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古楽のロマン:作曲者不詳「シチリアーナ」
前回、バッハの「哀しみのシチリアーナ」をアップしました。
シチリアーナと聞くと、多くのクラシックファンは「フォーレのシチリアーノ」を思い浮かべるかもしれません。
ところで、シチリアーナでどうしても心に焼きついて離れない曲がもうひとつあります…。
それが以下のやつです。
本当に心に染みて忘れられない主旋律です。
何というか…魂に直接響いて来るような感覚…。(ノ_・。)
バロック以降の音楽にはない純粋さと言うか…。
16世紀に伝承されていたと言うので、時代的にはルネサンスのようです。
しかし、何と作曲者が不明…(´;ω;`)
不勉強で、バロックリュートとルネッサンスリュートの区別も明確にはついてませんが、おそらくルネッサンスリュートによる演奏だと思います…。
作曲者不明な以上、楽譜とかも残ってないのかも…(ノ_・。)
あの時代は紙が法外に高かったんでしょうか。
本一冊を入手するためにブドウ畑を売ったなんていう話も聞いたことがあります。
曲を記した楽譜なんて、ルネサンスより前の音楽ではほとんど残っていないのでしょう。
でも、この曲の場合、たとえ作曲者が不明でも世に知られただけ良かったと思います。
古楽の発掘は、追求し始めるとすごいロマンあふれる分野なんだと思います。
今は亡き皆川達夫先生とかを思い出します…。
読んで頂いてありがとうございます。<(_ _)>