これはまだゴミじゃない、と思う価値観は残していきたい
有料記事ですが、とてもいい記事を見つけました。
#日経COMEMO #NIKKEI
サントリーが不用品として処理していたコーヒー豆の麻袋を、座間市に譲渡し、住民が枝や落ち葉を捨てる時に使ってもらう。という取り組みです。
これまで、座間市では、住民にプラスチックの袋に枝を入れてもらって回収していたそうです。
この取り組みのメリットは、
サントリーがゴミとして捨てていた麻袋が活用され、サントリーの処理費用が浮く。
麻袋で回収した枝は袋ごとバイオマス燃料に再生できるため、袋が無駄にならず、作業員が袋から出す作業やプラ袋の処理も不要になる。
とってもエコで効率的ですよね。しかもエコというだけではなく、ゴミの回収や分別をしている人の手間が省けるというのが何より素晴らしい。
こういう取り組みがどんどん進めばいいのに、と思うのですが、実現には「廃棄物処理法」の壁があって、企業は事業で出たゴミを正しく処理して費用を払う義務があり、安易に他人に譲れないそうなのです。
今回、この麻袋は「ゴミではない(価値あるもの)」と判定されたそうです。ゴミじゃないから廃棄物処理法には引っかからない、というわけです。
我が家には、昨年末に「これはもうバスタオルとしては使えないね」とされたタオル類が「ぞうきん用」としてストックされています。
子どもが学校に持っていくぞうきん(学期始めに必ず2枚所望されます)も、そのタオルを縫って作ります。
最近は100円均一にも「ぞうきん」は売っていて、それを持たせている人も多いと思いますが、ぞうきん=家にある古いタオルで作るもの、という価値観はもう古いのでしょうか?
比較的個人でも取り組みやすいのが「目標12」ですね。
古い日本の価値観かもしれませんが、私は、引き継いでいっても恥ずかしくない価値観だと思っています。