見出し画像

SDGsの目標6のためにできることをわかりやすく紹介します

SDGs目標6は、水とトイレに関する目標です。

水やトイレの問題は、日本に暮らしている私たちにとってはあまり関係が無いもののように感じますよね?しかし、現代では身近に当たり前にあるものを大切に使う意識が求められています。

今回は、目標6「安全な水とトイレを世界中に」に貢献するために、私たちには何ができるのでしょうか?

■SDGsとは人と環境に優しい社会を目指す目標

画像1

SDGsは2015年に開催された国連サミットで採択された2030年を期限とする目標のことで、現代の国際社会全体で抱える問題の解消と、人と地球環境に優しい社会(=サステナブルな社会)を実現することを目的としています。

「誰一人取り残さない」というテーマのもと定められたのは、17の目標と169のターゲット。

【SDGs17目標一覧】
・目標1「貧困をなくそう
・目標2「飢餓をゼロに
・目標3「すべての人に健康と福祉を
・目標4「質の高い教育をみんなに 
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
目標6「安全な水とトイレを世界中に」 
目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
目標8「働きがいも経済成長も」
目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
目標10「人や国の不平等をなくそう」
目標11「住み続けられるまちづくりを」
目標12「つくる責任 つかう責任」
目標13「気候変動に具体的な対策を」
目標14「海の豊かさを守ろう」
目標15「陸の豊かさも守ろう」
目標16「平和と公正をすべての人に」
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

ターゲットは目標ごとに複数設定されている項目のこと。

全部で169個もありますが、タバコの規制や自動車運転サポートの向上、同一労働同一賃金など、私たちの生活に影響を及ぼしていることがたくさん明記されているので、目を通して見て下さい。

■目標6「安全な水とトイレをみんなに」|基本内容とターゲット一覧

画像2

目標6は、”すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する”ことを目指し定められた目標です。

私たちが安全な飲み水を飲めたり、清潔なトイレを無料で使えたりする一方で、世界では約3人に1人が基本的な衛生施設を利用できていなかったり、汚水を飲み水として利用したりしている現実があります。

また、汚水が原因で死亡してしまう子どもは年間180万人、不衛生なトイレでを利用したことで死亡してしまう子どもは1日800人以上との報告も公表されました。

水やトイレを誰もが安心して利用できる世界を実現するために、SDGsはなにを求めているのでしょうか?

以下にターゲットをまとめました。

【目標6ターゲット一覧】
6.1)2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する。

6.2)
2030年までに、全ての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女児、並びに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。

6.3)
2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。

6.4)
2030年までに、全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。

6.5)
2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。

6.6)
2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼を含む水に関連する生態系の保護・回復を行う。

6.a)
2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術を含む開発途上国における水と衛生分野での活動と計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。

6.b)
水と衛生に関わる分野の管理向上における地域コミュニティの参加を支援・強化する。

途上国を中心とした目標であるように思えますよね。

しかし、人口増加や地球温暖化、工業用水の増加などを原因に、2050年には世界の4人に1人が水不足の地域で暮らすことになるとの予測も・・・!

近い将来、日本に暮らす私たちにも影響が出るかもしれません。

■節水が目標6達成に繋がる!

画像3

目標6の達成のためには、水やトイレを大切に使う気持ちが大切!

実は節水が効果的なんですよ♪
家計の節約にも社会貢献にもなるので挑戦してみましょう!

ここからは私たちにできることを3つご紹介します。

画像4

①蛇口をこまめに止める
節水と聞いてまず最初に思い浮かべるのがコレですよね!

蛇口をこまめに止めることは、意識して習慣化する必要があります。でも、毎分11~13リットル流れる蛇口からの水をこまめに止めることで、一世帯当たり年間75,000リットルもの水を節水できちゃいます★

1リットル0.24円(東京都)で考えると年間18,000円の節約・・・!
買い物や食事に行けちゃう金額ですね♪

画像5

②食器や調理器具は油を拭き取ってから洗う
料理に使った調理器具やお皿には、想像以上の油汚れが付着しています。そういった油汚れを落とすには大量の水が必要です。

そこでオススメなのがキッチンペーパー!

水で洗い始める前にキッチンペーパーで調理器具や食器に付着している汚れを引き取ってしまいましょう。こうすることで水と洗剤を節約できるほか、海洋水質の保存にも貢献できます★

画像6

③募金する
ユニセフが有名ですが、汚水を飲み水にしていたり、清潔なトイレを設置するために活動している団体は世界中にたくさんあります。

そういった団体の多くは寄付金を主な活動費にしていることがほとんど。

ちなみにユニセフでは、金額別に具体的な例を掲載しています。

・3,000円:汚水を飲み水にする浄水剤を35,125リットル分
・5,000円:下痢による脱水症から命を守る系候補水塩748袋
・15,000円:井戸の手押しポンプ用機材を1基
・30,000円:家庭用衛生キット40人分
・50,000円:井戸の修理やメンテナンスをする人材育成(7人分)

例え1人が数円の募金だとしても、多くの人が募金することで世界中に安全な水や清潔なトイレを提供することができます♬

■SDG目標6「安全な水とトイレをみんなに」まとめ

今回はSDG目標6「安全な水とトイレをみんなに」について、私たちにできることにスポットを当ててご紹介しました。

【今回ご紹介した内容】
・SDGs17の目標一覧
・目標6の基本内容とターゲット一覧
・私たちにできること①「蛇口をこまめに止める」
・私たちにできること②「汚れを拭き取ってから洗う」
・私たちにできること③「募金」

私たちの身近に当たり前にあるキレイな水やトイレが、近い将来無くなってしまう恐れがあること、そしてそれらが無いために命を落としてしまったり健康を害してしまう人の多さに驚きます。

目標6を他人事とは思わず、できる貢献にチャレンジしてみて下さい★

▼参考サイト
SDGs one by one|06.安全な水とトイレを世界中に
コストダウンナビ|SDGs目標6「水と衛生」について知ろう!企業として、個人として、できることを。
みらいい|【できることはたくさん】SDGs6.安全な水とトイレを世界中にを解説

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?