました。

長崎で被爆した方のインタビュー映像があります。記事の中にも記載されているんですが、被爆した人たちには不思議と「恨み」という感情を感じなかったそうです。サンプルの映像に出ている方も、被爆してからアメリカに行ったり、アメリカの人と接すると、とんでもなく良い人だらけで逆にびっくりした。というお話をされていました。「戦争」という事象があまりにも大きすぎて、関わった人それぞれの個人がどんな思いで関わらざるをえない状況だったかということも理解・共感してらっしゃったのかもしれないなと思いました。国と国の対立構造を作っているのは案外、被害や加害の当事者よりも周囲にいる何も知らない人なのかもしれないですね。

そういえば祖父母も戦争経験者

小学生の頃の夏休みの宿題で、おじいちゃんおばあちゃんに戦争の話を聞いてくるという宿題があったのを思い出しました。
祖母からは、焼夷弾(だったと思います)が落とされていく中、逃げていった経験、隣にいたちょっと前に知り合った人が数分後に身体の一部だけが見えた状態で道の外れにいたことに気づいたけど、その時はその後どうなったのか確認する術もなかったという話を聞きました。暗く深刻に話すわけではなく、明るめに話してくれていたのが印象に残っています。
祖父は、満州(だったと思います)かどこかに駐屯していて、とにかく冬場は寒さで足の指が腐らないように動かし続けるように言われたことや、武器として日本刀を帯刀していた話などを聞いた記憶があります。「刀!かっこええやん!」と言いながら、幼いながらに祖父にその刀で人を切ったことがあるかは聞けないなと思ったのを覚えています。

平和は大事

ものすごく当たり前なことですが、平和が一番ですね。自分の子ども達は、戦争について話を聞く機会は減っていきそうですが、大事なこと、伝えていかないといけないと思いました。

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