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【0902】第5回ジャパンSDGsアワード:NPO法人eboard
第5回ジャパンSDGsアワード、受賞団体を見てましたシリーズです。※まだ外務省のページでは受賞理由などは公開されておらず、各社の取組と発表内容を調べてみた限りの内容になります。
SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞:NPO法人eboard
副本部長賞は、デジタルデバイスさえあれば無償でデジタルドリルを受けることができる、eboardさん。
「誰でも、どんな環境にあっても学ぶことをあきらめてほしくない」という思いから、 ご家庭でのご利用については、すべての映像授業・デジタルドリルを無料で利用することができます。
現在、塾や習い事に通うのが経済的に難しいご家庭、発達障害や認知特性などから他の教材での学習が困難なお子さんに限り、学習記録が残るアカウントを発行させて頂いています。学習記録が残らない形では、ご家庭での個人利用について無料でご利用頂けます。
とのことで、障害や不登校等、様々な事情で学校に行けない人には学習履歴も残る形で利用ができるという、すごい取り組み。
○GIGAスクール構想との相性
実は小学校は今、一人1台のデバイス時代。GIGAスクール構想というものがあり、コロナの影響で前倒しになり、すでにほとんどの自治体で1人1デバイスが実現している状況です。
うちの子供も、小学校では体育の授業でも自分の体操の様子を動画で友達に撮ってもらい、それを見て修正するという授業や、宿題で「自分の好きなもの」をデバイスに写真で撮影してくるというものがあったりと、デジタルデバイスの活用は当たり前に。
○様々な事情を救う
デジタル環境は整っていても、やはりそれを使う時にはサポートが必要だったり、手取り足取り教えてくれるデジタルドリルは有料の通信教育であることも多いと思います。その他に様々な事情で学校に行けなかったり、家庭学習が困難だというケースもあると思いますが、そういったシーンにこのeboardさんが学習機会を提供してくれているそう。
サイト内のユーザーボイスがまさに。なのですが、
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こんなシーンで活躍しているそう。「発達障がいグレーゾーンで困っていた」などは、まさにそうだなと思いますが、障害一つとっても、明確に線を引けるものではなく、グラデーションのはずがルール的に線を引かざるを得ないという中で、取り残されてしまうゾーンがあると思います。
そういった様々な学習困難な事情を救うのがこの取組になっていそうです。
○寄付で支援できる
こんな無償の学びの場、どうやって成立しているんだろう?と思うのですが、様々な企業や個人からの支援で成り立っているそう。
企業の支援は事例もこちらに。
個人の寄付はこちらから。
今回の受賞をキッカケに、参加者が増えることで、よりたくさんの学びの機会も増やしていけそうですね。
個人的にはこの寄付、ふるさと納税とかにできないのかな。とも思います。毎年使い忘れてしまうのでw