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必見!サスティナブルの意味と目的を徹底解説
「サスティナブル」と聞いて思い浮かぶのは「持続可能」「SDGs」ではないでしょうか?
言葉自体のイメージはなんとなく理解できていても、実際にサスティナブルとは一体何かを説明してくださいといわれると困ってしまいますよね。
そこで今回は原点回帰!「サスティナブル」について徹底解説します☆
・サスティナブルとはどういった意味なのか
・どのような目的があるのか
・企業のサスティナブルな取り組み事例 の3つをテーマにご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください♡
■まずはサスティナブルについて考える
ではさっそく「サスティナブル」について考えていきましょう。
英語が得意な方は、サスティナブル(sustainable)といったようにすぐに答えを導き出すかもしれませんね。
ちょっと懐かしいかもしれませんが、ここで英語で学習しましょう。
サスティナブル(sustainable)をよく見ると、「sustain(持続する)」と「able(〜できる)」といったふたつの言葉が組み合わさっているのがわかります。「able」は英単語の中によく出てきているので覚えておくと便利ですよ♪
元々サスティナブルは持続可能なといった意味ではなく、耐えられるや維持できるといった意味として使用されていましたが、1987年に国連が「Sustainable Development(持続可能な開発)」を発表したことをきっかけに「サスティナブル=持続可能な」といった意味の環境用語として広まっていったんです。
◇サスティナブルの意味である「持続可能」って?
日本語になった途端に一気にわかりやすくなりますが、ここで一度確認しておきましょう。
【持続可能って?】
持続可能とは、未来にわたって機能を失わずに続けられるシステムやプロセス。
持続可能つまりサスティナブルとは、未来に向かっていくなかで今のままの機能を失わずに続けられるシステムやプロセスのことを指します。
私たちの身の回りの問題を振り返ってみても、温室効果ガスによる地球温暖化での猛暑が激化している、魚の捕獲量の減少など…生活に関わる問題が深刻化していっています。
そこでサスティナブルが大切になるんです!
持続可能というのは、今の生活基準を保てるようにするシステムやプロセスのこと。
つまり、サスティナブルには、地球温暖化の防止をはじめとする環境や社会・人への配慮をして未来に向けて継続・発展していこうという意味で使用されています。
◇サスティナビリティってなに?
私たちが今後も豊かな暮らしをできるためにも大切なサスティナブルな考え方。そこでYouTubeやブログ、SNSやメディアなどでは「サスティナビリティ」といった言葉も目にします。
サスティナブルと同じ意味なの?と身構えてしまうかもしれませんが、安心ください。難しいことは何もありません。
サスティナビリティとは名詞で、サスティナブルは形容詞。
言葉の言い回しの違いだけなんです♫
たとえば、「企業のサスティナビリティとして使う」か「サスティナブルな企業の取り組み」として違うかのちょっとした言い回しの違い。
サスティナブルの意味について理解できていればなんの問題もありません。
サスティナビリティ(sustainability)はsustain(持続する)とability(能力)が組み合わさった「持続可能性」という名詞なので、名詞(サスティナビリティ)と形容詞(サスティナブル)という違いを活かし、文章によって使い分けることができれば◎
サスティナブルの意味についてはこちらのサイトでも詳しく紹介されているので他にもサスティナブルの意味について知りたい方はこちらを参考にしてみてくださいね。
参考|いま話題の「サスティナブル」とは?私たちにできるサスティナブルな暮らし
■サスティナブルな社会の実現にはSDGsが必要不可欠
みなさんもご存知かもしれませんが、そもそもサスティナブルが注目されるきっかけは「SDGs」にあります。
それではSDGsとサスティナブルの関係についても少し掘り下げていきましょう。
◇SDGsの目標とサスティナブルの目的
SDGsは2015年に国連のニューヨーク本部で開催されたサミットで採択された持続可能な目標です。
2030年までという期限を設けて、2030年にあるべき地球・世界の姿を考えて「誰も置き去りしにない世界」をテーマに17個の目標と169個のターゲットが設置されています。
《SDGsの目標》
テーマ 『誰も置き去りにしない世界』を目指して
目標1 「貧困をなくそう」
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
目標2 「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
目標3 「すべての人に健康と福祉を」
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4 「質の高い教育をみんなに 」
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る
目標6 「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
目標8 「働きがいも経済成長も」
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標10 「人や国の不平等をなくそう」
各国内及び各国間の不平等を是正する
目標11 「住み続けられるまちづくりを」
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標12 「つくる責任 つかう責任」
持続可能な生産消費形態を確保する
目標13 「気候変動に具体的な対策を」
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14 「海の豊かさを守ろう」
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15 「陸の豊かさも守ろう」
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標16 「平和と公正をすべての人に」
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
日本をはじめとする世界各国ではこのSDGsの目標を達成するために、政府や企業、市民などが協力して目標達成に貢献する取り組みをしています。
目標に目を通してみるとわかると思いますが、内容のカテゴリーは多岐にわたります。
生活環境をはじめとする社会問題・環境問題への取り組み・ジェンダーなどをはじめとした差別など…
サスティナブルな生活をするために、必要な目標はすべてSDGsに入っているんです。
つまり、SDGsの目標達成はサスティナブルな社会を実現するために必要であり、私たちの未来が豊かになるためにはSDGsの目標達成を目指すべきであるということになります。
SDGsの目標やターゲットについて詳しく知りたい方はこちらをサイトを参考にしてみてくださいね♪
・SDGsの目標とターゲットまとめ!ロゴと共に紹介します
・SDGsの目標と意味を分かりやすく解説します!
SDGsは人間社会・環境保全・ジェンダー問題など、あらゆる分野において課題となっている事柄をまとめているため、サスティナブルな社会を実現する活動が直接SDGs目標達成のための活動に繋がります。
参考|サステナブル(Sustainable)、サステナビリティ(Sustainability)とは?
■サスティナブルな社会を実現するための企業の取り組み
サスティナブルの目的は、私たちの未来を豊かにするためでありSDGsの目標達成が必要であるということがわかったところで国内ではどのようにSDGsの目標達成に取り組んでいるのかについてみていきましょう。
◇ハウス食品
ハウス食品ではサスティナブルな活動として
①CO2削減
②食品ロスの削減
③子ども向け食育 を行なっています。
地球温暖化の原因にもなっているCO2の削減のために物流事業を他社と協力したり、食品ロス削減のために賞味期限の表示変更やフードバンクの利用、子どもたちが食について学べる食育教室を開催することでSDGsに貢献しています。
ハウス食品の取り組みについてはnoteでも紹介しているので詳細はこちらを参考にしてくださいね。
◇ユニクロ
多くの方も愛用しているファッションブランド「ユニクロ」では、LGBTQ +の偏見をなくし、誰もが平等ということを真摯に考え「パートナーシップ制度」の導入をしました。
以前までは配偶者としてしか認められなかった慶長休暇や見舞金を同棲パートナーでも利用することができるという制度です。
日本の法律自体では認められていなくても、企業として導入をすることでジェンダー差別をなくして働きがいのある職場環境を提供し、SDGsの目標達成に貢献しているんですよ。
noteではユニクロのサスティナブルな活動事例についても紹介しています。こちらもあわせて参考にしてくださいね。
◇H&M
世界各国でも人気のファッションブランド「H&M」
ファストファッションとして知られているH&Mでは、環境と人権に配慮したサスティナブルなファッションを展開。
2030年までには、すべての商品をサスティナブルな素材を使用したものにすると発表するほどの、サスティナブルな企業なんです。
参考|H&Mが考えるサステイナビリティ 「2030年に再生可能素材100%を目指す」
■身近なことからはじめる〜私たちができること〜
企業がどのような取り組みをおこなってサスティナブルな活動を通じてSDGsに貢献しているのか理解できたところで、私たちにもできることを考えてみましょう。
◇食品ロスの削減に取り組む
食べられる食材を廃棄してしまうことを「食品ロス」といいます。
食品ロスは処理の方法によって、地球の環境にダメージを与えかねない深刻な問題。
「食べられる食品を捨てる」と聞くと飲食業界だけの問題に感じるかもしれませんが、食品ロスは家庭からも約半数出ているんです。
年間約600万トン出る食品ロスを削減し、地球の環境保全のためにサスティナブルな活動をするのも私たちの役目。
まずは、買いすぎない溜め込みすぎない作りすぎないことを意識して食品ロスの削減に取り組みましょう。
◇プラスチックレジ袋の使用削減
レジ袋の有料化にともなってエコバッグを持ち歩いている人も増えたかとは思いますが、ぜひその行動を今後も続けてください!
プラスチック素材のレジ袋は海の自然を破壊しかねない有害なもの。
ウミガメがエサのクラゲと誤食して窒息死してしまうケースが後を絶ちません。
普段から私たちが取り入れている節約のための行動も実はサスティナブルな活動の一貫なんです。
◇省エネ家電の検討
もしエアコンの買い替えなどを検討している場合には、省エネ家電などを検討してみてください。
企業ではCO2排出量を削減した家電製品が多く開発されています。
しかし開発されてい販売されているだけではなんの意味もありません。
消費者である私たちがエコな家電を購入し、使用することで初めて効果を発揮します。
今後の家電交換の際には省エネ家電を購入するというのもサスティナブルな活動の一貫です。
■まとめ
いかがでしたか?
今回は「サスティナブルの意味と目的」を中心にご紹介いたしました。
それでは今回の内容のおさらいです。
・サスティナブルとは、未来に渡って続けられれうシステムやプロセスのことである。
・SDGsの目標達成はサスティナブルな社会実現のための目的である。
・企業のサスティナブルな取り組み
・私たちができるサスティナブルな取り組み についてご紹介しました。
私たちの生活、そして子どもたちの未来ためにも大切なサスティナブルな考え方。今できることをして今後も豊かに生活できるように行動するのは私たちの責任でもあります。
ぜひ、この記事を参考にサスティナブルな活動を一つでも取り入れていただけたら幸いです。