オランダの健康保険とホームドクターを申し込む
こんにちはhiroimonoです。
さてわが家はオランダに来てはや1ヵ月半がたちました。
幸い前回かいたように家も決まり少しずつ家具も揃って落ち着いてきました。
さて、オランダでは日本と同様に健康保険が加入必須です。
今回、自分で調べて申し込みましたので手順を残しておこうと思います。
比較につかったサイトもいくつか載せておきますのでこれから見直しを考えられる方のご参考にもなれば幸いです。
健康保険はどう選んだ?
結論→条件を入れて値段できめた。
VGZという保険会社の月額98€/人プラン。
夫婦、年間で2352€(約34万円)。*子供は無料
条件はオプションなし、自己負担額MAX(885€)、以上!
*後日談1(11月25日)
保険会社によるかもしれませんが保険開始が確定したのは、SVB(保険庁)の調査書を提出した後でした。こちらにDigiDでログインして保険調査という項目から必要事項を入力し、調査結果を受け取ります。
その入力項目には個人事業主である証明としてKVK番号や書類をアップする必要があります。つまり個人事業主ビザが正式に取得できた後、加入が認められるということです。保険の開始日はビザが下りた日にさかのぼって開始さます。我が家は11月13日スタートでした。
https://www.svb.nl/nl/
適当に見えますがオランダは基本保険の内容はどこも同じ保障内容であること、最初は1年目はどれくらい病院(歯医者)にいくかなどオランダの新生活が見えない。またわが家は子供の歯科矯正を考えている。このことから最安のもの、最大の自己負担額で比較して決めて、12月に見直すことにします。
*後日談2(2022年12月)
基本保険での最安は毎年変わります。毎年11月末あたりから12月31までに新しい保険会社に契約すれば次の会社が元の保険解約手続きをしてくれる仕組みです。年内に次のところが決まらなければ自分で12/31までに解約だけしておいて、1月末までに次のところと契約すれば良いみたいです。
こちらは2023年の最安基本保険TOP3となります。
オランダには保険の種類(おそらく3-400種類)はあるようで、比較サイトで条件を絞っていくと簡単に絞り込めます。
つかった比較サイトは以下④つ。
https://www.consumentenbond.nl/
手順は簡単で最初に自分の誕生日、保険加入したい家族構成を入力、
ついで自己負担額を選びます。
あとはトッピングとして歯科矯正をつける、提携病院でなくても補償が受けられる、契約後すぐ有効、などオプションを選んでいけばできあがり。
作業自体はこんなもんですが、実際に自己負担額という考え方を理解して進めていく必要があります。
健康保険に入るために最低限しっておくべき医療制度。
オランダの医療費は自己負担、しかし年間を通して一定額を超えた分は保険でカバーされるという仕組み。
この一定額とは385€(約5.4万円)から885€(約12.3万円)まで自分で選べます。当然ですが自己負担額が大きいほど保険料は安くてすみます。
(18歳未満の子どもは医療費は親が加入していれば無料付随します)
例えば、ほとんどの軽い風邪や擦り傷程度だと何度か通院しないと5.4万円/人は超えないでしょう。うちは残り3ヵ月の間に5.4万円分も通院することはないだろうと自己負担885€のプランを選びました。
月20€くらいの掛け金の節約ですが年間だと240€、今のレートで33000円くらいの節約になります。
当然385€の保険プランにしても385€(53000円)は自己負担。
とっても大事なのはどのプランを選ぶにせ「ちょっとやそっとで病院に行かないようにすること」これに尽きます。
絶対に病院のお世話にならないよう予防しようと!
日々うがい、手洗い、よく寝る、散歩。
これがオランダの医療保険の削減には最高に効果があります。
余談ですが、医療保険はオランダに住んでから4か月以内に申し込む必要があります。わが家は仮BSN番号がもらえた日にちを住み始めた日として申請しました。
加入を引き延ばしても遡って保険料は請求され、4か月を過ぎても加入しないと役所から手紙が届きます。それでも加入しないと罰金が待ち受けているようです。
オランダはホームドクター制度です
さて、オンラインで申し込みが終わると郵送で7営業日、オンラインなら1日以内に契約書が届きます。歯医者さんも同じくかかりつけの歯科医を決め、矯正などをする場合はそこから紹介をもらい矯正専門の歯科医に行きます。
次のステップはホームドクターを見つけること。いわゆるかかりつけのお医者さん。大きな手術や専門医療はできないけれど、ある程度なんでもできてしまう町医者というイメージ。
家から近いところでGoogleマップでGeneral Practitioner(GP)と入れて検索するとの開業医がわんさかでてきます。保険会社のWebからも提携病院リストがみれるのでそちらからでもOKです。
GPには担当エリアがあって住所が担当エリア外だと登録してもらえません。自分の住んでいる近所の病院を選ぶ必要があります。
GPに登録できるかどうかは電話するか直接訪問しましょう。
僕の家の周りは5件回りましたが移民?の影響か1人の患者の定員が一杯だということで4件に断られました。保険と合わせて早めに病院を決めておくとよいです。
ところでホームドクターというと安心に聞こえますが頼りにならない時もあります。知り合いのお子さんは全身に発疹がでる溶連菌感染症だったのですが、抗生物質の処方はおろかオンラインで診断で十分、寝てれば治るとのことで来院させてもらえなかったようです。(実際に寝て治りましたが。。)
なんでも念のために抗生物質を処方する日本よりも、ある意味このやり方は正しいのかもしれないな・・と考えさせられた出来事でした。
さらにホームドクターで手に負えない場合のみ、大病院に紹介をもらえます。日本のようにいきなり大きな市民病院に行って診察をうけれるほどオランダの医療システムは甘くはないのです。
これまで徒然と書いてきましたが、私はオランダの医療制度はなかなか合理的にできているように思います。日本もこのような制度であれば「熱っぽいから病院へ」や、「シップをもらいに病院へ」など安易に医者にかかることで医療費が高騰する問題を防ぐことができるはず。。。
それでは最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が一人でも多くのオランダ渡航を考えている方に届きますようにシェアいただけましたら執筆者としてこの上なく幸いです。
人生は拾いもの
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