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平行陣は果たして有利なのか
テニススクールで平行陣の練習をして、
実際にやってみたら全然ポイント取れないし、
慣れない陣形で一気に難しくなった・・・
そんな風に思ったことありませんか?
その気持ちよく分かります。
「ストロークの方が自信あるのに
なんでダブルスになると
ネットに出ないといけないんだろう。」
と私自身思っておりました。
そして1つの疑問が生まれました。
「ストロークが強いプレーヤーばかりいるなかで
平行陣は本当に有利なのか?」
今回は平行陣の目的やメリットをおさらいし
現代テニスの背景を踏まえたうえで
本当に平行陣が有利なのかを検証します!
この記事を読むことで
・単に平行陣を作るだけでは決まらない理由
・平行陣でポイントを取るために必要なこと
ご理解いただけます!
特にスクールで平行陣を習いたての人
に読んでいただければ幸いです。
①平行陣の目的・メリット
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平行陣とは
後衛の選手がネットに近づいてポジションを上げ、
2人が協力してネットプレーで戦う
ダブルスのフォーメーションです。
相手ペアに対して攻撃的なプレッシャーをかけることを目的に使用します。
〈並行陣のメリット〉
— 【教えないテニスコーチ】こみー (@sct_tennis_komi) January 2, 2024
・攻撃範囲が広がる
・ストローカーへの牽制
・心理的プレッシャーをかける
一定のボレー力が前提ですが、
メリットを理解して並行陣を活用しましょう👍
平行陣のメリットはオフェンス場面で発揮され、
ブライアン兄弟を代表とした
ダブルスのトップ選手も採用しています。
ネットプレーは
コートのどこでも簡単に狙えるうえに、
ショートポイントを取りやすいため
体力的な負荷が少ないです。
このような利点からダブルスプレーヤーの多くは
いかにネットプレーでポイントを取るかということに注力してます。
つまり「平行陣を作れれば有利」
というのが常識になっていました。
・常識とされたことが覆されきている・・・
「平行陣を作れれば有利」
のはずなのに勝てなくなってるのも事実です。
現代テニスの変化は凄まじいため
常識とされてることが覆されてきています。
ダブルスで勝つためには
現代テニスの背景をしっかりと理解しましょう。
そのうえで「平行陣は本当に有利なのか?」を
改めて判断してください。
結論としては「平行陣は有利」です。
しかし、抑えておくべきポイントがあるので
ここからしっかりと読み進めてください。
②現代テニスはやっぱりストロークだ。
近年のラケットやストリングの進化は著しく
非力なプレーヤーでも容易にパワーが出しやすく、
スピンも掛けやすくなってるため
パワーと安定感を両立させたストロークが
コツさえ掴めば誰にでも打てるようになったと言っても
過言ではありません。
ストロークはラケットをスイングする分
ボレーより疲れやすいですが、
ストロークの方が威力を出しやすいため
ラリーが長引けば
ストロークの方が有利といえるでしょう。
実際にネットプレーで組み立てるブライアン兄弟に対し
スペインペアが2バック陣形でストロークで対抗する
解説付きの動画があるのでご覧ください。
こちらの動画でも言及されてる通り
ダブルスの正攻法は常に変化しています。
③効果的に平行陣を使うべき。
平行陣を使う前に
「現代テニスはストロークが有利」である背景を
頭に入れておきましょう。
「平行陣作ればポイントを必ず取れる!」
と盲信してはなりません。
まずはストローカーに対して
どれだけ優位性があるのかを見極めましょう。
平行陣を成功させるための方法は
次の記事で解説しますのでそちらをご覧ください。
(記事完成次第リンクを添付します)