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久しぶりの子たち


もう8月25日以来、
愛しの白鳥のツガイを見かけなくなって1ヶ月半が過ぎていました。

実はこの子たちが今年の狂気の暑さに耐えきれず、
旅立ってしまったかもしれない予感をかすかに抱いていました…(T_T)

ジュリーの「Love(抱きしめたい)」の旋律が浮かぶようでは…
たしかこの曲、
冒頭は「抱きしめたい 抱きしめたい …」で始まりますが、
最後は「さよなら さよなら~」で終わる歌謡曲でしたから…(-_-;)



先日の土曜日に、湖に足を運んでみました。
すでに、在りし日の子たちを懐かしむモードに半分なっていました。

掘っ立て小屋の周囲にいないことを確認し、
公園を通って橋の方に行きます。

途中、シラサギ・アオサギ・カモ・ウミネコたちが出迎えてくれます。
手を振りながら橋まで来ました。

すると100メートルほど川の上流に、
見慣れた2つの白い姿がぽつんと…(;゜ロ゜)
白鳥は普通の鳥類よりひとまわりも大きいので、
この大きさでハッと氣づきます。

胸にぶら下げていた双眼鏡で観察。

「(いたっっっ!!)」
見ているうちにブワッと涙が…(-_-;)

ジイジゎ随分しんぱいしていたんだ…(・・、)
しかしジイジって…
肉体だけゎジイジでも、感性ゎ子どもとあんま変わらんかも。
およそジイジにほど遠い氣がする…(--;)

逆のパターンなら女性にかわいがられる可能性が…ないかしら…(^▽^)

それはそうと、よくぞ元気でいてくれた…(´;ω;`)
いてもたってもいられず、この子たちがいる上流の方に歩いていきます。

かけがえのない子たち。
瓢湖で何百羽、何千羽の白鳥たちを見るのも絢爛豪華でいいけど、
二羽しかいない子たちの存在は途方もなく大きい…


「元気か…心配したよ…よく元気でいてくれたよ…」
女の子のほうがそばに寄ってきてくれました。(^^)
二羽は以前よりひとまわりやせた感じがしました。


このあたりで二羽ゎのんびりとくつろぎまくっています(^^)
男の子と女の子、両方の子がノドをかすかに鳴らす音を聞きました。
実はこの子たちが本気で鳴くのをいまだに聞いたことがありませんが、
どういう声質か何となく想像しました(^^;)


ここのところ、男の子ゎ素っ気ないそぶりです。(-_-;)
草をハムハムしたまんま…
夜空も今年くらいからゎ女の子のほうを抱きしめたくなっているので、
そういうのが伝わるんかしら…(;´Д`)

至近距離で写真を撮ろうとしたら…
まったくピンぼけで焦点が合わないっっ!!
Σ(゚□゚;)
「な、なんでやねん…(´;ω;`)」
撮影は断念して、両の目で女の子をしっかりと焼き付けます。

…この時に氣づきました。
目の周りにわずかなシワが…(-_-;)
やはり意外とトシとってるんかしら…
人間にたとえると、おそらく40代後半~50代くらいに感じました。
(聞いた話では、ずっと以前にヒナがいた時代があったそうです。
その時期を見たかったな…)

40代で思い出しました。
東京都内の書店で背広を着た60代後半とおぼしき品のいい男性が、
「40代妻」のエロ本を5~6冊まとめ買いしていたのを…。

…そんなん思い出してどぉすんのっっ!!(゜Д゜;)

それはそうと、この子たちのそばでじーっとたたずみながら、
周囲と同化すること10~20分…。
ふたりとも盛んに草をハムハムしています。
まるで酷暑で消耗しきった体力を少しでも回復させようとするように…。
やがてふたりはさらに上流に向かい始めました。


やがて上流に向かい始めた二羽。
万感の想いを込めて見送っています…


「ずっと元気でいるんだよ♪」

その念が通じたのか、女の子はオシリをピンピン振りました。(^^;)


よくぞ今年の狂気の暑さに耐えきってくれた…
姿を見れずにあと1ヶ月もしたら、
こんな思いを強く抱いたかもしれません。
「キミたち…やっぱりあの暑さに耐えきれなかったんだね…
ヤツらの最後のあがきにやられた…
俺たちが必ずカタキを取るよ。
今度生まれ変わったら思いきり一緒に暮らそうね」などと…。

現に、こういう想いを抱き始めていたところでした…(-_-;)

でも、生きていてくれたとは言え、今年の夏の酷暑ぶりは
冬鳥には耐えがたいものだったと思われます。


何にせよ、この子たちをはじめとして、
生きとし生けるものが幸せに暮らせるような世の中にせねば…


そんな想いを新たにしました。


ありがとうございます。<(_ _)>

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