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SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」企業の取り組み事例3選!

最近、都心にも緑を感じることができるスポットが多くなりましたね♪

気持ちのリフレッシュになるのはもちろん、地球環境を保っていくためにも必要な森林が減少していっているのをご存知ですか?目標15は、そんな現状を変えることを目的にしたものです。

今回は目標15の基本的な内容と合わせて日本企業の取り組み事例を3つご紹介していきます★

■目標15「陸の豊かさも守ろう」の内容と12個のターゲットを一覧でチェック

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目標15は森林をはじめとする陸地の環境の悪化を食い止め、再生を図ることを主な目的として定められた目標です。

現代では森林伐採や気候変動などによる砂漠化などで、年間1,300万ヘクタール、なんと東京都59個分の森林が失われているほか、年間4約万種類の生物が絶滅してしまっているのが現状です・・・

目標15は、目標達成のために、生物多様性を守ることや、外来種についても定められているのが特徴と言えます。

【生物多様性とは】
食物連鎖や農作物を育てるための微生物など、全ての生き物が繋がりを持って生きていること。

以下にターゲットをまとめたのでご覧ください。

【目標15に定められている12のターゲット】
15.1) 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。

15.2) 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。

15.3) 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。

15.4) 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。

15.5) 自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。

15.6) 国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。

15.7) 保護の対象となっている動植物種の密猟及び違法取引を撲滅するための緊急対策を講じるとともに、違法な野生生物製品の需要と供給の両面に対処する。

15.8) 2020年までに、外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。

15.9) 2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。

15.a) 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。

15.b) 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。

15.c) 持続的な生計機会を追求するために地域コミュニティの能力向上を図る等、保護種の密猟及び違法な取引に対処するための努力に対する世界的な支援を強化する。

国際社会が直面している問題や資料は以下に掲載しています。世界の現状を数値で知ることができるので、ぜひ一度目を通してみてください。

■企業の取り組み事例①「フロムファーイースト株式会社」|カンボジアの荒地に植樹する

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カンボジアでは、多くの国民が森林に関係する仕事に就いています。また、1990年代に発行された伐採権などの影響により、森林減少が進んでいます。

こうした背景から、自然由来のスキンケア商品の製造と販売を手掛けるフロムファーイーストでは、「森の叡智(えいち)プロジェクト」を通してカンボジアの荒地に植樹する取り組みを実施!

植樹するものはすべてコスメの原料に★

この取り組みは、カンボジアの森林を再生させるだけでなく、新たな雇用を生み出すことにも貢献していると評価され、2015年にパリで開催されたCOP21(気候変動枠組条約締約国会議)で発表されました。

■企業の取り組み事例②「住友林業」|人工林を再生させ、森林の循環を促す

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森林には「天然林」と「人工林」があるのをご存知ですか?

【それぞれの違い】
・天然林:長い年月を掛けて、土地に適合するように自然とできた森林。
・人工林:人が苗木を植えるなどして作られた森林。同じ種類の草木が飢えられていることが多く、適切な管理が必要。

日本では、60~70年程前に人工林を作ったものの、海外から木材を輸入することが一般的となったため、管理が適切にされなくなり多くの人工林が荒れた状態で放置されてしまっています。

住友林業では、人工林を適切に管理し、森林の循環を作ることを目指した取り組みを続けてきました。

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上質な木材を確保するために育ちの悪い木を間引くことで、栄養を行き渡らせて森林を元気にしたり、伐採した木を補う形で新たな苗木を植えたりと、気が遠くなるような管理を人の手で行っています。

効率化を目指し、近年では最新技術も導入しているんだそう。

全国に6ヶ所ある苗木を育てる施設から森林へ苗木を運ぶのはドローン!さらにパソコンを使った管理も進められているとのこと。

最新の技術が林業を進化させているようです★

■企業の取り組み事例③「UCC上島珈琲」|エチオピアの森林を守り雇用を生み出すプロジェクト

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エチオピアでは、現金収入を得るために森林伐採が行われており、環境破壊が国内外で問題視されてきました。

この問題を解消するためにUCCでは現地を調査!そこで、自然に発生しているコーヒー豆に着目し、「ベレテ・ゲラ・フォレスト森林保全プロジェクト」に賛同、エチオピアでコーヒー豆の生産を支援しています。

【ベレテ・ゲラ・フォレスト森林保全プロジェクトとは】
JICA(国際協力機構)によるプロジェクトで、森林に自然に発生したコーヒー豆を活かして付加価値型森林コーヒーの輸出・販売を実施するもの。

プロジェクトが普及することで、森林を伐採することなく収入を得ることが可能となり、環境破壊を食い止めること、そして現地における雇用創出にも貢献することができます。

活動のダイジェスト動画が公開されているのでチェックしてみてください★

■まとめ

今回はSDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」に貢献する企業の取り組み事例を3つご紹介しました。

森林減少が問題視されている外国を支援する取り組みや日本の人工林を管理し循環させる取り組みなど、興味深いものがたくさんありましたね♪

今回ご紹介した事例以外にも、多くの企業が目標15達成のために取り組んでいます。みなさんの知っている企業がどんな取り組みを実施しているのかを調べてみるのもオススメです★

▼参考サイト
Manegy|企業ができる取り組みとは:SDGs目標15『陸の豊かさも守ろう』
外務省 JAPAN SDGs Action Platform|取り組み事例
KOBOLOG|SDGs目標15【陸の豊かさも守ろう】企業の取り組み事例で実践的に理解!
Edu Town SDGs |15.陸の豊かさを守る

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