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チャンスの翼はどこまでも自由に広げていい

 私は、自己肯定感とは、「私が私であることに満足でき、自分を価値ある存在だと受け入れること」だと考えています。

「私が私であることに満足できている」とは、どういう状態なのでしょう?

 満足とは、地位やお金、物、人間関係などの目に見えるもの、つまり、「この仕事をしている私」や、「あの人とつきあっている私」「こんな肩書きを持って、これだけのお金を得ている私」に満足しているということではありません。

 「私は何を大切に生きていきたいの?」
 「私はどんな人間になりたいの?」

 その小さな問いかけをいつも持ち続け、その時々で最適だと思う答えを導きだし、自信を持って生きている自分に満足するということです。

 満足は、いったんそれを感じたらおしまいというものではありません。

 時の流れと共に、「自分は何を大切に生きているのか?」「自分はどんな人間になりたいのか?」という問いへの答えが少しずつ変化していくように、満足感も、絶えず形を変え、変化していきます。

 この「変化」が、人生に彩りを与えてくれます。

 そして、その変化に柔軟に対応できたとき、人は、自分という存在に満足感を覚え、「自分は勝ちがある存在だ」と受け入れることができます。

 変化に柔軟に対応するのは、難しいことでも、大変なことでもありません。とても楽しいことです。

 何が起きても身軽に受け入れ、チャンスの翼をどこまでも自由に広げ、既存の枠組みをひょいっと飛び越えて、次から次へと新しい発想、新しい行動を生み出していくのは、まるで夢中になって遊ぶ子どものような感覚です。

 その遊び心が、自己肯定感というものの正体なのかもしれません。
 

 素直に、無邪気に、純粋に、何が起きてもまっさらな心で受け止めていきましょう。そこから柔軟性が生まれ、心はもっと前向きになります。

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