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【vol.13】バーチャルウォーターって!?

最近、とある理由でSDGsゴール6「安全な水とトイレを世界中に」について、いろいろと調べていたのですが。。。

その中で、(今さらで恥ずかしながらですが)初めて知った言葉があるので、自分自身のためにもここでアウトプットしようと思います。

バーチャルウォーター

◆バーチャルウォーター(仮想水)
食料や畜産物を輸入する消費国が、自国でそれらを生産すると仮定した時に必要となる水の量を推定したもの

すなわち、”見えないけど、それをつくるときに使った水”のことをいいます。

いまの日本では、普段の生活で””に困っているという人はほとんどいないでしょう。

しかし、水そのものではなく、”食料や畜産物”に目を向けるといかがでしょうか?

「十分な量を自国だけで賄えている」と言えるでしょうか?


実際、かなり輸入に頼っているところがありますよね。

とすると、仮に食料や畜産物を自国で生産するとしたら、本来はもっと水が必要になっているはずなのです。

例えば、1kgのトウモロコシを生産するために必要な灌漑用水は1,800リットルで、さらに牛はトウモロコシなどの穀物を大量に消費して育つため、牛肉1kgを生産するには、その約20,000倍の水が必要とされるそうです。(!!)

すなわち、食料自給率が約40%の日本は、割と大きく「海外の水に依存している」ということができます。

実際、2005年には、日本は海外から約800億㎥ものバーチャル・ウォーターを輸入したと推定されました。(どれだけの量なのかイメージがわきにくいですが。。。)

こういったことを考えると、水が自由に使えることを「当たり前」とは考えずに、大切にしないといけないですよね。


また別の記事で書こうと思いますが、最近は”海洋プラスチック”の問題もよく取り上げられており、「綺麗な水を保つ」ということがより大切になってきます。

個人でもすぐにできるアクションとしては、

●ゴミをポイ捨てしない
●川の付近や海岸のゴミを拾う
●家庭の排水溝に流すものに注意を払う

まずはこれだけでも、水を汚さないようにする配慮になるかと思います。

また、

●水の流しっぱなしをやめる
●食器を洗う際に過剰なすすぎをしない
●洗濯機の使用回数を減らす

このような日常生活においてのちょっとした意識でも、水の使用量を減らすことができます。

他には、

●食料は輸入品より国内産(さらに言えば地元産!)のものを選ぶ

これにより、安定して国内産のものが消費者から選ばれるようになると、それを生産している農家や畜産業の方の収入も安定し、生産が継続されて、日本の食料自給率の底上げに多少なりともつながるのではないでしょうか?


さらに、私も名刺で使ったりしていますが、

LIMEX素材のものを使う

これも一つの解決策になると考えられます。

LIMEX(ライメックス)は、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料です。日本で生まれたLIMEXは、紙・プラスチックの代替製品を成形可能です。
https://tb-m.com/limex/about/

このサイトには、

2050年には世界の40%の人が水ストレス、すなわち水不足に直面すると言われている(!!)

という恐ろしい予測の動画が掲載されています。

これから水の需要の増加と供給の減少が予想されます。
というのも、世界の人口がすごいペースで増えているため、水を必要とする人の需要は増え続けます。

それに対して、自然災害などが多発しているため、豪雨などで水が増えたとしても、「安全な綺麗な水」はどんどん減っていってしまう可能性が高いと言われています。

あと30年後ぐらいに日本でも水を巡った争いが起こる。。。
そんなことは考えたくないですが、遠くはない将来の水不足問題の解決に資するため、このLIMEXで紙をつくることにより、本来は必要な”水”を節約でき、さらに”木”も使わなくてよいため、多くの資源を守ることができます。

※実際、私の使っているLIMEXの名刺には、
1箱(100枚)で10リットルの水を守ります」と書かれています。

このLIMEXを使っていろいろな商品がつくられ始めているようですので、また別の機会で取り上げようかと思います。

最後に、この”安全な水”が途上国において確保できると、

・不衛生な水の摂取がなくなる
・女性や子どもの水汲みの仕事がなくなり、学習できる時間がつくれる

これによって、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」、ゴール4「質の高い教育をみんなに」という目標への同時解決にもつながります。

さて、今回は(いつも?)特に自分自身の学びの定着のために書きました。

是非、この”バーチャルウォーター”という言葉が広がり(もうみんな当然に知っているのかな?)、みんなが「SDGsゴール6」を意識して、自分たちの未来、そして将来世代のためにも、””をもっと大切にできたら。。。

そんな風に思う今日この頃でした☆


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