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2.中小企業の半分は赤字企業?

先日、とある経営指標を見ていたところ、中小企業の約半分が赤字であることを知りました。
詳しく見てみると、令和6年の黒字企業割合が53.5%。なので裏を返すと約半分が赤字企業ということ。
更に調べてみると、国税庁が出しているデータでは約65%が赤字企業であるというデータを出していました。

最新の「赤字法人率」、過去最小の64.8%に低下 最小は佐賀県、コロナ禍が地域や業種の明暗分ける-東京商工リサーチ
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198653_1527.html

赤字割合は前年と同率の46.5%ですが、1人当り人件費が2年連続増加し、短期借入金が昨年よりも増加していました。また経常利益が3年連続増加と復調の見込みが出てきているとはいえ、赤字企業が半分というのは多いですよね…

中小企業は1人オーナーというケースが大半を占めるので節税目的で意図的に赤字にしている企業もあると思いますが意図的に赤字にしていては企業を安定的に伸ばすことはできません。
また昨年対比で経常利益は増えているけれども、借入の返済額より利益額が少ないという可能性も十分にあるので、PLだけではなくてBSの管理が重要なんですよね。

ちなみに法人登記をすれば誰でも会社は興せるので、決算書が見れなくても構わないし、マーケティングがわからなくても構わないし、人材教育の仕方がわからなくても構わない。その現状が約半数以上の赤字企業を産んでいる根本的な理由でもあると思います。

これを野球に置き換えると、バットを一度も振ったことがないのに野球の試合に出るようなもので、そんな怖い話が社会では存在しているんです。

ド素人社長はド素人社長らしく、基本を学んで現実を真摯に受け止め、自分の今打てる戦略でジワジワ攻めていくのが唯一の安定的な経営を生み出す方法ではないでしょうか。
社長たる者、常に学び続け、必ずそれを実行に移す習慣が必要だと思います。

何事も吸収して日々勉強して、少しでも世の中に貢献していきたいですね。

次回noteは、赤字会社の黒字化方法について私の実体験を踏まえて公開します!

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