【フェスレポ】GR8FEST. day 1 2020.10.10
神奈川から日帰りで遥々大阪へGR8FEST.(https://www.gr8fest.com)に参戦しに行ってきました。
このフェスは、各地でフェスを主催する8つのバンド(SHANK、MONGOL800、SiM、10-FEET、HEY SMITH、Fear, Loathing in LasVegas、氣志團、ROTTENGRAFTY)が大阪城ホールにて一堂に会し、コロナ禍の中感染防止のために万策を講じた上で行われたものである。
私は初日に参加し、SHANK、MONGOL800、SiM、10-FEETの4バンドの演奏を聴いた。
新型コロナウイルス感染防止のため、観客は演者と一緒に大声で歌ったり声援をかけたりすることは一切禁止。その中でオーディエンスは手拍子等の身体の動きを通じて、どれだけこのフェスを、ライブ音楽を楽しみにしていたかを表現していく。
それに呼応するようにして、アーティストの演奏にも熱が入る。
「今はこんな感じ(観客が声を出せない)だけど、これに慣れるつもりはないから、いつも通り「歌え!」って声かけるぞ」(SiM Vo. MAH)
「全部俺らに任せろ。ちゃんとお前らの声聞こえてるから」(10-FEET Vo&Gt. TAKUMA)
観客も演者も、それぞれに様々な思いを抱きながら、今この瞬間を最高の時間にするべく全力で臨む。今まで抱えてきた我慢や不満、全てを放出するかのように歌い、踊り、大阪城ホールを揺らしていく。
とてつもなく幸せな時間だった。やはり自分は生の音楽を愛してやまないこと、こういった瞬間のために生きているのだということを思い出させてくれた、素晴らしい体験になった。
この世の中がいつ元に戻るか、そもそも元に戻ることがあるのか、全く分からないが、それぞれの時、それぞれの瞬間を一生懸命に、全力で楽しみに行きたい、そう思わされた時間になった。