サスティナブルライフを取り入れて地球にやさしい生活を♡
SDGsが注目されている現代。
私たちの生活にもサスティナブルライフが求められています。
そこで本日は、簡単に生活に取り入れられる「サスティナブルライフ」についてご紹介!
・サスティナブルライフが注目されるきっかけとなったSDGsとはなにか
・サスティナブルライフが求められる理由
・生活に取り入れやすいサスティナブルライフ術
についてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
◆サスティナブルライフってなに?
メディアやSNSなどでも度々目にしたり、耳にする機会の多い「サスティナブル」という言葉について、みなさんはどの程度理解されていますか?
サスティナブル(sustainable)とは、「持続可能な」といった意味の形容詞ということはご存知の方も多いはず。
しかし、実際にサスティナブルについてしっかりと理解している方は少ないのではないでしょうか。
「持続可能な」という意味には、一時的なものではなく今後の未来に向けての意味が含まれます。
たとえば、今のまま私たちが何も気にせずに生活をしていると地球温暖化が悪化し夏場は常に熱中症と死の隣り合わせになったり、海面上昇によって生態系が崩れて食料が十分に確保できなくなるといった可能性が出てきます。
こういった問題は、今後も未来の子どもたちが満足に暮らせるようにするためには改善していかなければいけません。
そこで「将来的にも続けていけるような“持続可能な”生活」を送ることが求められています。
サスティナブルライフとは、未来の生活の豊かさを継続していけるようにするために持続可能な生活を心がけるライフスタイルのことを指します。
それは、私たち自身はもちろん、地球の環境や社会、動物たちなどさまざまな観点すべてにいえることです。
では、なぜここまでサスティナブルライフが私たちの生活に求められるようになったのかという経緯についても目を向けていきましょう。
◆サスティナブルが注目されている理由は「SDGs」
サスティナブルライフが日本をはじめ、世界各国でも取り入れられるようになったきっかけには「SDGs」があります。
SDGs(エスディージーズ)とは、Sustainable Development Goals(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)の略称で「持続可能な開発目標」といった意味。
2015年の国連サミットで採択され、翌年2016年から2030年までの15年の中でSDGsに定められた17個の目標を達成するために国連に加盟している国すべてが取り組んでいる世界共通の目標です。
長期的な目標を世界共通で目指す場合に、あまりにも遠い未来のことを考えて目標設定をしてしまうと全体の動きに統一感もなく国ごとに取り組みの足取りがそろいにくいといったデメリットがあります。
SDGsの場合は15年という近い期間で目標を決めて、2030年にあるべき地球の理想像をもとに17個の目標が設置されているため、国連に加盟している国も動きやすく取り組みやすいといったメリットがあるのが特徴です。
SDGsの目標は私たちの生活を今後も豊かにするためにはとても重要なもの。そんなSDGsの目標達成には、私たちの生活にサスティナブルなアイディアを取り入れるのは必要不可欠。
SDGsの目標を達成するというのはあくまでも目標であって、その先には「自分たちの将来を豊かにするため」という目的があります。
何も知らずにサスティナブルライフをしようとしても「どうしてやらなきゃいけないの?」と聞かれた時に答えられませんよね。
まずは、サスティナブルライフがSDGsをきっかけに国内に広まったこととSDGsにはどんな目標があるのか、サスティナブルライフがなぜ必要なのかという点について自分なりに向き合って考えてみてくださいね。
《SDGsの目標》
テーマ 『誰も置き去りにしない世界』を目指して
・目標1「貧困をなくそう」
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
・目標2「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
・目標3「すべての人に健康と福祉を」
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
・目標4「質の高い教育をみんなに 」
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る
・目標6「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
・目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
・目標8「働きがいも経済成長も」
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
・目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
・目標10「人や国の不平等をなくそう」
各国内及び各国間の不平等を是正する
・目標11「住み続けられるまちづくりを」
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
・目標12「つくる責任 つかう責任」
持続可能な生産消費形態を確保する
・目標13「気候変動に具体的な対策を」
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
・目標14「海の豊かさを守ろう」
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
・目標15「陸の豊かさも守ろう」
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
・目標16「平和と公正をすべての人に」
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
・目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
SDGsについて詳しく知りたいかはこちらのサイトがおすすめです♪
◆「サスティナブルな生活」を送るためには?
さきほどもご紹介したように、サスティナブルライフは今後の生活を豊かにしていくためにも大切なものです。
しかし、「個人がなにかひとつをやったからといって変わるわけがない」と思っている方も多いのが現状です。
もちろん、そんなことはなく誰かひとりが何かひとつに取り組むだけでもSDGsの目標達成に一歩近づきます。
人によっては「サスティナブルやエコにはお金がかかる」と思っている方もいらっしゃいますが、実はその考え方は間違いです!
サスティナブルな生活を送るためには、たしかに物を買い足したりする必要があるかもしれません。
しかし、一度購入すれば基本的に壊れるまで使い続けたり、壊れたものをリメイクしてリユースできるようにするのがサスティナブルライフの方法のひとつ。
むしろ、新しいものをなんでも購入したりしてしまう方がお金もかかってしまいサスティナブルとはいえません。
生活様式が変わるということは、旧生活様式に慣れていたものを手放すということになります。そのため、抵抗があるということも不自然ではありません。
まずは、自分にできるようなことはあるのかということを理解した上ですべてをサスティナブルなものに変えるのではなくできるものからひとつずつサスティナブルなアイテムを取り入れるのも、サスティナブルライフを続ける秘訣でもありますよ♪
サスティナブルについてはこちらの記事でも詳しく紹介されているので、こちらもあわせて要チェックです!
簡単にできるサスティナブルライフの取り入れ方法4選
それでは実際に、日常生活に取り入れやすいサスティナブルライフについて目を向けていきましょう!
◆使用しているコスメをサスティナブルコスメに切り替える!
もし手持ちのコスメを使い切れるタイミングなのであれば、コスメをサスティナブルコスメに切り替えることを検討してみてください。
サスティナブルコスメとは、一般的なコスメとは異なり
・環境に配慮されたもの
・肌にやさしいもの
・動物実験を行なっていない
といった特徴のあるコスメです。
「そんなコスメがたくさんあるの?」と思うかもしれませんが、クリーンビューティーが注目されている今はサスティナブルコスメが有名ブランドからも販売されています。
また、コスメを買い換えるのではなくしっかりと使い切るということも重要なサスティナブルライフの一環。
トレンドに流されやすい方も、本当にそのカラーが自分に合っているのかファンデーションの使用期限が切れていないのに買い換える理由は何かという点を考えて、コスメを購入するのを検討するだけでもサスティナブルライフのひとつですよ♪
◆エコバッグを持ち歩いてNOレジ袋!
レジ袋有料化をきっかけにエコバッグを持ち歩く機会が増えた方も多いのではないでしょうか?
エコバッグを持ち歩くというのも、サスティナブルライフのひとつなので普段からエコバッグを持っているという方はそのままの生活を続けてみてくださいね♪
しかし、男性の場合は女性と比較するとエコバッグを持ち歩く割合が低くレジ袋を辞退する人が少ないというのも環境省の発表で明らかになっています…
エコバッグがキャラクターものが多かったり、男性が持ち歩くにはデザイン性や機能性が…といった意見もありますが、レジ袋有料化を受けてエコバッグはさまざまなデザインが出ています。
エコバッグの価格帯はさまざまですが、スーツ姿の男性が持ち歩いても違和感もなく仕事用のバッグに忍ばせてもおしゃれなアイテムも豊富です。
「自分ひとりくらいエコバッグを持ち歩かなくたって大丈夫」と思っている方は、毎回3〜5円分お金を余分に払っていると思ってください。
1回あたりの金額はたいしたことがない金額かもしれませんが、塵も積もれば山となります。
毎日コンビニでお昼を食べるためにレジ袋を購入すると、1ヶ月で60円。
1年間で720円分レジ袋にお金を出している結果になります。
また、購入したレジ袋をしっかりと保管してゴミ出しのために再利用するのであればまだいいですが、そのまま気にせず袋を捨ててしまうのはサスティナブルとはいえません。
もし、まだエコバッグを持っていないという方であればぜひこの機会にエコバッグを購入してみてくださいね。
エコバッグについて気になる方はこちらのサイトを参考にしてくださいね。
◆貯めこみすぎ注意!食品ロスをなくす
食品ロスとは、まだ食べられるのにもかかわらず捨てられてしまう食料のことを指します。
日本では、毎日国民一人あたりお茶碗一杯分の食品が捨てられているといわれています。もちろん、まだ食べられるのにもかかわらずです。
普段から食に困っていない方であっても、食べられる食材をそのまま捨てていると考えると、とてももったいないことをしていると思いませんか?
食品ロスが多くなってしまう原因には、「賞味期限」と「消費期限」の意味をしっかり理解していなかったり、買い込み過ぎがあるといわれています。
・スーパーなどで食材を購入する際には、安いからといって必要以上に買わないこと
・食べられる部分を捨てるのではなく調理の段階で工夫する
・賞味期限と消費期限についてしっかりと理解しておく
ということもサスティナブルライフの一環。
少しでも心当たりがある方は、まずはもったいないという意識から食品ロスをなくすように心がけてみましょう。
心当たりがない方も、今一度自分の食材の使い方を振り返ってみたり、食品ロスがないような習慣をそのまま続けていってくださいね♪
◆マイ箸やマイボトルを持ち歩く
マイ箸やマイボトルを持ち歩くということも、立派なサスティナブルライフの方法のひとつ。
日本は食事をする際に箸を使うシーンが多いですが、コンビニやテイクアウトなどでもらうお箸などは割り箸ですよね?
日本の割り箸の消費量は190億膳といわれており、2万棟の家が建てられるほどの木材を使用しているんですよ!
コンビニでお弁当を購入する際にもマイ箸を持ち歩いて割り箸を断るだけでも、割り箸の消費量を減らすことができます。
また、マイボトルも同様です。
カフェなどではタンブラーが販売されていますが、普段からマイボトルを持ち歩くことで節約になりますしプラスチックタイプの容器を使用せずに住むので環境保護にもつながります。
マイ箸についてはnoteでも詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
サスティナブルライフのハードルは低め!すぐ実践してみよう
いかがでしたか?
今回はサスティナブルライフとはどういったことなのか、サスティナブルライフを日常に取り入れるのにおすすめの方法について中心にご紹介いたしました。
私たちの生活は今後さらに変化していく可能性があります。
そのためにも、できることからコツコツとひとつずつ行うことがとても大切です。
ぜひ今回の記事を参考に、少しでもサスティナブルライフを日常に取り入れてみてくださいね。
《参考サイト》
・デンマークで学んだ、今日からできるサステナブルな暮らしのアイデア3選
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