《SDGs》時代に合わせた新しいアクセサリーを扱うブランドを紹介!
さまざまな企業が取り組むサスティナブルな製品開発。
食品や自動車などの私たちの日常に欠かせないものが目立ちますよね。
SDGsに取り組んでいる商品を買うだけでも貢献できるとして、日本でもサスティナブルな商品の消費をする方が徐々に増えてきた結果、アクセサリー業界にもSDGsに対応したアクセサリー開発・製造・販売が求められています。
そこで本日は『SDGsに対応したアクセサリーブランド』をご紹介!
・SDGsとアクセサリーの関係
・なぜアクセサリーにSDGsが必要なのか
・有名ブランドから日本国内のSDGsに取り組んでいるブランドまでサスティナブルなアクセサリーについてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください♪
◇そもそも「SDGs」と「アクセサリー」って関係はあるの?
まずはじめにみなさまが疑問を持つのは「SDGsとアクセサリーって関係があるの?」というところではないでしょうか。
ご存知の方も多いかとは思いますが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは『Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)』の略称です。
持続可能な開発目標として、2015年9月の国連サミットで採択された世界共通の目標であり国連に加盟している国すべてが参加している一大プロジェクトでもあります。
翌年2016年から2030年までの期間の中で、2030年になっていて欲しい世界の姿に想いを馳せつつ『誰も置き去りにしない世界』を目指してあらゆる分野から17個の目標と169個の目標が設置されているのが特徴です。
《SDGsの目標》
テーマ 『誰も置き去りにしない世界』を目指して
目標1 「貧困をなくそう」
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
目標2 「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
目標3 「すべての人に健康と福祉を」
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4 「質の高い教育をみんなに 」
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る
目標6 「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
目標8 「働きがいも経済成長も」
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標10 「人や国の不平等をなくそう」
各国内及び各国間の不平等を是正する
目標11 「住み続けられるまちづくりを」
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標12 「つくる責任 つかう責任」
持続可能な生産消費形態を確保する
目標13 「気候変動に具体的な対策を」
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14 「海の豊かさを守ろう」
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15 「陸の豊かさも守ろう」
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標16 「平和と公正をすべての人に」
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
そんなSDGsの目標を達成するためにアクセサリーブランドを扱う企業では、SDGsの目標達成に貢献できるようなアクセサリーを提供しはじめています。
■サスティナブルなアクセサリーの重要性
ではなぜSDGsの目標達成に関わるアクセサリーが重要視されているのでしょうか?
一見、アクセサリーと17個の目標はリンクしていないように感じるかもしれないのは私たちが“日本に住んでいるから”かもしれません。
たとえば、アクセサリー業界の中でも特に問題視されているSDGsの目標は
・目標1「貧困をなくそう」
・目標8「働きがいも 経済成長も」
・目標12「つくる責任 つかう責任」 といった項目です。
たとえば、アクセサリーを華やかに見せてくれる「ダイヤモンド」について考えてみましょう。
ダイヤモンドの採掘には、開発途上国で紛争をともなうほどの危険が起きているのはご存知ですか?
宝石を採掘できる鉱山をめぐって紛争が起きて、関わりのない多くの人たちが命を奪われています。
さらに、紛争が起きて命が奪われるだけではなく
・採掘現場が過酷で労働環境が悪い
・重労働に対しての対価が低い といった問題もあります。
このような問題に国連はSDGsの目標を掲げることで、改善しようと取り組んでいます。さらに直接関わりのあるアクセサリーを扱うブランドにも、フェアトレードをしたダイヤモンドやサスティナブルなアクセサリーの開発が求められているんですよ。
SDGsアクセサリーについてさらに詳しく知りたい方はこちらのサイトがおすすめです☆
◇SDGsに貢献しているアクセサリーブランド6選
SDSsに貢献しているアクセサリーは、開発途上国で悩んでいる方々を支えるためにも必要なものだったり、環境保護のためにも欠かせません。
それでは実際にSDGsの目標達成に貢献しているアクセサリーブランドをいくつかみていきましょう!
①永遠の人気をもつ『ティファニー』のサスティナブルダイヤ
長い間女性からの人気のあるブランド「ティファニー」では、20年以上サスティナブルな環境保護に貢献しています。
そんな中でもティファニーが扱うダイヤモンドはすべて原産地の情報を提供するサービスを行なっているのが特徴です。
原産地が不明のダイヤモンドは使用せず、安心・安全の高い基準をクリアしたダイヤモンドを使用することで「紛争に無関係である」という証明にもつながっています。
ティファニーでは、高い基準のダイヤモンドを求め高い技術持つ職人が透明感の強いダイヤへの加工することでサスティナブルなダイヤを使用したアクセサリーを提供しているんですよ。
②医療従事者を応援する『ブルガリ』
コロナ禍で大変な医療従事者を応援していることで今話題になっているブルガリでは、チャリティ活動を続けていることでも有名なジュエリーブランドです。
「セーブ・ザ・チルドレン」とパートナーシップを結ぶことで、子供たちのよりよい未来を…と支援を行なっているブルガリでは、独自のブランドから「セーブ・ザ・チルドレン」のコレクションをスタート。
1点販売されるごとに売上の一部が「セーブ・ザ・チルドレン」へとと寄付されるといった取り組みを行なっているブランドです。
③創業から変わらない環境保護『ミキモト』
日本を代表するジュエリーブランドとしても有名な『ミキモト』
ミキモトと聞くと、結婚式で使用するティアラなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ミキモトのジュエリーには真珠が使われているのが特徴です。
しかし年々、真珠の漁獲量は減ってきていますよね…
ミキモトでは創業当初から続く環境保護活動と独自の真珠研究でさまざまな成果を上げています。
たとえば、
・二枚貝の生体反応を利用した世界初の水質環境観測システム
・真珠養殖に向けた取り組み などを行なっています。
日本を代表するジュエリーブランドもSDGsに対応したアクセサリー開発に取り組んでいるんですよ。
参考|MIKIMOTOについて
④合成ダイヤモンドの可能性を『アガット』
ダイヤモンド採掘における危険や悪影響を危惧して、世界では「合成ダイヤモンド」が注目されています。
持続可能なダイヤモンドというだけではなく、輝きも天然ダイヤモンド同様に美しく均一であることや希少価値の高いピンクダイヤモンドも再現可能なことからアクセサリー業界からだけではなく、さまざまな業界も注目しているのが特徴です。
そんな合成ダイヤモンドを取り扱う『アガット』では、天然のダイヤモンドを使用したものと比較してリーズナブルで使いやすいネックレスをはじめとしたアクセサリーを提供しています。
⑤代々受け継ぐアクセサリーを形を変えて…『K.uno(ケイウノ)』
日本でも珍しいオーダーメイドジュエリーに力を入れて取り扱っているブランド『K.uno(ケイウノ)』
オーダメイドで培った技術を使用し、元々あるデザインのジュエリーのリフォームが可能に♪
お母様や代々受け継いできたアクセサリーって、その時代を感じさせてはくれますがなかなか身につけにくいですよね。
そこで持続可能なアクセサリーとして、ジュエリーをリフォームすることで新しい宝石も使わず元々の台座などのプラチナも再利用したアクセサリーを実現♡
アクセサリーの再利用はあまり聞きませんが、日本国内のブランドからは独自のSDGsへの取り組みが目立っているんですよ♫
代々受け継いできたジュエリーをブライダルジュエリーへと加工することも可能なので、気になる方はぜひ公式ホームページなどをチェックしてみてくださいね。
参考サイト|SDGs×K.UNO
⑥途上国の食品のサポートから誕生した『SOKO』
時代に合わせたアクセサリーブランドが新しく誕生しました。
『SOKO』は開発途上国の職人をサポートしたいという想いから立ち上げられたブランド。
環境に配慮した素材を使用したアクセサリーは、ケニアの職人たちの伝統技術を生かしたハンドメイド作品。
大ぶりで存在感のあるピアスをはじめ、
・天然素材のウッド
・リサイクルのブラスなどの使用をしていることから、時代に合わせたサスティナブルなアクセサリーを提供しているんです。
SOKOのアクセサリーについて知りたい方はこちらのサイトを要チェック!
◇私たちの責任は「持続可能なアクセサリーを選択する」こと
高級なものに感じるアクセサリーですが、時代に合わせて変化を始めています。
天然ダイヤモンドの希少価値のあるラグジュアリー感もいいかもしれませんが、合成ダイヤモンドでも十分な輝きを得ることはできます。
さらにきちんとダイヤモンドの売買をしているブランドから購入することで、紛争が減り貧困に悩む人々を助けたりすることも可能になるため、サスティナブルなアクセサリーはなくてはいけないもの。
私たちにできることは、そんなSDGsに貢献しているアクセサリーを選択して消費することです。
いくらブランドがサスティナブルなアクセサリーを提供していても、私たち消費が購入しなければ何も変わりません。
むしろ価値がないとして生産がされなくなってしまう可能性もあります。
日本をはじめ、世界各国ではSDGsに積極的に取り組んでいます。
SDGsの目標達成のためには、私たちが行動をすることも必要です。
お気に入りのブランドからサスティナブルなSDGsアクセサリーが提供されているのであれば、一度そちらを手に取ってみてくださいね♪
◇まとめ
いかがでしたか?
本日は「SDGsアクセサリー」をピックアップして、
・SDGsとアクセサリーの関係性
・従来のアクセサリーの問題とSDGsアクセサリーの重要性
・SDGsに貢献しているアクセサリーブランド6選 をご紹介いたしました。
もし、お気に入りのブランドからサスティナブルなアクセサリーが提供されているのか、どのようなアクセサリーなのかを調べてみても楽しいかもしれませんね★
noteではSDGsアクセサリーについてのコラムを発信中!こちらもあわせてご覧ください。
《参考サイト》
・SDGsへの取り組み(大王製作所)
・【2020夏】地球に優しいダイヤやゴールドが続々! 最新サステナブルジュエリー18選
・エネジュエリー
・革素材の寄贈
・再生ワックス寄贈
・カドミウム・ニッケルフリー