愛しき白鳥の子…
皆さま、こんばんは。<(_ _)>
最近は、新潟県の佐渡島に住んでいるという地の利を活かし、
トキや白鳥の観察をすることが多くなっています。
昨日は、島随一の湖、加茂湖に住みついた
白鳥のツガイを観察に行きました。
最近では遠目でも、ツガイのどっちの子か
ほぼ一目で区別つくようになっています。(^^;)
男の子のほうの特徴ですが、
①色合いがほんの少しだけ真っ白よりも暗め。
②身体のラインが女の子より少しだけボワッとした印象。
③泳ぐ際の羽の浮かせ方が少し高い。
④女の子よりも全身がほんの少しだけ大きい。
ずっと見ていると、逆にボーッとなって
「どっちの子だったかな…」と混濁することもありますが。(-_-;)
男の子のほうが泳いでいるのを見かけました。
「(お…こりゃ小橋のほうに泳いでくるぞ)」
さっそく小橋まで進み、しばらく待機。
男の子がやってきました。
小橋の上から、音を立てずに愛情一杯注ぐ夜空です。(-_-;)
どんどん近づいてきます。
そして、小橋を通過…あれ、通過しない。(°∇°;)
『(どこにいるかな…(^^))』
小橋の下をのぞきこんでみると、なんとすぐ真下にいる…。
「クゥ~」
かすかなつぶやきが聞こえました。
つぶやきではありますが、全身を震わせるような声…。
自分との距離が2メートル位まで近づいています。
この距離まで近づくなど、まったくの未知の世界…。
こうなると、もはや非言語の世界…。
間近で見ると、やっぱり白鳥は大きい…。
コワがらせないように、自分の動きに最大に神経を使いつつも、
求愛の…もとい、親愛の声をかけようとします。
かろうじて「かわいい~」「ダッコ」の2声だけ小声でかけましたが、
もう愛しさで胸一杯で、言葉がまったく浮かんできません。(-_-;)
4~5分もいたでしょうか…。
夜空の前で、しばらく惜しげもなく
その愛らしい姿を精一杯に見せてくれました。(´;ω;`)
これ以上近づくすべもなく、名残惜しくも今日はここを後にすることに。
「バイバイ…」
戻る際に、遠く中州のほう(推定距離50メートル前後)に
もう一羽の女の子がいました。
何度もゆっくりと手を振り、後にします。
『(彼氏とずっと仲よく暮らすんだよ)』
直接触れ合いたいのはヤマヤマ。
しかし、ご飯をあげるようにならないと、難しいっぽい…。
第一、ほったて小屋の持ち主が食べ物をこの子たちに供してるっぽいし、
だからこそこの子たちが住みついているのだろう。
自分は、小屋の持ち主に感謝しつつ、
愛しのツガイの白鳥を鑑賞することにします。
ただひとつだけ惜しい点が…。
このツガイには子どもがいないようです。
子どもがいたら、⇩みたいな姿を見れるのかもしれませんが、
そこまでは望むまい…。(-_-;)
このツガイが末長く静かに暮らすのを見届けようと想います。
ありがとうございます。<(_ _)>