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独自性とは
独自性ってなんでしょう。
ググると
独自性とは、他にはない固有のもの。独自の要素
と出てきます。
一般的に独自性って、魅力や価値として
捉えられていることが多いかなと思います。
それって、なぜなんでしょうか。
わたしたちって既にそれぞれが独自過ぎる存在なので、
ことさらに独自性を外に求めるとか主張する必要って無いはず。
でも、独自性あるとか、オリジナリティある、っていうことばは
上位互換っぽく感じさせちゃうとこがあります。
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自分にないものを求めたくなる、あこがれる性質はあると思うのですが、
自分がすでに独自なハズなのに、
更に外に求めるのはどうしてなんでしょう。
自分が相当にオリジナリティがあって
唯一無二だって知ってても、
私自身も含めて、それをしっかり腹落ちして認める勇気がなかったり、
自信がもてなかったり、
あるいは、いま出すとちょっと衝突しそう、とか
はたまた、そこまで自分はオリジナリティ無いし、
なんて控えめになりすぎたり。
難しい心持ちになるときがあります。
そうしたときに、ちょっとよそから手助けしてもらえたら
背中を押してもらえたら、このままでいい、もっと出していい、って
少し自信が持てるのかも。
あるいは独自性をさらに表現することができるのかも。
一歩前に出る勇気が出るのかも、って思ったりするのかもしれません。
その、独自性を表現する手助けって、どこに求めるのでしょう。
常にcheer upしてくれる信頼関係の構築できている人が身近にいれば、
そんな幸せなことはありません。
でも、いつもいつもそんな人が近くにいてくれるとも限らなくて。
自分が自分らしく在るために
自分自身でいることは、健やかに生きていくのに
絶対的に必要な力。
そんな自分を、自分らしいと感じさせてくれる、
自信を持つ手助けをしてくれるモノやコト。
あるいは、自分だけが分かる独自性のお守りを持つこと。
そんな存在に助けられた経験がたくさんありました。
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私はファッション業界が長かったこともあって、
ファッションの力を知っているし、信じています。
アウトフィット(洋服)を選ぶだけで端的に自分の意思表示が
できるのがファッションのすごいところ。
そうすれば、身にまとう服装で、自分らしさや
表現したい自分が分かりやすく外に見せられる。
そして、ディテールに凝る余裕があれば、
ジュエリーでさらにもう一押し。
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スクリスタは、自然をモチーフにした天然石のジュエリーを
提案していますが、スクリスタが独自なのは、
いままでにないものを、という信念でものづくりをしていること。
そして、それが、みなさまの個性を引き立たせる一助となりたい、
と思っています。
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ただ、ジュエリーというジャンルにおいて
ほかには無い、って結構難易度高いというより
ほぼ無理難題に近いこと、なのです。
というのも。
ジュエリーの歴史は、有史以来、
ありとあらゆる素材とデザインの組み合わせが試され
着用され続けてきた歴史でもあります。
それこそ、人類最初の「ジュエリー」は、入れ墨とか、動物の骨とか。
太古の昔から、人は自身を装飾することで、
そこに意味合いを見出してきました。
生きていることで必死な時代には、護符のような意味合いや、
大切な子供を守るための願いを込めたものもあったそうです。
そして、知識や技術が進んで、貝殻や鳥の羽根、鉱物も
取り入れるようになり。
だんだん複雑な装飾品も作れるようになって。
それが身を守るための護符の意味合いだけでなく、
仲間意識(仲間で同じ装飾品を身に着ける)の証、
地位や職業を表したり、あるいは純粋な楽しみのためにも。
生活に余裕が出てきたんですね。きっと。
現代でも宝石と認識されている鉱物が用いられるようになったのは
クレオパトラのエメラルド好きは有名ですね。
エジプト文明では、ラピスラズリやターコイズ、カーネリアンの
宝石の色がなんらかの意味を表していたそうです。
そしてGOLDも用いられるようになり、
権威や富の象徴となっていきました。
こうやってジュエリーの力に太古の昔からひとは頼ってきたんだと思うと
今も昔も変わらないヒトの気持ちを感じることができます。
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スクリスタのジュエリーは、どれも原石の状態から、
お仕立てする石を選んでいます🪨
なぜなら。
オリジナリティを求めていると、それが必要になるんです。
ルースを用いるジュエリーは、
作り手が制作しやすく、すでに流通しているからいろんな意味で安全で、
手に取ってもらいやすくて、販売しやすいから。
あとは見た目が既にジュエリーっていう既成概念にあてはまってるから、
だれでも理解しやすい。
でも、それは、既にあるもの、どこにでもあるものなんです。
とうの昔にほかの人が身に着けているものであり、
独自性とはならないですね。
(それが悪いとか良いとかの話ではなくて。)
もうちょっと作り手側の話で言うと。
流通しているルースを使えば、
新たなルース(カット石)のデザインや研磨加工の費用もかからず
一般的な石留めで作ることができ、費用は断然おさえられます。
ただその完成したものは既にあるものの域を出ない、
ありきたりなものに他なりません。
既にあるものをいまさらスクリスタが作る必要は全くありません。
去年10月に新しく生まれたスクリスタは、
スクリスタにしかできないことをすることが
ブランドとしての使命だと思っているから。
だから、原石から選んでカットし、お仕立てに至るまでに、
一般的なイメージのものよりも技術も手間も時間も費用もかかります。
でも、それを経ないと表現できない独自性こそが価値だと自負しています。
そして、その独自性をブランドとして真に権利として証明し、
安心してお客様にそれを楽しんで頂くために、
18もの意匠権を取得しました。
(今月11月に新たに2つ、追加で取得できました。)
スクリスタのブランドロンチ以来、
重要な要素にしてきたこととして、
他にはないものを提供すること(=独自性)、そしてそれが、
みなさまそれぞれのご自身らしさを表現することの一助となりたい、
というのがあります。
スクリスタの独自性を安心してお客様に楽しんでいただけるよう
ブランドロンチより前から意匠取得に動いていた理由も、
ここにありました。
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熟練の伝統工芸士が、原石からカット、研磨して、製品に仕上げている
スクリスタのジュエリーは、
相当にジュエリーリテラシーの高い方のためだけの
まるで、アミュレットのような役割を担えたら
と考えながら、日々おつくりしています。
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来年前半に発表する予定の新作も、
実は今年の4月から取り掛かりはじめています。
ひとつの商品を形にするまでに
毎度想定以上の時間がかかってしまうのですが
しっかりと納得した品質と独自性をお届けするために
必要なプロセスだと思っています✨
スクリスタのジュエリーがご自分らしさを表現する
サポートアイテムやお守りになればと思っています。
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