Furnace TrackerをDn-FamiTrackerの操作感に近づける
先日超強力マルチシステムチップチューントラッカーことFurnace Trackerを導入したのですが、キーコンフィグや挙動が普段使用しているDn-FamiTrackerと結構違い操作しにくかったので設定を色々変更したのでメモしておきます。
General設定
Move cursor by edit step on delete
Delキーで削除した時にカーソルが1段下がります。
デフォルトだとBSキーで削除した時には1段上がるようになっていますがDelキーだとカーソルが移動しないので変更しました。
Change order when scrolling outside of pattern bounds
マウスホイールで現在のパターンを超えてスクロールした時にそのまま前後のパターンへ移動します。
ただしオーダー(FamiTrackerで言うフレーム)が最上段/最下段の時には回り込んで移動できないのでそこはちょっと不便かなと思いました。曲を再生している時はちゃんと頭に戻れるのでスクロールでも移動させてほしかったかも。
Move cursor to end of clipboard content when pasting
ペーストした際に貼りつけ終わりの段までカーソルを移動します。
FamiTrackerではこの機能はオフですが、M8Trackerがこの挙動なので個人的な好みでオンにしました。ドラムパターンを連続でペーストする時にこの方が便利だと思います。
Wrap pattern cursor horizontally⇒Yes
カーソルがパターンを超えた時、横方向に回り込みます。
Yes, and move to next/prev patternを選択すると、パターンを超える際に上段/下段に移動した状態でカーソルが回り込みます。
Wrap pattern cursor vertically⇒Yes, and move to next/prev pattern
カーソルがパターンを超えた時、前後のパターンに移動する
Yesを選択すると、同一パターン内で最下(上)段から最上(下)段へ回り込むようになります。
Allow dragging selection⇒Yes
選択範囲の内容をドラッグする事で移動させる
Yes (while holding Ctrl only)を選択すると、Ctrlキーを押しながらドラッグした時だけ選択範囲が移動します。
追記:知らない間にドラッグされるのかノート1個やエフェクト1個だけが意図せず段ズレしている事がかなり多かったのでwhile holding Ctrl onlyに変更したほうが無難かもしれません。
Keyboard設定
Global hotkeys
Previous instrument: Ctrl-Up
Next instrument: Ctrl-down
パターン編集中に音色を変更します。残念ながらFurnaceではテンキーで0~9までのInstrumentを指定できないようなので1つずつ移動しましょう。
Pattern
Go to next order: Ctrl-Right
Go to previous order: Ctrl-Left
前後のオーダーに移動します。これまた残念な点ですがFurnaceはオーダーリストでマウスをスクロールしてもオーダー間の移動が出来ない仕様でした。
これで普段自分が主に使っているDn-FamiTrackerのショートカットキーで概ね同じ挙動をさせることができるようになりました。もしかしたら過去に自分がFamiTracker側で変更してしまった挙動やコンフィグと混同している部分があるかもしれませんが各自で調整してください。
後はSpaceで再生、Shift-Spaceでカーソルから再生、Enterで1段再生、Escで編集モード切替、Aでノートリリースなど自分が普段カスタムしている通りに変更したりしました。その辺りは好みでやりましょう。
欲を言えばエフェクトコマンドがトラッカーごとにちょっとずつ違って戸惑うのでコマンド自体をカスタムさせてくれると嬉しいなと思いました。でもFurnaceはhelp→effect listで常にコマンドリストを置いておけるので慣れるまではそれで頑張ればいいか……。