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『地球の限界』を考えてみよう。それは・・・(1)

今朝、遅めの珈琲を飲みながら『地球の限界』という本を手に取った。
多くの書籍、環境改善の有益なサイト上の記事など、多くの皆さまと共有して、「地球の限界」を考えましょう。 

地球の限界ー河出書房出版
  • 2020年代はアースショット(地球の視点で考える)構想

  • 目標は、地球の生命維持システムを安定させること

  • 10年前に初めて、がけから落ちることを防ぐための防御フェンスをどこにつくるべきかを推定することができた。これが「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)。人類が豊かな未来を手にするための、地球の安全な機能空間が科学的に定義された。

  • 6つのシステムで転換が必要だ。

  • エネルギー、食料と土地、格差と貧困、都市、人口と健康、テクノロジーこれらのシステムの転換は十分に可能であると考えている。
    次の4つの肯定的な力が働いているから。
    (社会運動・政治的勢い・経済的推進力・技術革新)

  • アースショット構想は、安全で安定した地球に戻す方法を見つけ出し、そ れにむけて導くこと
     
    プラネタリー・バウンダリー(地球の限界) 

プラネタリーバウンダリー 

 プラネタリー・バウンダリーが世界経済の環境面での天井を表しているとすれば、反対方向にはエネルギー、水、食料、健康、教育、所得と仕事、平和と正義、政治的発言力、社会的平等、男女の平等、住居、ネットワークの12項目を十分に手に入れられるかどうかという社会面での床も同じように存在すると考えた。「ドーナツ経済」はいま、経済学の正統派になりつつある。
 
・ドーナツ経済の活動の場でのルール 

ドーナツ経済

1) 変革や激動の時代には、回復力のある人々が回復力のある経済をつくる
2) 天然資源を再生する
3) すべてを循環させる
4) KIDSS(共有経済)を成長させよう
 
・「グレート・リセット」 

グレートリセット
  1. より公平性のある市場を目指し、かじ取りをしていくこと。

  2. 社会や経済が停滞する中で、システムを変革するために新しく拡張された
    投資プログラムを活用すること。

  3. 第四次産業革命のイノベーションを活用した上で、公共の利益、特に健康と社会的課題に取り組むことです。
    (解説)
    より良い成果をもたらすには、教育から社会契約や仕事に至るまで、私たちの社会と経済のあらゆる側面を刷新するために、世界は共同で迅速に行動しなければなりません。米国から中国までの全ての国が参加し、石油やガス、ハイテク産業まで、すべての産業を変革する必要があります。私たちに今必要なのは、資本主義の「グレート・リセット」です。
     
    ・アースショット構想の使命

アースショット

 科学は、現代世界の経済基盤を10年から20年の間に根本的に変える必要があると訴えている。
 今後10年間に必要な6つのシステム変革を設定した。具体的には持続可能な開発目標を2030年までの間にプラネタリー・バウンダリーの範囲内で達成し、その成果を2050年まで、そしてそれ以降も維持していくこと。
 ・プラネタリー・スチュワードシップ
(責任ある地球管理)
 
・アースショット経済学
1) 市場を再構築すること
2) 長期的な経済計画に立ち戻ること
 
私たちの研究では、30年以内に安定した状態を実現できることがわかっている・・・と言っています。
 
【お願い】出版されている書籍、様々な記事も、多くの皆さまにもお読みいただき、共有することで、
私たちの住む「地球の限界」を考えることにしたいと考えました。関係者の皆さま、転用をご容赦ください。
ご迷惑をおかけしている場合は、お手数でもご一報ください。最優先で対応させていただきます。

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